乳腺炎の時、乳房を冷やす?温める?
乳腺炎で乳房がパンパン・ゴリゴリになってしまったら、乳房ケアとしてどうしたらいいのでしょうか?
O式のセンセイはたぎったお湯で絞ったタオルで乳房を蒸してからマッサージに取り掛かられます。
数年前に流行した「赤ちゃんの言葉がわかる本」(アメリカで発売されたものを翻訳したものだったかな?)には「乳腺炎の時は温めてね。」と書いてあったそうです。
そのため一時期乳房トラブルのお母さんが受診前に自主的に温罨法をされ、かえってマッサージがやりにくく、治りが遅いことがありました。
乳房カルテのA(=アセスメント)に「例の本を信用して温罨法をしたため、悪化が危惧される。」と何度書いたことか。
O式のセンセイのマッサージは並みの助産師のマッサージとは技量が違いますから、たぎったお湯で絞ったタオルで蒸しても大丈夫なんだと思われます。
(最近流行り?のT式はどうだったかな?)
でも一般人が受診前に自己判断で温罨法をするのは生兵法だとSOLANINは考えます。
では冷やせばいいのか?と申しますとそんな単純なもゃないです。
冷罨法は気持ちいいことが多いのですが、乳房の循環が悪くなります。
冷罨法すると硬結(=しこり)の縮小が若干早い気がしますが、持続的に冷やすと硬結は縮小するものの今ひとつスッキリと治りきりません。
個人的には受診前からじゃがいも湿布をしてほしいと思いますが、どうしても冷やしたければその上から保冷剤で冷やせばいいと思います。
どうしても冷やす時の規準は感覚的なものでしょうが、39度を越えた高熱の場合、搾って手にかかった乳汁がアツアツであることがあります。
そういう場合は冷やしてもいいのではないでしょうか?
反対にマッサージで出した乳汁が冷え冷えしていることもありますね?
そういう場合は発熱していても39度を越えることは恐らくないと思いますから冷やさないほうがいいと思います。
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