沐浴にベストの高さは85cm!
SOLANINはお仕事で沐浴をしています。
最近はドライテクニックになったから、さほどでもないですが、10年以上前は健常新生児は毎日沐浴するのが日課でしたから、看護助手さんに沐浴槽の洗浄&消毒&湯張りを手伝って貰いながら、ひとりで15~20人くらいの健常新生児を毎日黙々と沐浴したものです。
そうなるとこれは結構な重労働でして、いい加減腰が痛くなってきます。
「えっ?病院の沐浴槽はしゃがみこまなくてもいいじゃないの!ちゃんと高さがあるでしょ?」ですって?
いや。
いやいやいや。
それがね、そうでもないのですよ。
多くの病院が使っているのは●O●O製の脚付きの一体型の陶器製ですが、あれって沐浴槽の縁の高さが床から75cmなのですよ。
150cm未満の小柄な方なら桶かもしれませんが、SOLANINを含めそれ以上の身長の方が沐浴する場合、ヘンな角度に腰を前傾させないと作業がし辛いのですよ。
そのため腰が痛くなること、このうえないのですな。
1人2人の沐浴ならともかく、毎日大勢の沐浴をするには不適切な高さなのですな。
昔から納得がいかないことのひとつなのですが、沐浴槽の高さが75cmって誰が決めたのでしょうね?
多分ですが、沐浴なんて碌にしたことない男性技術者さんなのでしょうな・・・
現場で働く助産師や看護師の意見を採り入れたら、絶対にあの高さは無いと思います。(ブツブツブツ・・・)
一般的にキッチンの高さは85cm以上が快適な作業環境と言われて久しいのをご存知でしょうか?(身長が170cm以上の方であれば、90cmでもよいとされています。)
沐浴槽もキッチンと同じ高さにしたら、腰は痛くならない筈なのです。
それを知っていたので、数年前に勤務先で沐浴槽のリフォームをする話が出た際、SOLANINは作業員さんに「沐浴槽に10cmの下駄を履かせてください!」と強硬に申し入れ、聞いて貰った経験があります。
たった10cmの下駄を履かせるだけで、沐浴槽は滅法使い易くなるのです。
勿論腰が痛くなることもないです。
ご家庭での沐浴はお風呂場でしゃがみこんでされる方がまだまだ多いらしいですが、SOLANINはキッチンにベビーバスを嵌めてする方法を推奨します。
ジャンボシンクでなくても最近のベビーバスはスコ~ンと入りますよ。
底面に栓が付いているからお湯捨てもラクですし。
大抵のお家ではキッチンでお湯が出る筈ですし。
特に奥さんよりも背の高い旦那さんが沐浴してくれる場合や、肩や腰の弱いおばあちゃんが沐浴してくれる場合は、身体の負担や疲労度が全然違いますよ。
キッチンに隣接しているダイニングのテーブルを綺麗にして着替えやバスタオルの準備をしておけば段取りもよくなるし、湯冷めの心配もしなくて済みますからね。
余談ですが、最近流行の洗面所のボウルにシートを張ってするタイプの沐浴グッズ、あれを洗面所で使うのは止めた方が良いと思います。
一般的な洗面所の高さって65~70cmくらいですから、沐浴するには低過ぎます。
SOLANINの勤務先の沐浴槽みたいに、適切な高さ調整をされているなら別ですが・・・
作業する高さで受ける身体の負担や疲労度の違いを体感してみてくださいね。
« 過分泌のお母さんが乳房マッサージを受けると・・・? | トップページ | 乳房にしこりが出来た!その1 »
「☆育児用品とその評価」カテゴリの記事
- 乳房中にどのくらい母乳が含まれているかを測定する機械。(2016.02.21)
- メ○ラ社のソ○ト○ップ®のユーザーさんへ。(2014.12.10)
- アプリの授乳ノートについて。(2014.09.27)
- おしゃぶりを止めるにあたり注意すること。(2014.05.29)
- 前クロス式のおんぶ紐の正しい使い方。(2014.05.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント