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2013年8月12日 (月)

会陰部マッサージについて。

助産院でご出産される方に限らず、会陰部に切開が入れられるのは、避けられるものならば避けたいところかと思います。
会陰部マッサージというのは、専用クリームとかマッサージ用のオイルを使用し、会陰部の伸展を良くして、出産時に切開を入れなくて済むようにというための妊娠中からのケアのひとつです。

但し、会陰部マッサージをしたからと言って、絶対に切開不要とは限らないし、裂傷が起きないとも限りません。
なぜなら、助産師なら誰でも知っているとは思いますが、出産の進行は会陰部の伸展だけでキマルるわけではないからです。
(陣痛の強さとか赤ちゃんの頭の大きさ・体重・胎向とか軟産道の硬さとか・・・まぁ、色々な条件があるわけです。)

会陰部のマッサージを開始する時期は現在のところ確定はしていません。
早い場合は16週くらいからという施設もあるし、34週からというところもあるし。
個人的には出来るだけ早いほうがいいのではないかと思います。

方法は病産院で指導してくれると思われますが、かいつまんで申しますと、背もたれのある座椅子などにもたれて膝をたてて開脚し、専用クリームを指に適量付け、右の会陰部なら右手で8~10時方向へ左の会陰部なら左手で4~2時方向へ、20~30回づつ外方向に押し広げるようにします。
肛門方向を時計の6時と見做して、右手で6~8時方向へ、左手で6~4時方向へ20~30回づつ弧を描くように若しくはV字型になるように拡げます。
つまり、自分の指を使って会陰部を伸展しやすいように妊娠中からするマッサージなんですね。
マッサージ用オイルは垂らすわけにはいかないから、使用量が難しいと言われていますが、大きめの脱脂綿などにしっとりとするくらいオイルを含ませて、マッサージ前に10分間くらい「ピチュ」すればいいと思います。
あ、「ピチュ」というのはインド式マッサージなんかでやりますが、オイルパックのようなものと捉えてもらったらいいです。

会陰部切開の痛みですが、ある程度会陰部が伸展してからの5mmくらいの?正中切開だったらさほどでないですよ。(個人的な感想です。1人目がそうでした。)
側切開が痛いんですね。(産後授乳室で、褥婦さん同士で円座争奪戦になるくらいです。)
バースプランに「会陰部切開はNG若しくは最小限に。」に加えて「どうしてもなら正中切開で。」と書かれてはいかがですか?

そうそう、安産に向けてならば体重を増やし過ぎないことと、スクワットもいいのですよ。

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