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2013年8月10日 (土)

『なんちゃって母子同室』に気をつけて!

最近は病産院の選択ポイントとして、母子同室を重視されるお母さんが増えてきておられるので、異室から同室に転換するところが増えてきて、誠に喜ばしい限りです

WHO/ユニセフも母乳育児成功のためにはまず母子同室をと提唱しています。
自分のおっぱいで赤ちゃんを育てたいと希望するお母さんには絶対条件と言っても過言ではありません
しかし、出生直後からの母子同室をしている病産院はまだまだ少ないようです
というのも、首を傾げたくなる母子同室の話をここのところ、何人ものお母さんから聞かされることがあったんですね

わたしはそのような病産院のやり方を『なんちゃって母子同室』と呼んでおります。

具体例を挙げましょう

①朝9時夜9時まで・・・お近くのスーパーの営業時間ではありません
赤ちゃんと同室して、おっぱいをあげる時間が半日しかないということです
出産後ゆっくり休ませてあげようという親心かもしれませんが、一番おっぱいの分泌が多くなる深夜帯をまるまる外すとは・・・しかも、胃の小さい赤ちゃんに消化の早いおっぱいをあげるのに頻回でなくてどうするんでしょう
半日間はしょっぱなからミルクですか

②産後3日目から希望者のみ終日OK・・・赤ちゃんの状態が悪くてクベースに収容されているとか事情があるなら私も止むを得ないと思います。
そうではなく、出産後ゆっくり休ませてあげようという親心か小児科のあるトコロだったら、ドクターの方針(=大抵、ご出身大学・医局の方針とリンクしてる)で一律にお許しが出ない場合

もしもいくつかの選択肢があり、この手の病産院を選ぶべきか否か悩むなら・・・
母乳育児を推進する者としては、率直に申して①や②はお勧めできませんなぁ。

こんなやり方では上手くいく方であっても上手くいかないことの方が多いから。

ホントに母乳育児を勧める気持ちがあれば、赤ちゃんをお母さんから拉致っちゃいけないし、そのことはWHO/ユニセフも言っていますから。

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