混合から完母に移行したら昼間全然眠らない。(新生児)
<ご相談内容>
妊娠中から完母を目指しひたすらおっぱいケアを頑張ってきたものの、微弱陣痛のため出産までに55時間もかかってしまったことや、出血多量で貧血になったこともあり、おっぱいの立ち上がりが遅かった者です。
出産した産院は、母乳育児推進病院だったので、私が身動きできない間は、少なくとも1日8回以上、赤ちゃんを病室まで連れて来てくださり、授乳介助っていうんですか、ちゃんと咥えられるようにいつもお手伝いしてくださいました。
3日目から身動きが取れるようになったのですが、その段階でおっぱいは1~2本ジワ~っと滲む位の分泌でした。
ただ、残念ながら、6日目退院時で最高で12gの哺乳量だったので、ミルクは40~50ml×8回/日つまり、1日当り320ml~400mlは補足するように指導されました。
生後13日目に2週間健診を受け、その際退院時からの体重増加は37g/日あったのとおっぱいのコンディションも改善して来ていると言われ、ミルクの補足は100~120ml/日でいいでしょうと指導されました。(その時の赤ちゃんの体重が3120gです。)
しかし、ミルクの減量をした途端、日中ひとりでは全く眠らなくなりました。
ミルクを補足する夜間(22時と1時の2回補足にしました。)はコテッと寝ます。
しかし、それ以外の時間はひとりではギャン泣きで、ほぼおっぱいにぶら下がっています。今は実家だから誰かが抱っこしてくれるからいいのですが、自宅に戻れば旦那は帰宅も遅いし、家事や育児の手伝いは期待出来ません。
お聞きしたいのは、以下の2点です。
①ミルクの補足ってホントに100〜120ml/日でいいものでしょうか?
②完母にしていくってこんなに大変なことのですか?
<SOLANINの回答>
ううむ。
悪いですが、早産や低出生体重児でなかったかとか、生下時体重や退院時体重、2週間健診時の1回哺乳量、退院時から実際に1日平均で何mlのミルクの補足をしていらっしゃったのか等の基本情報がバサッと抜けているため、即答は出来ないですね。(汗)
何か具体性のある回答をするからには、最低でも以下の情報は欲しいです。
★果たして入院中はどの程度ミルクの補足をしていらっしゃったのか?
★2週間健診の段階で、生下時体重を超えていたのか?
★このくらいの体重であれば、仮に直母回数(勿論しっかり飲めている≒3〜5分で2クールはできていると換算して)が10回/日ならば、抜き打ちで1回哺乳量測定値が40〜50g以上はあったのか?
★果たして上記のような直母が出来ていたのか?
眠りこけたり、1回の直母の殆どが1クールでくったりじゃなかったか?
★ミルクの補足が320〜400mlと幅があり、補足量が違えば、減量できるミルクの量も全然違ってくるので、その辺りの認識を持っていらっしゃるのか?
それから、ここからは相談者さんではなくて、担当スタッフさんに言いたいのですが・・・
★ミルクの補足量を最大幅で400mlを100mlに減量するというのは、元々おっぱいの立ち上がりが遅れ、まだまだ飲み方が不安定なこの時期には些か大胆過ぎるのではないでしょうか?
というのも、確かにユニセフの規準(18〜30g/日)よりは大きい値(37g/日)でしたが、このくらいの増加度であれば、ドンドン積極的にミルクを減量可能な増加度とは言えないのではないですか?(見解の相違でしょうかね?)
仮に対象が健常新生児ちゃんで3000g前後と仮定しても、どう控えめに考えても400〜450ml/日の哺乳量が必要ですよね?
だけど、相談者さんの赤ちゃんは、退院時からのミルクの補足量が最大で400ml/日はあるわけですよ。
退院時までのミルクの補足が把握できてい私が言うのもナンですが、仮に補足量が20ml/回程度を8回未満/日程度の補足だったとしたら、退院後のミルクの補足量が倍増している≒一気に栄養状態が改善している⇒補足量から想定される体重増加度を超えた一時的且つ急激な体重増加が起こり得る状態・・・ですよね?
つまり、この体重増加度(37g/日)は、ホントに直母量の著しい増加があってのものと断言できるのでしょうか?
そこ迄言い切るのは微妙だとしたら、赤ちゃんのカラダに掛かる負荷を最小限に抑えようと配慮する必要がありますよね?
せめて30g/日の増加度を維持できる位の減量に留めておかないと、「ギャン泣き」や「ひとりで全然寝てくれない」状態になるのは目に見えていると思いますが、どうでしょう?
★一気に減量してダメだったら再びババ~ンと増やすというような一貫性のないことは、するべきではないことですよね。
★(相談者さんが書いていらっしゃらないだけだと信じたいのですが)再診日は、1週間以内に設定されていますよね?
ミルク減量を指示したからには、「果たしてその指導は適切だったのか?」という評価と責任を持つことが必要ですからね。
ミルクを減量したいというお母さんの気持ちに寄り添うことはいいことですが、事実を冷静に見極め、流されないことはもっと重要です。
完母を目指すあまりの拙速はいけないと思います。
その辺りのことが、何も分からないので、お答えしたくてもお答えできないです。
ただ、もしかすると、ミルクの補足量が少な過ぎる可能性が否定できないので、相談者さんにおかれましては、出来るだけ早く再診されることをお勧めします。
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