夜中の授乳間隔が空いて、乳房が張り易い場合は?
恐らく、殆どすべてのご家庭で、お食事のボリューム・品数などの比率が一番大きいのが夕食だと思います。
それは致仕方ないことなのですが、赤ちゃんの満腹中枢が分かるようになる頃以降、夜中の授乳間隔が空くことってあるんですよね。
普段乳房が張りにくい方であっても、(張り易い方なら尚のこと)授乳間隔が空くと乳房はパンパン・ガチガチになってしまいます。
そのメカニズムですが、通常夜中は赤ちゃんが眠ってしまわれたら、お母さんもバタンキューでしょうから起きている時よりもカラダが休まるのですね。
そうして記憶力の良い方だったら、夜中はおっぱいを造るホルモンの分泌が昼間の2倍に増えるってことを過去記事に書いてますが、憶えておられますよね?!
そこにボリューム・品数の多い夕食を持ってきたら・・・
おお怖い!小学生でも答えは分かるのではないかしら?
そう。
リスクオッズの倍率ドン!の状態になってしまうのです。
それはつまり、乳腺炎を自ら呼び込んでいるような状態を意味するのです。
母乳育児中のお母さんのおっぱいの間隔で、トラブルが起きにくいのはおっぱいの消化時間である約2時間毎までのことが多いですが、いつもそうとは限りませんね。
かと言って極端にお食事の量を長期にわたり減らしてしまい、分泌がガクンと減っては大変ですから、ダイエットもどきはしない方がいいです。(カロリー計算は、してみてほしいですが。)
そういう場合は1日の摂取カロリーはそのままで、出来るだけ夕食のボリューム・品数の比率を下げ、反対に朝食・昼食の比率を上げてください。
万一乳房の緊満がハンパなくて堪らず排乳するとしたら、乳頭。・乳輪には触れずに、乳房基底部に手を当てて、いわゆるお握り搾りにしてください。
間違ってもフワフワに軽くなるまで搾りきらないようにしましょう。
ほんの圧抜き程度にしておいてくださればそれで充分なんですよ。
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