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2013年8月29日 (木)

母子分離を甘くみてはいけませんよ。

母子分離と聞いてどんな状況をイメージしますか?
私なりに思い浮かぶことを挙げれば、「NICUに新生児搬送される。」「光線療法で母乳を中止させられる。」「母子異室で時間授乳している。」「お母さんが帝王切開だったからという理由で赤ちゃんが保育器に入り、面会すら制限されている。」「お母さんが病気・手術で入院のとなり、赤ちゃんの同伴を断られる。」「上のお子さんが入院で付き添いのため、赤ちゃんと離れて過ごす。」「お母さんが仕事復帰する。」等々ですかね。
何日間・何週間・何ヶ月・・・期間は様々ですが、赤ちゃんをお母さんから離すと、様々な不都合が噴出してきます。

ミルクや哺乳瓶に慣れて「乳頭混乱」「哺乳ストライキ」になってしまうリスクが高まります。
定時搾乳しないと、「乳房トラブル」になり易いです。
毎日授乳していたらこの辺りという時間帯に同くらいのペースで搾らないと、おっぱいを造るプロラクチンというホルモンがあまり出なくなってきます。
僅か1週間でプロラクチンの血中レベルは妊娠前のレベルにあっという間にドド~ンと低下します。
つまり、「おっぱいの分泌の低下」を招きます。
最近の過去記事で“張って来なけりゃ、搾らなくていい?”というのはまだ記憶に新しいと思いますが、まさに、あの記事は此処の一部分のお話で出来た記事だと自分でもそう思います。

そういう目に遭ってほしくないので、母子分離に敏感なお母さんで居てくださいね。
その時に慌てふためかなくても大丈夫なように、過去記事をご精読くださいね。

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