おおっ!あの部位はそういう呼称だったのね!
当り前のことですが、人に名前があるように、ヒトの身体の部位にも名前があります。
SOLANINもこの年齢(一応アラフォーの端くれですかな?)になって初めて知ったヒトの身体の部位に関する単語があります。
読者のみなさんはご存知でしょうか?
それはですねぇ~ジャジャジャジャ~ン♪
“Bicher(ビシャ)の脂肪床(しぼうしょう)”です。
別名:sucking pad(サッキングパッド)という呼称もあります。
「ん?それって何処にあるの?」
はいはい(笑)
それはですな、赤ちゃんの頬っぺたの内側にあります。
左右両方の頬っぺたの粘膜下にある、脂肪組織によってできた膨らみのことです。
これは哺乳時に必要な吸啜圧を形成するために必要な部位なのですな。(吸啜圧を形成するには、Bicherの脂肪床の他に、舌と吸啜窩(きゅうてつか)という口蓋の中央にある窪み、別名:sucking fossa(サッキングフォッサ)が必要です。)
このBicherの脂肪床という呼称って、SOLANINにとっては、「へぇ~!」だったけれど、この呼称って、歯科・口腔ケア領域に従事されている方には、ポピュラーなのでしょうかねぇ?
健常新生児の場合、Bicherの脂肪床はフツーにありますが、早産児や低出生体重児の場合、Bicherの脂肪床が些か薄いというか膨らんでいないので、代替え策として(?)頬っぺたを凹ませて(←頬の筋肉を使うということでしょうな・・・)吸啜しようとしますが、残念ながらなかなか上手くいかず、下手っぴちゃんやわぁ~という認識になりがちです。
そういえば、改めて振り返る迄もなく、確かに早産児や低出生体重児で、頬っぺたがプクプクの子は・・・居ませんなぁ。
それとは逆に、大抵は耳の辺りから顎のラインまで、シュッとシャープな感じです。
ふむふむ。
早産児や低出生体重児が上手に哺乳出来るようになるまでに時間を要するのは、そういう理由があったからなのですなぁ。
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