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2013年8月13日 (火)

陣痛はまだでも破水した時はどうすればいいの?(正期産)

ご存知のように、37週0日から41周6日までは正期産(満期産)の範囲ですから、何時陣痛が生きても、不思議ではありません。
そして、分娩開始兆候として、日本産科婦人科学会では「陣痛周期10分もしくは1時間6回の陣痛頻度をもって、臨床的な分娩開始時期とする。」・・・と定義されています。
当然、入院の時期としても、これほど分かり易い兆候はないわけです。
但し、経産婦さんの場合、仮に15分毎であっても、1時間もしないうちに一気に周期が縮まったりすることがあるので、10分毎になっていなくても、早めに病産院に連絡され、入院時期を何時にするか相談された方が良いと思います。
(もちろん、前駆陣痛であることも、可能性としてはありますが、間に合わないよりはマシだと思います。)

そうではなく、陣痛は一向に来る気配が無かったとしても、破水した場合は決して悠長に構えていてはいけません。
前期破水(陣痛が発来するまでの破水)は高位破水(子宮口よりも高い位置での破水)である可能性が高いのですが、赤ちゃんに膣からの感染の危険性が時間の経過とともに高まります。
あまりに少量しか出なくて、尿漏れか?と間違える方もありますが、自宅で診断することは無理なので、そういう場合は病産院に連絡して、破水の有無を確認してもらう必要があります。
(自覚症状が無くても破水していることもたまにあります。)
万一破水していることが確認されたら、直近の膣分泌物検査で引っからなかったとしても、ドクターの指示通りに抗菌薬の内服をすることになります。
そして、白血球値やCRPといった検査項目で感染兆候の有無をを確認してもらいつつ、陣痛の発来を待ちます。
(通常、おなかの赤ちゃんが元気で、感染兆候が無ければ、無闇に陣痛誘発はしないものです。)

絶対にしてはならないのは、「どうせ、破水だけだと、直ぐに赤ちゃんが生まれるわけが無いから、陣痛が来るまで、家で様子見したらいいかな?」という安易で自己中心的な考え方です。
確かに陣痛が来なければ赤ちゃんは生まれてきません。
しかし、その考え方にはおなかの赤ちゃんを気遣う視点か全く欠落しているのです。
先にも書きましたが、破水したら、おなかの赤ちゃんは感染の危険性が高まるのです。
破水したのに必要な対処もせずに放置すると、おなかの赤ちゃんは陣痛に耐えられないくらい衰弱することだってあるのです。
元気に生まれてくる筈だった赤ちゃんが、全身に細菌感染していわゆる「菌血症」になり、小児科入院⇒保育器収容&点滴施行&モニター管理&酸素投与・・・といった事態になりかねないのです。

これが横位や骨盤位の場合ですと、臍帯脱出という最悪の事態に突入することも想定されます。(QQ車で母体搬送され、迅速に緊急帝王切開が施行されても赤ちゃんの救命が叶わないことも高確率で有り得るのです。)

破水を軽く見てはいけないですよ。
絶対に。

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