満腹中枢形成期になって乳房トラブル発生!
生後3ヶ月くらいになると、満腹中枢が形成しがぶ飲みはしなくなります。
分泌過多気味のお母さんの場合、それまで行け行けドンドンで飲ませていたのに、いきなり哺乳量にブレーキがかかったみたいになって、行き場のないおっぱいが乳房一杯になって暴発しそうになります。
可能であればもう1人“満腹中枢未形成の飲み手”をスカウトできるといいのですが、実の姉妹の赤ちゃんがが近くに居るのでもなければ、多分それは難しいでしょう。(つまり、乳母になるってことですな。)
心配なのは、授乳間隔がこれまでよりも空いたり飲みムラが大きくなると、乳腺炎になるおそれが高まることです。
こんな時、どうしたらいいのでしょうか?
余りにも分泌過多の場合はお食事の摂取カロリーを若干控えめにすることです。
特に深夜帯に授乳間隔が空くとただでさえおっぱいを造るプロラクチンというホルモンが昼間の2倍は放出されますから、晩御飯のおかずを食べ過ぎないことです。
どうしても摂取カロリーを落とし辛い場合は、冷蔵庫に入れて持ちそうなおかずは1品でもいいのでラップして翌朝のおかずに回すのも効果的な一手です。
また、乳房は本来冷罨法をするものではありませんが、満腹中枢形成期になっても乳汁漏出が続くくらいの分泌過多であれば、寒くない程度に冷罨法をしてもいいと思います。(お刺身やケーキの保冷剤をガーゼに包んで乳房に当てます。)
個人的にはじゃがいも湿布をした上から冷罨法するのが冷え過ぎにならず、程々の冷たさなので望ましいと思います。
(くれぐれもかったるいからと保冷剤をガーゼで包まず直当て(=じかあて)しないでくださいね。
そうそう、過去の記事にも書いたように、「先搾りしてから赤ちゃんに飲ませて、後は触らない。」というのがいいです。
断乳の時みたいに「お握り搾り」するのもいいです。
そうすると分泌量が少しづつ減ってきています。
お付き合いのしやすい乳房になります。
指しゃぶりは必ずしも空腹のサインとは限りませんが、乳房ががぶ飲みしてほしいくらい緊満していれば、指を外し、直母をしてくださいね。
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