体重増加度は問題ないのに、補足増量指導ってどういうこと?
赤ちゃんが早産児だったり低出生体重児だったりすると、哺乳力がそれなりにあるものの、若干不安定と言うか、飲みムラがあるし、くたびれ易いので、ミルクの補足をすることがあると思います。
在胎週数にもよりますが、生後1~2ヶ月で、3500~4000gくらいになれば、哺乳力はかなりしっかりしてきます。
勿論、体重が増加した分に比例して、発育に必要な哺乳量は増えますよ。
だからと言って、例えば生後1~2ヶ月の赤ちゃんで、生まれてこのかた体重増加度が30g台/日を維持しているのに、今以上に体重増加度を高める(40~50g/日くらいにする)ために(?)小児科ドクターが少しずつミルクの増量を指示するのは如何なものでしょうか?
30g台/日のどこがいけないのでしょうか?
立派に育っていらっしゃるとSOLANINは思いますけどね。
(ちなみに、赤ちゃんのお母さんは完母を目指している方なのだそうです。)
先日電話でそういう内容のお話しを伺う機会がありました。
抜き打ちで1回哺乳量を測定しても、20g→40g→60g→80g・・・とアップしてきているのに・・・ですよ。
僭越ながら、その小児科ドクターって、もしかしたらおっぱいの分泌量は産後3ヶ月頃迄は、頻回直母or定期的に7~8回以上/日のペースで搾乳をしているのであれば増加するという基本的なことをご存知ないのかもしれません。
しかも、赤ちゃんの哺乳力が高まれば、乳頭刺激の効果も高まり、おっぱいの分泌ペースもググッと増えることもご存じないのかもしれません。
その小児科ドクターにしてみたら、早くor小さく生まれたことを挽回させてあげたい親心なのかもしれません.
ですが、受診するたび、少しずつではあってもミルクの増量を指示され続けたら、お母さんは不安になると思います。
「やっぱり私は母乳だけじゃ育てられないのかな?」と悲しくなると思います。
モチベーションダダ下がりですな。(汗)
栄養方法にかかわらず、おっぱいタイムを楽しみ、1日でも長く続けることは、尊いことです。
しかし、赤ちゃんの伸びゆくチカラを信じ、「もうそろそろミルク減量して、完母に移行出来るようにシフトしようかな?」と思った矢先に、「大きくなったから、ミルク増量してね。」というのは、勘弁していただきたいですな。
おしっこやうんちも沢山出て、活発に動き、あやすと笑い(←早いっ!)、決して育て難いわけじゃないそうです。
こういう指示ってどんなメリットがあるのでしょうね。
小児科ドクターも色々だということなのでしょうかねぇ。
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