おっぱいの消化時間は粉ミルクの半分です!
おおまかに言って、食物は胃で消化し、腸で吸収することは、読者のみなさんはご存知ですか?ですよね?
粉ミルクの消化時間は3時間です。
だから、母子異室の病産院で「授乳室に3時間毎に通う。」という授乳スタイルが成り立つわけです。
つまり、粉ミルクをあげることを前提にしているから、「授乳間隔は3時間は空けてね。」なぁんていう授乳指導が行われちゃうのですね。
「おっぱいだろうが、粉ミルクだろうが、どっちだっていいのよ。」という方にはそれでいいのかもしれませんが、こと母乳育児をしようとしているお母さんにとっては、何のメリットもない仕組みです。
おっぱいは消化が早いし、赤ちゃんの胃は小さく、これから先、ドンドン成長していく存在だから、おっぱいで育てるなら頻回直母は必須ですね。
なので、おっぱいの赤ちゃんは3時間空くこともあるかもしれないくらいに考えておいてもらった方が産後と惑わないのではないかと思います。
ところで・・・最近は母子異室でも授乳に際し、赤ちゃんが泣いたらお母さんに来てもらうか、お母さんのお部屋に連れて行くスタイルの病産院もあるそうですね。
ではなぜそこまでして、母子同室に転換されないのかな?
もしかして、赤ちゃんを預かることが医療サービスのひとつだとお考えなのでしょうか?
違うんだけどなぁ・・・
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コメント
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私が出産した病院は母子異室、三時間ごとの授乳、壁にはミルク屋さんのポスターが貼ってありました。
しかし赤ちゃんが泣けば早めに呼ばれるし、夜中も授乳出来ました。
日中は地域の開業助産師さんが交代で授乳指導してくれたので、退院後もその助産師さんにお世話になっています。
ここまでやるなら同室でもと思い尋ねたら、病室が狭く水道設備を部屋に設置できないそうです。
6人部屋を4人部屋にすれば出来るかもしれません。
しかし我が町は出産可能な産院や病院が少なく、病床を減らすのは病院経営にも妊婦にとっても難しいとのことでした。
投稿: じゅんこ | 2013年8月26日 (月) 19時11分