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2013年7月30日 (火)

どんな方でも乳腺炎になると、分泌低下します。

赤ちゃんの性別、体重、授乳回数、月齢その他ありとあらゆる条件に関わらず、お母さんが乳腺炎になると、おっぱいの分泌機能は低下します。
普段から分泌過多傾向で、赤ちゃんの体重増加度が標準ペースの2倍3倍のお母さんであっても…です。

只でさえ乳腺炎になると、おっぱいのお味が悪くなるので、グルメな赤ちゃんの場合、哺乳意欲がガクンと低下することもありますから、更に困ったことになります。

暫く前におっぱいの分泌が伸び悩み、赤ちゃんの体重増加度があまりに低調で、止むを得ずミルクの補足をせざるを得ないお母さんが居られました。
元々お母さんが極度の冷え症で、おっぱいがガチガチでほぐれにくいことに加え、赤ちゃんが下手っぴちゃんだったのです。
こういう母子の組み合わせの場合、お食事には人一倍気を付けて貰わないといけないパターンなのに、こともあろうにおばあちゃんが「お餅を食べたらおっぱいが張るから、しっかり食べなさい。」と、強く勧められたので、1日2~3個ずつ食べて、3日目におっぱいが赤い岩石化し、熱発したそうです。(当たり前ですが…)

おっぱいは滲むような出方にまで低下しました。
赤ちゃんはおっぱいを近付けても仰け反って嫌がります。
以前から少なかった体重増加度、はそれまでの半分強程度に下落して、惨憺たる結果です。
赤ちゃんに沢山おっぱいを飲ませてあげたい気持ちは痛いほどよく分かりますが、だからこそせめて、こういう方の場合、乳房トラブルを起こさないように自己管理することこそが、最重要課題なのですね。

乳腺炎はおっぱいが痛くなったり、おっぱいの味が不味くなるだけではないのです。

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