哺乳瓶の消毒はいつまで?
ミルクや搾乳の補足を哺乳瓶でしていらっしゃるお母さんにしてみれば、一度は心に浮かんだ疑問だと思います。
「哺乳瓶やシリコン乳首の消毒っていつまですればいいのかな?」
抵抗力に懸念のある新生児や入院中の赤ちゃんはともかく、自宅に帰られた健康な赤ちゃんの場合は、瓶哺乳中ずっとというわけではありません。
早くみて拳骨や手に持ったおもちゃを舐め舐めするようになる頃、遅くみてずり這いをする頃には不要になるかと存じます。
「消毒を止めたら雑菌でおなかを壊したりしないかな?」という心配はあるでしょうが、月齢の進みと共に、赤ちゃんはそれなりに抵抗力も身につきます。
哺乳後は速やかに洗剤を使って綺麗に洗って濯ぎ、しっかり乾燥させれば、おなかを壊すような雑菌が繁殖することは、まずもって無いでしょう。
強いて気をつけるとしたら、洗浄に使用する哺乳瓶ブラシ、特にスポンジタイプのものは、雑菌の巣になり易いので、使用後は綺麗に洗って濯いだ後、日光の当たるトコロに干して乾燥させるか、家屋の構造上それが難しければ、除菌効果のある洗剤を含ませておくのも一手です。
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コメント
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エンテロバクターサカザキ菌による、哺乳瓶の再汚染の心配はないのでしょうか?
ミルクの調乳温度は70度以上(場合によっては80度以上)が望ましいとなったのは、サカザキ菌を不活性化させる為ですよね。
サカザキ菌による死亡例は、国内では報告されていませんが、中国で問題になったと聞きました。
もしもの場合に備えて、ミルクを卒業するまで消毒は続けていました。電子レンジ消毒だったので、そこまで苦ではありませんでしたが。
投稿: 色えんぴつ | 2013年6月 5日 (水) 22時23分
横レスで失礼します。
厚労省のサイトには、不活化という用語でありましたが、
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/qa/050615-1.html
不活化ということは、菌が死滅するということですよね。
ということは、調乳の際に適切な温度のお湯(70℃以上)を使用していれば、万が一哺乳瓶の洗浄後ミルクが残っていたとしても、最汚染はないのではないかと思いました。
念のため免疫力の低い赤ちゃんのためにはもっと高い温度の熱湯での調乳をすすめる向きもありますが、こちらはミルクの中のビタミンを減少させるそうです。
話は変わって、、こちらはダメすぎる例ですが、
うちの大雑把すぎる母、約30年前に三姉妹をほぼ完ミで育てたのですが、家では哺乳瓶を消毒したことがなかったらしいです。
武勇伝すぎます。
大雑把が母に似てしまった私は、最強母乳外来がある幸せな時代に出産できたので、当然完母を目指しました。
投稿: 田舎のデグー | 2013年6月 6日 (木) 22時50分
エンテロバクターサカザキ菌についての注意喚起のサイトを見ると、どこも「哺乳瓶や乳首をきちんと消毒する事」とあるんですが…。
ミルク育児をした事のない祖母に、「何で消毒が必要なのか」と不思議そうに言われましたが、仕方のない事ですもんね。
どのサイトかは忘れましたが、「ごく稀に、調乳後のミルクからの感染もありうる」とありましたし、「ごく稀に…」の症例が、わが家じゃ困るので消毒してましたが…。
投稿: 色えんぴつ | 2013年6月 7日 (金) 12時39分
>常識的に考えれば,ミルクの中に多少の細菌がいたとしても,そのほとんどは胃酸で殺菌されるはずです。また,胃を無事に通過して腸管に入ったとしても,今度は腸管常在菌叢がこれらの外来菌の定着・侵入を防ぎます。
哺乳瓶の中にミルクが残っている状態で放置しておけば,ミルクの中でさまざまな細菌が増殖しますが,これはあくまでもミルク(と水分)があっての話です。最低限,水分がなければ細菌は増殖できません。
ですから,普通の食器と同じように哺乳瓶を洗剤で洗い,中を十分に乾かせば細菌は増殖できませんから,それで十分に安全ではないかと思います。
引用が長いのですが、消毒は不要とまでは言いませんがそうカリカリしてソラニンさんを責めなくてもいいのではと思いました。
我が家では、熱湯消毒でした。搾乳した母乳で、たまに飲ませた程度です。
いつまでだったか忘れました。
投稿: さくらまま | 2013年6月 7日 (金) 20時00分
過去記事に横レス失礼します。
田舎のデグーさんが記載されている不活化という用語は菌が死滅することはさしません。
あくまでも、微生物は存在するが毒素を出さない等汚染の要因にならないことを指します。
微生物は121℃ 15分又は20分以上の高圧滅菌又は 180℃ 60分以上の 乾熱滅菌等で死滅することができる(他にもいくつか方法がありますが割愛します)と定義されています。
ですので家庭で実施している哺乳瓶の消毒は汚れを完全に取り除き出来るだけきちんと乾燥してはじめて効果を発揮するものだと思います。
汚れをつけたまま、水分を十分に乾燥させてない状態でつけるタイプの消毒液につけた際は著しく効果がさがると思われます。
また、適切な交換がされていないときも同様です。
また、汚れが付着し汚染されている状況の哺乳瓶(まずないと思いますが・・・)それも電子レンジで加熱したからといってすべての菌が死滅するわけではありません。
あくまでも、きちんと洗浄・乾燥を行ったのを前提に消毒はしないと効果は下がると思われます。
本来であれば、消毒薬等をつくってるメーカーが汚れた場合の除菌率等をもっとわかりやすくユーザーに公表するべきだと思いますが・・・
また、粉ミルクは厚生労働省から70℃以上で調乳するよう指導が出ていますし、私も産院ではそのように言われました。
ただ、ビタミンの破壊等で60℃以下で調乳してくださいという案内が大手ベビー用品店張り出されていた時はびっくりしました。
ですので私もさくらままさんが書かれているようにきちんと洗浄、乾燥をすればそんなに消毒にカリカリしなくてもいいと思いますが・・・
投稿: キティ | 2013年6月 7日 (金) 21時39分
不活化について、
殺菌に近いニュアンスで使われているけど、完全に菌が死滅しているかどうかは分からないというのが、厚生労働省の発言のスタンスだと思います。
不活化という用語は、業界によって意味が異なります。
逆に汚れがたっぷりついていても、十分に煮沸や電子レンジで加熱すれば菌は死にます。
何度のお湯なら十分という一律な結果にはならないことを踏まえての一般的なアドバイスなのでしょうね。
投稿: 田舎のデグー | 2013年7月12日 (金) 03時09分