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2013年7月23日 (火)

乳房の循環不全とは?

乳房の循環不全って、聞いたことがありますか?
出産を終えると胎盤から分泌されていた「プロゲステロン」の抑制(魔法)が解けて、「プロラクチン」がドドーンと出てくるようになります。(魔法が解けるまで個人差はあり平均3日間はかかります。)
「おっぱい作るぞ~!」という号令が掛けられるのですね。
おっぱいは血液から作られることは、みなさんご存知だと思いますが、乳房内に血液が大量一気に流れ込んでくるのです。
しかし、生産されるおっぱいの量は、この段階ではまだまだちょっぴりなのですね。
でも、徐々に溜まってきます。
すると、乳房内圧が高まり、圧迫が強くなるので、乳腺組織に浮腫を来たすことになります。
ここからまたも、「鶏が先か?卵が先か?」になってしまいますが、この浮腫は乳房内の血管・リンパ管・乳管を圧迫します。
そうなると、おっぱいの通り道である乳管はさらに生産されたおっぱいは更に排出されなくなり、もっと浮腫が酷くなります。
ドンドン乳房内圧が高まり、「張るわ」「痛いわ」「出ないわ」の三重苦の状態が、乳房の循環不全なのですね。(乳房うっ積の酷いのが、)

これを起こさないようにするには、乳房がパンパンに張る前に、しっかりおっぱいが飲めているかをチェックして、効果的な頻回直母をすることです。
当たり前ですが、暴飲暴食は慎みます。
それと、過去記事にもあるように褥婦さんが叫び声をあげてしますような、ゴイゴイ系の超痛い乳房マッサージをしないこと大事です。
・・・要注意です。

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