乳輪の奥が硬いと、おっぱいが飲めません。(新生児)
妊娠中の乳頭・乳輪ケアをしていなかったり、冷え症のお母さんに多く見受けられるようですが、乳輪の奥が硬くてほぐれにくいと、赤ちゃんはおっぱいが飲めません。
乳房表面に静脈が浮き出て見えるのに、乳房の熱感は乏しいのが特徴です。
特に新生児は、体重が大きめ(例えば生下時体重が3500g以上)で、相応の吸啜力が期待できる状態でも・・・です。
生後4日目以降なのに体重が地滑りのようにダダ下がりしたり、同じく生後4日目なのに胎便(?)が排出されることすらあります。
直母量を測定してもヒトケタ~10gが精一杯といったトコロで、助産師がお手伝いしても搾母乳も薬杯の底溜まり程度しか取れません。
乳輪の奥が硬いと、どうしても浅飲みになってしまいます。
仮に乳頭が充分に突出していても、立て抱き以外のポジショニングをすると乳頭頂に血疱(=血マメ)が形成されるようなら、まず間違いなく硬くて飲めないと言えます。
対策としてはカラダを内側から温めることと、多少痛いかもしれませんが、乳輪の奥の硬い部分を地道に用手でほぐしていかないと、いつまで経っても埒が明かないものです。
逆に硬い部分をほぐして、カラダを中から温めて、立て抱きにすれば、一気に問題解決も夢ではありませんよ。
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