パーマや毛染めと母乳育児。
一般的なパーマや毛染めは毛髪の中に薬液が浸透し化学的変化を起こして成り立つものです。 ちょっと意外でしたね。 主だった理由としては「妊娠中は頭皮をはじめ皮膚が敏感になっているので、湿疹・カブレ等の皮膚トラブルを起こし易いから・・・」ということだそうですが、私はもう一つあると睨んでいます。 ということは、パーマ液や毛染め液は、おっぱいを飲む赤ちゃん決して良いものではなさそうです。もちろん、授乳中にパーマ液や毛染め液を使用しても、何も起こらないと体験しておられる方もおありでしょう。 今のトコロ、市販品でもサロン使用品でも授乳中のお母さんの使用で赤ちゃんが健康被害に遭ったという報告は無いらしいです。 でも、開業されてる助産師諸姉は、授乳中のお母さんがパーマや毛染めの後、赤ちゃんが嫌がって飲まないとか、それによる乳腺炎であるとかの体験例をご存知かもしれません。 さらに、施術される美容師さんは、それらの薬液を塗布する際はビニールエプロンをされ、手には分厚いグローブを嵌めておられます。 誤解のないように申し添えますが、それは何も授乳中のお母さんは美容室で綺麗にしてもらったらダメというのではないのですよ。 パーマ・・・カットしてブローしてセットではダメでしょうか? (通販などで。)
また、市販品は素人がある程度上手く仕上げられるように、薬液成分がサロン使用品よりも濃ゆくなっているそうです。(プロは技術があるから、サロン使用品は市販品よりも濃ゆくなくても美しい仕上がりなんですね。)
また、パーマ液や毛染め液は、取扱説明書に「妊娠中・授乳中は使用を控えてください。」と書かれていることが多いです。
おっぱいは血液から造られます。
お母さんの食べたものは赤血球などの血液成分が除去されたカタチで、おっぱいとなりますね。
これはつまり、ご自分のカラダに吸収される量を減らすためではないか?(もちろん、手に薬液が付いたら、落ちにくいからかもしれませんが。)
それは直に手に触れるものではないからというサインなのだと思います。
アタマ硬いかもしれませんが、私はどうにもそれらのものが授乳中でも「大丈夫ですよ。」とは言い切れないです。
毛染め・・・しないで済むならせずに待つことは出来ませんか?
どうしてもお母さんの都合や趣味でやりたい場合、毛染めに関しては最近は自宅でも素手で塗れるカラーリング剤やトリートメント剤が出回っています。
また、毛染め液はサロン使用品でも植物由来のものも出回るようになりました。
それはつまり植物の持つ自然な色を活かした毛染め液ってことなんですね。
一般的な酸性やアルカリ性の毛染め液に比較して色味が少ないのと若干くすんだ感じの仕上がりになるのが難点ですが、髪や地肌にはやさしそうです。
そういう商品を選ぶのも授乳中のお母さんの選択肢かな?と考えてもらえたらと思います。
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コメント
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生後10日後に何も考えずにパーマをしてしまい、おっぱいの辺りが真っ赤になった経験があります。その後とっても後悔しました・・・自分の赤ちゃんに何か影響があったらどうしよう・・・と。 それから2年以上パーマはしませんでした。
投稿: のりぃかぽ | 2013年6月10日 (月) 07時04分
美容師産休中です。
美容院によっては妊娠中は施術をしないところもあるいうですが本人に任されているところが多いと思います。
私もずっと授乳中のお母さんにもしていたけど考えよう。そして今自分にも、、、。
あ。でもカラーは根元が伸びてきた時に自然に見せる為頭皮には塗らずギリギリの部分は暗い目で塗ったりパーマも毛先だけでいいのー。という方は大丈夫です。
お家でする方が大変な方はリクエストしてみてください。
産休あけたら以前は知らなかったいろんな情報発信できる美容師になります!
投稿: ドメゆかです | 2013年6月10日 (月) 11時05分