永久保存版?じゃがいも湿布の作り方。
母乳育児は山アリ谷アリです。
基本的なことを知らなかったばっかりに乳腺炎になってしまうことは、新米お母さんには充分有り得る話です。
また、普段は気をつけていてもストレスなどで発作的に暴飲暴食をして乳腺炎になることもあります。
どうも体質的になりやすいのではないかというお母さんもおられます。
赤ちゃんの飲み方が下手っぴなので、上の子の時は全くならなかったのに、下の子ではしょっちゅうなってしまうお母さんもおられます。(もちろん、その逆もあります。)
ある一定の時期だけなりやすいいお母さんもおられます。
いずれにせよ、乳腺炎は痛いですから、なってしまって激しく後悔し、思いっきり凹みますね。
とにかく早く回復してほしいので、普段勤務先の母乳外来でお仕事しているSOLANINですが、いつもトラブルで受診されたお母さんにお渡しするパンフレットと同じ内容をここで、公開します。
適応)
乳腺炎および断乳の際の乳房の過剰緊満、発赤、腫脹、疼痛、硬結など。
必要物品)
じゃがいも1個、小麦粉(薄力粉)大匙4~5杯程度、お酢2~3滴、リードキッチンペーパー
作成手順)
①じゃがいもは皮を剥き、芽は掻き取ります。
②おろし金で摩り下ろします。
③小麦粉を混ぜ、お酢をたらします。(以下じゃがいも湿布の素=Aとします。)
④Aを半分に折ったリードキッチンペーパーに、大スプーン2杯分くらい乗せます。
⑤そのまま半面(つまり1/4面)にバターナイフなどで塗り伸ばします。
⑥塗っていない残り半面を重ねます。
~じゃがいも湿布の完成です。~
使用方法)
お手製の湿布なので、フィットしませんから、1巻き150円くらいから販売されている、ホワイトテープの類で患部に固定するように貼ります。
交換規準)基本的に4~6時間としていますが、パリンパリンに乾燥したら、交換します。症状の程度にもよりますが、2~3日は続けてください。夜中にじゃがいもを摩り下ろす自分を想像したくないと思いますので、1日分作成し、ビニール袋などに密封して冷蔵庫に入れておけば丸1日は品質保持出来ます。
注意ポイント)
Aを緩く作ると、体熱でダレてきますから、服が汚れますし、反対に硬く作ると塗り伸ばしがしにくいです。
お酢は何でもいいのですが、たくさん入れると蒸れ香がキツいので、ほんの少量にしておいてください。
私がお勧めする理由)
万一、赤ちゃんのお口に入っても、食品由来の湿布なので超安全性が高いです。
安価です。
誰にでも作れます。
お住まいの地域や季節を問わず簡単に調達できる材料ばかりです。
しかもよ~く効きます。
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