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2013年6月11日 (火)

乳頭損傷が増悪する場合は、無理せず直母お休みしましょう。

産科入院中に乳頭が発赤し、ヒリヒリ痛をラップパックして乳頭を養生させることはしばしば起こり得ることですが、上手にラッチオン出来るようになれば、乳頭損傷は徐々に軽快する筈です。
ところが、産科退院後に乳頭損傷が増悪して、発赤どころか乳頭頂全体に亀裂が入ったり、出血してくる方がおられます。
そういう場合は、思い切って頻回直母は一旦お休みにしましょう。
生後何日も経っているのに乳頭損傷が増悪するということは、真っ当な直母をマスターしていないままに退院してしまったことを意味しています。
つまり、根本的にラッチオンから見直さないと、痛みに耐えて直母しても意味がないということです。(多分、直母量も1ケタ~10g台程度しか飲めていないと思います。)

産科退院後に乳頭損傷が増悪するパターンとしては、お母さんが扁平乳頭や陥没乳頭の場合だけではなく、舌が短い赤ちゃん、お口をすぼめて乳頭だけをクチュクチュする赤ちゃん、乳頭を歯茎でガジガジ齧る赤ちゃんは、下手っぴちゃんゆえ、直母の基本の「き」である、乳輪からがっぷりと咥え、乳頭を舌で左右から巻きつけて前から後ろにうねらせるという動作が出来ていません。

直母をお休みする場合、搾乳をして分泌の維持をすることは重要事項なので、していただきたいですが、効果的な乳頭刺激を得られないうちは、分泌量が伸び悩み・・・ということもあります。
搾乳の量が少なくて、ミルクの量の方が多くても、めげないでくださいね。
搾乳やミルクを飲ませる時は、必ずお母さんの人差し指の第一関節と第二関節の間までお口に入れ、指の腹を赤ちゃんの舌に当てがい、吸啜トレーニングさせつつ、口角からシリンジやスポイドの先を入れて補足してください。

健常新生児であっても、直母のラッチオンが上手く出来ていない赤ちゃんに哺乳瓶を使うことは避けたいのですが、どうしてもというのであれば、やはり「母○相○室®」が無難かな?と思います。(その場合、必ず購入先で正しい使用方法の指導を受けるか、当ブログの過去記事等をご参照ください。)
早産児・低出生体重児等で、お口そのものが小さくて、まだ「母○相○室®」を使いこなせない段階であれば、やはりシリンジやスポイドで頑張った方が良いと思います。

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