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2013年9月14日 (土)

妊娠中に卵巣のう腫発見された!

先日妊婦検診には毎回内診と膣からの超音波検査が必要だと申しましたが、その記事に対するコメントで、気になるものがありましたので記事にさせていただきます。

卵巣のう腫の発見がいつになるかは病状にもよるのでしょうが、一般的に妊娠確定するかどうかのごく初期には、卵巣はホルモンの影響で腫れていることが多いです。
通常はひにちと共に、縮小してきます。
大きいかどうかの規準は径が5~7cm以上になっているかどうかです。
但し16周を過ぎても縮小して来ないようならば、その後のことを考えて、原則手術をする方向に話が進むと思います。(この場合、のう腫部分だけを切除します。)

なぜ手術が必要になるかというと、卵巣が大きくなるほど
頸捻転や破裂などのリスクが高まるからです。
そんな事態に陥ったら、緊急手術が必要です。
百歩譲って妊娠中は大丈夫だったとしても、分娩進行時にのう腫が骨盤内に入り込むことがあり、そうなると分娩進行が妨げられます。

さて、卵巣のう腫の診断には一般的に膣からの超音波検査で発見されることが多いものです。
(ちなみに性経験のない娘さんですと、膣からの超音波検査は難しいですから、おなかからの超音波検査にせざるを得ないです。)
早期発見についてはどこまでを早期発見とするのか、判断が難しいですが、16週までに発見されたのなら、遅いとは言い切れません。

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