乳腺炎は繰り返す?(改訂版)
乳腺炎になりやすい方は確かにおられます。
お母さんの乳管がとても細かったり、赤ちゃんが下手っぴちゃんで、歪め飲みやつぶし飲みをしている場合等、傍で見ていても、「色々気を使って工夫しておられるのに、また乳腺炎とは気の毒だなぁ・・・」と思うことはあります。
その一方、酷い乳腺炎になり、高熱でとてもしんどくて、痛くて散々な目に遭っているにも拘わらず、授乳間隔やお食事やポジショニングといった基本的なことが全く無頓着で、マンスリーで乳腺炎を繰り返しておられるお母さんもおられます。
例を挙げてみましょうか?
1.助産師から「この段階で授乳間隔は4時間以上空けないようにしてくださいね。」と注意されていても「ここ数日、夜間6時間くらい眠っちゃったんですよね~。」と、他人事のようにしゃあしゃあ言われるお母さん。
2.「もち米が合わないから、食べないようにしてくださいね。」と、念を押されているにも拘わらず、「おこわ食べていたのですが、おこわってもち米でしたっけ?」とおとぼけ発言のお母さん。
3.「フットボール抱きぢゃないと、このしこりは取れないですから、夜間の添い乳以外は全部フットボール抱きで授乳してください。」と総計3人の助産師から受診の度に指導されているのに、完全無視して横抱きに拘って、一向に改善の兆しが見られず、聞く耳を持たないお母さん
4.「冷えないように露出の多い服装は止めてくださいね。」とアドバイスしているのに、反抗期の子どものように真逆主義(?)で、キャミソールに短パンで素足を続けるお母さん。
キツいようですが、このような助産師の助言を全く受け入れてくださらず、自己流を貫くあまり乳腺炎を繰り返す方たちを、私は自爆型乳腺炎と呼ばせてもらっています。
上記のような例が原因の場合、助産師の助言を素直に受け入れてさえくだされば、そう滅多に繰り返したりしません。
痛い目を繰り返したくなければ、どうすればいいのか?ということは、オトナだったら分かる筈だと思います。
無茶はしないでね。
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