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2013年6月11日 (火)

スリムな妊婦さんの体重管理について。

若い男性はややぽっちゃりな方の割合が増えているそうですが、若い女性についてはスリムな方の割合が増えているそうです。

ここでいうところのスリムな方とは、BMIが18未満の体型の方です。
スリムな妊婦さんが過剰に体重増加をセーブしてしまうと、正期産であっても赤ちゃんが低出生体重児になってしまう恐れがあります。

じゃあ!ということで、イケ×2+ドン×2で激増してしまうと、微弱陣痛⇒遷延分娩でフラフラ&出血多量でド貧血⇒グッタリ疲労困憊のため本来ならば当り前の筈の母子同室で頻回直母が困難ということになりかねません。
赤ちゃんも生まれてくるまでにクタクタ⇒羊水混濁でヘロヘロ⇒呼吸障害等で保育器収容になってしまったり・・・ということも有り得る話なのです。
そうなると母子分離ですし、元気よくおっぱいに吸いつくことすら至難の業になってしまいます。
それだけではありません。
妊娠高血圧症候群になるリスクも高くなります。
途中で陣痛促進剤を使う波目になったり、帝王切開に切り替えということも想定されます。
たかが体重増加ですが、妊婦さん本人だけの問題ではないのですね。
体重増加って、少な過ぎても多過ぎてもNGなのですね。
多分殆どの妊婦さんは、体重管理が上手くいかないと、そこ(≒赤ちゃんを苦しめることになる)まで忖度(そんたく)することがないと思います。
後で泣きを見ることにならないために、食事のバランスを考えて摂取する・塩分のキツいモノは避ける・安静の指示や張り止めの服用が無い健康な妊婦さんであれば、積極的に家事をこなし、適宜ウォーキングやヨガを取り入れたりして、下半身の筋肉が萎えないように、産道に無駄な贅肉がつかないように・・・出産までに出来ることをしていきかしょうね。

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☆妊娠中にしておきたい心と体の準備」カテゴリの記事

コメント

私の出産した産院では、プールで歩く運動をすすめられ、妊娠3ヶ月ぐらいから、出産直前まで、週に2~5回1時間程やっていました。おかげで体重管理もバッチリで、筋力・体力もだいぶつきました。なにより、むくみや腰痛が改善したのが良かったです。水中なのでお腹もはりにくく、切迫ぎみの妊婦さんもやっていました。とてもよかったので、もっと色々なスイミングプールでできたらいいのになと思います。(そこでは妊婦専用のコースがあり、安全にできるようになっていました)

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