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2013年8月14日 (水)

「上を向いて産まれた?」「引っかかった?」

<ご質問内容>
未だに謎なのですが、産まれてくる際 何か(赤ちゃんの顔?)が引っ掛かって なかなか出て来てくれませんでした。
ようやく何とか 出て来てくれてから産婦人科のドクターが「よく下から産まれて来てくれたねぇ~!上を向いて出て来たから引っ掛かってたんだね。」と言われたのですが 上を向いて…とは??顎を引かずに頭を上にあげて出て来た…と言うことなんですよね??
本当に 分かりづらい内容で すみません!
それはどういう意味なんでしょうか?

<SOLANINの回答>
経膣分娩では通常、赤ちゃんの頭が下向きになっています。(赤ちゃんの足はお母さんのあばらの下の辺りにあります。)
で、分娩進行したら赤ちゃんは産道をズボボボ―ンとフリーフォールするのではなく、じわじわとそして回旋しながら産まれてきます。
赤ちゃんの元々の背中の向きで右回り左回りどちらかになりますが、質問者さんの赤ちゃんの場合、逆回旋されたということです。
つまり、分娩にあたり、赤ちゃんの小泉門が先進するのが一般的なのです。
最終的に赤ちゃんのお顔はお母さんのお尻の方を見るようにして、下顎を引いてカラダを丸く縮めるようにして産まれてきます。
このポジションがお母さんの苦しみが一番少ないし、分娩進行もスムーズなんですね。
ところが、回旋異常といって、逆回旋する赤ちゃんが居られます。
最終的にお母さんのおなかの方を見るというか、顎をグイッと持ち上げるようにして(≒浅田真央ちゃんの決めポーズみたいな感じね。)産まれてくる赤ちゃんが居られるのですね。
原因は様々ですが、お母さんの骨盤の形によるというパターンが少なからずあるようです。
小泉門が先進しませんから、遷延分娩いわゆる難産になってしまいます。
「腰の骨が砕けそうなくらい痛いのに、ちっとも分娩進行しない。」ことになってしまいます。

近くて分かり易い比喩で表現するとしたら、そうですね~、タートルのセーターを着るのに、下顎を引いて頭を通すのは簡単ですが、顔面を真上に向けて通そうとすると、それこそ下顎が引っかって、なかなか通りませんね。

なので、赤ちゃんも分娩中にしんどくなることもあります。
途中で心拍低下し、赤ちゃんが危険な状態になることもあります。
「お母さんが酸素投与された。」「ドクターにおなかを押された。」「会陰部切開された。」「吸引分娩だった。」「陣痛促進剤を途中から使用された。」等の処置があってもある意味止むを得ないこともあります。
いよいよの場合緊急帝王切開ということもあるかもしれません。

でも、人の何倍も大変な痛みに耐え、それでも経膣分娩できたのだから、それはそれである意味凄いんです。

産婦人科ドクターの仰った、「上向いてた。」「引っかかってた。」というのは、恐らくそういうことではないかと推察します。

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