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2013年9月16日 (月)

妊婦検診における内診の意義について2(若干改訂版)

昔話だと思って聞いてください。
確か、開業医さんから、「誘発しても1指開大するのみで、展退、児頭の下降等、内診所見に全く変化がない。」ということで、とある産婦さんが、搬送されてきました。
その開業医さんでは、38週くらいになり、胎児の発育に問題が無ければ、お昼間のうちに誘発して出産させるスタイルを採っておられました。

何でも、妊婦さんには「胎盤機能は予定日前にはピークを迎えて後は低下するから、胎児の活気が低下して元気な状態を保って生まれるとは限らない。また、36週以降は1週間に200gくらいは胎児の体重は増えることもあるので、大きくなり過ぎて、下から出産出来なくなっては大変だし、夜間はスタッフが少ないから緊急事態に迅速な対応が万一出来ないと人命にかかわるので、誘発分娩は不可欠なんです。」と、ICされるとか。

まぁ、それなりの説得力はありますが・・・違うところもありますね。
それについてはここでは置いといて、話し戻って件の産婦さん、内診所見が全く変化しなかった理由が分かりますか?

この記事を読んでおられる助産師の貴女、予想出来ますか?

後で事情を聞いて仰天したのですが・・・何と、その産婦さん、子宮頸部がカリフラワーみたいになっていたそうです。それはつまり、かなり進行しているヤバい状態の子宮頸ガンだったのですね。


ギェ~。

なんてこった。
なんで妊婦検診中に気が付かないのよ。
ありえんでしょう、こんな馬鹿な話。
でも実話なんです。
因みに言わずもがなですが、この開業医さんはAパターンです。
誘発しても出産できない理由をドクターがICされた時のご夫婦の驚きは尋常ではなかったそうです。(そりゃそうでしょう。)
即、全身麻酔で帝王切開されました。
何回か抗ガン剤で化学療法されてから子宮及び付属器(=卵巣など)を全摘されました。
母乳育児はさすがに無理で完ミでした。
生命が助かっただけでも良かったのではないかという産婦さんでした。
こういうことって、条件が揃えば、意外と何処にでもあることなのではないかと思います。
SOLAINは余計にBパターンじゃないとねって思うんですね。
ご理解いただけましたでしょうか?

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