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2013年6月12日 (水)

重症妊娠高血圧症候群の産後生活と母乳育児。

<ご相談内容>
私は、重症妊娠高血圧症候群(ヘルプ症候群疑い)にて、37w6dで総合病院へ救急搬送され、緊急帝王切開での出産でした。
赤ちゃんには何の問題もありませんでしたが、私の肝臓、腎臓の回復を待つため、3週間入院していました。

最初はミルクで、3日後からミルク寄りの混合でしたが、肝臓、腎臓の機能回復が思わしくなく、9日目に医師の判断で『テルロン®』を服用し、完ミで5日間過ごしました。
「母乳はもう出ないかも?」と言われましたが、服薬を止めてから、すぐに回復しました。
それからは母乳寄りの混合で、私の体も回復してきたので、23日目に退院しました。

その1週間後に1ヶ月健診に行った時に、母乳で行けると言われてからは徐々にミルクを減らし、今は完母です。
その時点で、肝臓の機能は完治、腎臓の機能回復は9割程度で、母乳を与えても問題ないと言うことでした。

ですが、現在出産後約3ヶ月で、腎機能が低下してしまい、10月中旬の診察の時点で、通常の7割程度しか機能していない(尿蛋白++)と言うことでした。

それでも、母乳をあげることは、ドクターストップにはなりませんでした。
食事療法で様子を見るしかないと言うことで、塩分7gの生活です。
また、完母であるものの乳腺が細くて詰まりやすいため、油もの、甘いもの、乳製品は控えています。
元々痩せている方でしたが、完母だからか、腎機能が低下しているからか、食事のせいなのか、どんどん痩せて、体がフラフラして来ました。

身長162㎝で、体重が、妊娠前52㎏→臨月63㎏(重度のむくみあり)→産後10日目52㎏→産後23日目(退院時)50㎏→現在46.5㎏です。
BMIも、標準を割り込んで17.7になってしまいました。

ちょっと疲れてしまい、このまま完母で育てたい気持ちと、ミルクを足して楽になりたいと言う気持ちで揺れていました。
SOLANINさんには怒られるかもしれませんが、夕方に1度、2日間ミルクを足しました。
すると、次の日の早朝から、右の胸がガチガチに張ってしまいました。
牛蒡子も、葛根湯も、ジャガイモ湿布も効かず、母乳外来で3日間マッサージを受け、やっと落ち着きました。

それでようやく、やはり母乳オンリーで行くしかないと分かりました。
息子はおっぱい星人で、日中は1~2時間に一度のちょこちょこ飲み、夜は2~3時間に1度の授乳です。
しかも、歪め飲みがあります。
また、日中は布団に置くと泣くので、抱っこかスリングです。
私は、疲れた時は昼寝をしたり、睡眠時間を多くとるように心掛けています。
しかし、夫と三人暮らしで実家が遠く、食事も手を抜けないため、また、年内中の引っ越しを控えているため、いっぱいいっぱいになって来ました。
夫はとても協力的で優しいのですが、私のことを心配し、体がツラいなら薬で母乳を止めて、ミルクに切り替えるしかないのではと言います。

でも、母乳は比較的良く出ているようで、息子の成長はまずまずだと思います。

里帰り出産で、当時入院してた時は、腎臓内科、婦人科、母乳外来が同じ病院でしたが、現在はバラバラの病院に通っていて、連携が取りにくい状態です。

今後、自分の体も守りつつ、母乳で育てて行くにはどうすればいいでしょうか。
牛蒡子や、たんぽぽ珈琲を飲んでいて、豆腐、納豆などの植物性蛋白質も摂るように心掛けていますが、その他にオススメの食材などありましたら教えて下さい。


<SOLANINの回答>
塩分7gのお食事は、味気なく感じるかもしれませんが、仮に断乳したとしても、お食事の塩分は7gを守られるのが賢明です。
重症妊娠高血圧症候群になられたお母さんは、産後も腎機能の低下がみられることがしばしばあるからです。

仮にですが、完ミに切り替えたから・・・と、何でも好き放題に食べるのは危険です。
なぜなら、そうでない普通の妊娠経過を辿ってきたお母さんとは、カラダの状況が違うのです。

実際、私が新人の頃、(その頃は妊娠中毒症という病名でしたが)重症だった方が15年後くらいに人工透析のため通院しておられるというパターンを、何人も見てきているからです。
きっと病名に「妊娠」と付いているから、さほどシビアなものとは考えず、産後暫くしたら関係ないように思っておられたのかもしれません。

さて、相談者さんの赤ちゃんのように、歪め飲みのある赤ちゃんの場合、そうではない場合よりも乳管は詰まり易くなりがちです。
かかりつけの助産師(?)に乳管が細いと指摘されておられるので、尚更かもしれません。
腎機能のデータが悪かったり、おっぱいの調子が悪かったりすると、ミルクの方が良いのかな?と揺れ揺れになるかと思います。
しかし、ドクターストップがかかるような事態というのではないなら、続けてあげてほしいですね。
一般的には重症妊娠高血圧症候群だったお母さんで、おっぱいが軌道に乗ってくると、普通のお母さんよりも体重は減り方がハンパないです。
妊娠前体重よりもマイナスというパターンも、稀ではありません。

おっぱいをあげるのがしんどいならば、お昼間でも添い乳にしては如何でしょうか?
旦那さんの優しさにつけ込むわけではありませんが、家事は手抜きさせてもらいましょう。
あ、お食事だけは、あまり手抜きは出来ませんが…

引っ越しはお値段が張りますが、業者さんにお任せするのが一番です。
相見積もりを取って、価格を比較して、業者さんを選びましょう。
親御さんが遠方で頼れないなら、仕方が無いです。
お任せすることでお母さんの健康状態を維持できるなら、それは生き金ですよ。

また、普段からのお勧めの食材ですが、南瓜や根菜類は多めに摂っておられますか?
お食事は早喰いになっていませんか?
普段の水分は何が主体ですか?
相談者さんのような場合、出来ればごぼう茶とかヨモギ茶がいいのですが。
(たんぽぽ珈琲もいいのですが、白ご飯や焼き魚には合わないですからね…)
おなかを冷やさないように、腹巻きをしていますか?
足裏からの冷えを防止するのに、靴下は常に履いていますか?

牛蒡子が効かないとのことですが、毎日10~15gを炒って粉砕して袋オブラートに詰めて毎食前に服用するか、同量を水3合が半量になるまで煎じたものを毎食前に服用しておられますか?
調子の悪い時だけではなく、普段から詰まりにくいおっぱいにしていくことは必要ですよ。

そうそう、最近、乳腺炎の予防的な意味で評判が良いのは、シ―クワサ―のジュースです。(シークワサーとは、沖縄地方の柑橘類で、ヒラミレモンとも呼ばれます。)
果汁はカラダを冷やすから、本来あまりよくないのですが、何故かシークワサ―のジュースは評判が良いですね。
それからスタミナ切れが心配ならば、個人的にはにんにく卵黄が良いと思います。(←SOLANINの仙豆参照。)
ドリンク剤はカフェインが多いから止めてね。
以上です。

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