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2013年8月21日 (水)

産科入院中に夜間授乳をお休みするのは愚の骨頂!

おっぱいを造るホルモンは脳下垂体前葉というところから分泌します。
名前は「プロラクチン」といいます。
「プロラクチン」はお母さんが赤ちゃんにおっぱいを吸われる刺激で分泌が増えます。
また、「プロラクチン」の分泌は日内変動があり、深夜0時~朝8時くらいの間、そう、看護師の深夜勤務の時間帯には日中の2~3倍の量が分泌されています。
特におっぱいの立ち上がりの時期である産科入院中は授乳を休むとよくないです。
深夜帯は赤ちゃんさえ授乳と授乳の合間に眠ってくれたら、お母さんは眠れますよね。
すると、おっぱいの生産量がぐ~んと増えます。
おっぱいの分泌量が少なめまたは、立ち上がりがゆっくりの方は夜中の授乳は分泌量を増やすチャンスなのですね。

反対にやたらとおっぱいの分泌が多いお母さんが深夜帯の授乳をお休みすると、乳房がパンパンに張って辛くなります。
張り過ぎると飲みにくくなるので、赤ちゃんは怒ってしまいます。

母子異室の病産院では夜中は1~2回授乳お休みのトコロがあります。
経産婦さんは「入院中くらい、夜中寝かせてよ。」と、仰る方もおられます。
でも、助産師の良心にかけて言わせてもらうと、おっぱいの分泌が少なめでも多めでもどちらにせよ、お休みはよくないのですね。
もし、どうしても睡眠が必要でしたら、母子同室ならば、赤ちゃんにはしっかり飲ませてあげて、一時お預かりしてもらえばいいですし、母子異室ならば、夜間もペース変えずに授乳に通ってもらえばいいのです。
深夜帯に授乳をお休みするトコロはミルク育児を推進されてますので、母乳育児を希望されるお母さんは間違えないようにしてくださいね。

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コメント

もう2歳になりましたが
今でも夜間の安心授乳がある時もあり
しんどい時もありますが、SOLANINさんの記事で読んで知ってからも
大事に考えています。

出産時、NICUへと搬送されてしまい
異室も異室でしたが、例え夜中でも約3時間毎に
私が授乳室に来ないと助産師さんがお迎えにきてくれました。
正直眠い時もあったけど思えばそうでないと張って痛かったし、助産師さんのやさしくも
背中を強く押してくれるその振る舞いが私にとっては女神のようでした

おかげ様で退院後のフォローも安心して
相談したりこうやって起きてくんだってこれからの覚悟を
娘がいなくても出来たんだと思い、今もこうして親子で授乳ライフを楽しく過ごしています。

上の子は花畑妊婦だったので、ミルク推進病院で夜中の授乳…なかったです。っていうか断られましたね。退院まで預かりでほぼミルク。下の子はBFHで出産で出産当日夜からどっぷり授乳。寝不足だったけどあっという間に軌道にのり、退院後リズムができラクでした。上の子のときこそ知っておきたかったです。

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