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2013年9月 8日 (日)

妊娠中の乳頭・乳輪ケアはしなくていいってホントかな?(色々な考え方)

かの有名なO式のセンセイ達は、妊娠中の乳管開通を含む乳頭・乳輪ケアについては、お勧めしておられません。
もしも妊婦さんのうちにO式の母乳育児相談室に出向かれたとして、「お願いします。」と希望されても、「そんなことをしたら、乳頭の柔軟性が無くなって(つまり乳頭が余計に硬くなるから)赤ちゃんが飲み付きにくくなるからしませんよ。」
とか、「どんなに陥没・扁平乳頭であっても、(O式の免許皆伝者のセンセイが)乳頭直下のしこり~基底部に癒着している部分に手技を行うと(奥をあける・・・という表現をされます。)基底部の伸びが良くなるから、乳頭が瞬間的に柔らかく伸びるようになり、赤ちゃんは上手に強い力で飲みつけるようになるから、妊娠中のケアは不要ですよ。」と仰います。(では、不幸にして、O式の先生のケアは受けられないお母さんはどうすればいいの?)

別の立場の方、例えばラクテーションコンサルタントのセンセイ方も「元々の乳頭が陥没や扁平であっても、妊娠中に乳頭が自然に突出して来て、赤ちゃんが生まれる頃には赤ちゃんが吸啜出来るようになることがあります。」とか、
「もし突出して来なかったとしても、だからおっぱいが上手く行かないという理由になりません。お母さんが自分の乳頭に自信が持てず、母乳育児に対しネガティヴな考え方になってしまうから、赤ちゃんが生まれるまで乳頭形態については触れないのがベストだと考えます。」ってなことが、見解(?)としてご著書に書いてありました。
(そうですか?根拠のない自信と余裕を持って花畑妊婦してらした方が産後おっぱいで躓いて、ブルーになられて大変なことがしばしばありますけどね。口を揃えてこんなことなら先に教えてほしかった・・・って仰ってますよ。)

最近流行のT式はどうなんでしょう?
「仮性陥没の方は10ヶ月に入ってから乳頭のマッサージを行い、伸びてくるなら大丈夫だし、伸びて来ないようであれば、乳頭吸引器を使い、痛くない程度に引っ張って突出をさせ、乳頭が指で摘まめるようになれば、指を使ってマッサージをしましょう。」と仰います。(乳頭吸引器自体が妊娠していない時に使用しても、かなり痛いものなのですが・・・痛くない程度の吸引圧でも、効果があるのでしょうかねぇ?)

BSケアっていうのもありますよね?
調べてみましたら、「妊婦さんは自分はおっぱいで育てるんだという心構えが大事で、直接的なケアは乳頭への刺激を避けるために勧めていません。」とのことです。
(ふ~ん。そうなんですかぁ?)

故山西みな子先生の流れをくむ、母子ケア研究会では「妊娠中からの乳製品・砂糖・油脂・果物等の摂りすぎに注意することやカラダを冷やさないこと、良く噛んで食べること、体重を増やし過ぎないことが大事です。」と、強調しておられます。
また、妊娠中の乳房サッサージについては言及されていますが、乳頭・乳輪ケアについての指導はあまり詳しくは触れられていないようです。
陥没や扁平乳頭で1人目の時苦労された方であっても産後手技を受けることが出来る方は妊娠中の乳頭・乳輪ケアは不要です。乳輪の指圧が出来ればやってみましょう。」的なアドバイスをされます。「ブレストシールドも効果は人それぞれですよ。」と過剰な効果を期待しないように釘を刺しておられます。
(まぁ、確かにそうかもしれませんが・・・)

いまでは老舗になった感があり、一時の流行は収まったかのようなS●C式やその流れをくむセンセイ達は「乳頭マッサージをしておけば、乳頭の進展性の改善が著しいですよ。効果的だからしていきましょう。」「陥没乳頭であっても、お手入れ次第でかなりの改善が見られると仰っています。

偉いセンセイ方の仰ることの数々をかいつまんで挙げてみました。
しかし、どれがホントなのかな~?って思っちゃいますよね?
※(  )はSOLANINの呟きです。
明日はSOLANINの考え方について述べたいと思います。

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☆妊娠中にしておきたい心と体の準備」カテゴリの記事

コメント

初めまして。助産師学生をしている黄と申します。
恐れ多いのですが、私も母乳に携わる仕事をしたいと思い学生をしておりました。

初めてメッセージさせて頂き、
まことにご多忙のところ大変申し訳ないのですが、
いくつかお聞きしたいことがありメッセージさせて頂きました。

現在、「妊娠期から乳房ケアすることで産後退院時までの授乳状況にどう変化があるか」をテーマに研究をしたいと思い、情報収集しているところで、先生のホームページを拝見させて頂いておりました。
大変勉強させて頂いております。ありがとうございます。

私の研究仮説としまして、
妊娠期から乳房ケアをすることは、
退院時までに母乳以外の栄養を与える頻度を低減させるのではないかというもので、
実習を通し、ケアする群・しない群で標本を集め…と考えております。

研究にあたり、先生がこの記事にお書きになられた文献を読みたいと思い
必死に書籍を読ませて頂いたのですが、たどり着けずにおりました。

大変恐縮ではありますが、
お手すきございましたらお返事頂戴できますと幸いです。

*こちらの記事に書かれていた
O式、ラクテーションコンサルタント、T式、BSケアの先生方が
「妊娠期からのケアは必要でない」と仰られている著書名を
ご教示頂けないでしょうか。

*別日に書かれた記事にある
2009年 WHOでは妊娠期の乳房ケアは不要
と書かれている資料名(検索ワード)を
ご教示頂けないでしょうか。


どうぞ宜しくお願いいたします。

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