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2013年8月12日 (月)

経膣分娩における硬膜外麻酔。

欧米諸国では帝王切開率がぐんぐん上昇し、経膣分娩でも硬膜外麻酔が頻繁に行われているそうです。
最近は日本国内の病産院でも「お薬を使った無痛分娩」というキャッチコピーで勧めておられる施設も増えてきているようです。
そりゃ、痛いのは誰だって厭ですから、痛くないならそれに越したことはないわけで。

でもね、出産間際にその手のお薬を使うと、赤ちゃんはとてもウトウトしてしまい、なかなか上手くお母さんのおっぱいに吸いつけないことが非常に多いそうです。
お薬の影響はおよそ2週間は持続するそうですから、えらいことなんですね。
まぁ、寝ながらでも哺乳瓶なら飲めるのでしょうが、過去の記事でも哺乳瓶を安易に使用することは母乳育児にとって益なしと言い続けておりますのは読者のみなさんはよ~くご存じかと思います。
しかも、起きている時に赤ちゃんが泣く時間が長いそうです。
そうするしか、産めないなら仕方ないかもしれませんが、赤ちゃんと一緒に陣痛を戦っていくくらいの気概が産む方には必要ではないかと思います。
一見、良さそうなことは、何かウラがあるってことです。
私の手術の後みたいに脚が麻痺してしまう事故だって起きていますしね。
体験者の方、そこまでのインフォームドコンセントを受けられましたか?

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☆妊娠中にしておきたい心と体の準備」カテゴリの記事

コメント

2週間!かなり影響あるんですね!
でも最近は無痛分娩の方の自然分娩批判がすごいですよね。

私は赤ちゃんが頑張っているのに、自分だけ緩和させるのが嫌なのと、痛みを味わってみたかっただけなんですが…やはり自然分娩で良かったです。
少し経てばピンピン歩けました。

あと最近無痛分娩の中に和痛とかありますが、麻酔の量ですか?無痛と一緒にされたくないようで、扱いづらいママばかりです。わたしにはチンプンカンプンです。

無痛分娩、最近よく耳にしますね。芸能人の出産体験話でもちらほら。
誰だって痛いのはイヤですものね、痛くないにこしたことはないです。私は最初帝王切開予定でしたが、自然分娩で出産しました(促進剤使いましたが)。ものすごく痛かったけれど、自然分娩で痛みを体験でき結果良かったと思ってます。生まれようと頑張る赤ちゃんとの共同作業でもありますよね、陣痛って。出産の痛みは私にとって幸せな痛みでした。むしろ悪阻のほうが辛かったです。
無痛分娩のリスク部分、知らない人のほうが多いですよね。痛みなしで産めるってとこばかりクローズアップされてる気がします。
あれだけの痛みを緩和させるほどの麻酔量を投与することにより赤ちゃんにも長く影響が残ることをこれから出産控えてる人で無痛分娩を考えてる人は特に知るべきですよね。

計画分娩での無痛分娩でした~

病院によって説明不足なとこもあるのかな・・・・

私が通った産院は、メリット・デメリット
院内で説明会があり、冊子も渡され
しっかりしていた印象でした。

もう2年も前なのでうろ覚えなのですが、
使いすぎると陣痛が弱くなるとかで、陣痛が強くなるまで使えないし、
陣痛が強くなっても、お産が進まなくなってはいけないのと、
赤ちゃんへの影響もあるので、使用する麻酔は最小限。

陣痛を経験してもらいますし、
骨にギシギシくる痛みは和らぎませんとのことでした。

私は微弱陣痛だったので、お産を妨げない様
麻酔ギリギリまでナシでした・・

「無痛」なんてとんでもない。
痛かったですよ。
最後の縫合が痛くない程度でした。

無痛分娩=まったく痛くない
ではないです。
無痛を経験してみて
「○万円プラスでこの痛みとリスクなら、普通でいい!!!」
と思いました。

硬膜外麻酔を使った無痛(和痛)分娩で赤ちゃんがうとうと ということは理論的にはないですよ。 硬膜外麻酔ではなく、経静脈的に(つまり注射で)鎮痛薬を使うような無痛(和痛)分娩であれば、赤ちゃんがうとうとしてしまうことがあるかもしれませんが。

(麻酔を使った分娩で赤ちゃんが眠ってしまうとしたら、超緊急の帝王切開で、お母さんに全身麻酔をしなくてはならないケースくらいです。ほとんどの帝王切開では、赤ちゃんが眠ってしまうのを避けるために全身麻酔ではなく硬膜外麻酔と腰椎麻酔という背中の注射だけで帝王切開をします。この場合、赤ちゃんは眠ってはいませんし、問題のない元気な赤ちゃんであれば、カンガルーケアもできます!)

ですので理論的には、硬膜外麻酔や腰椎麻酔で赤ちゃんが眠って産まれて、出産後すぐに母乳をあげられない ということはないです。

ただ、記事にもありましたように、硬膜外麻酔で無痛(和痛)分娩をすると、分娩が長引いたり、陣痛が弱くなって結局帝王切開になってしまう ということはあります。

後は、記事にもあった、硬膜外麻酔による脚のしびれですね。こちらは普通の手術でもよくある合併症ですが、ほとんどは数日で軽快します。

無痛(和痛)分娩の効果ですが、こちらは個人差があります。
ただ、硬膜外麻酔がしっかりとした部位(背骨の奥の、脊髄の近く)に入っていれば、硬膜外麻酔がないよりはあったほうが痛みは楽です。
そもそも硬膜外麻酔を使った分娩は全くの無痛ではないので、痛みを和らげる という意味で和痛分娩 と言われるようになりました。 どちらもやることは同じです

麻酔科医として、個人的には、無痛(和痛)分娩で分娩時の体力消耗を抑えて、すぐに母乳育児など赤ちゃんのお世話をがんばれる というメリットはとても魅力的だと思います。
ただ、私の場合は高齢初産なので、遷延分娩を恐れて選択はしませんでした。

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