おなかの赤ちゃんの推定体重について。
妊婦検診の基本パック(!)は、検尿・血圧測定・体重測定です。
内診とか超音波検査とか血液検査はオプションですが、最近は多くの病産院で超音波検査を毎回のようにされているトコロも増えているとか。
その超音波検査では、赤ちゃんの頭が上か下か或いは横か、どちらを向いているか、心臓のお部屋は4つあるか、胃袋はあるか、男の子か女の子か等々・・・まぁ色々な項目を調べることができます。
そして色々調べる中で、重要な項目として、赤ちゃんが在胎週数相当に育っているか確認することが挙げられます。
超音波検査の際、産婦人科ドクターが、おなかの赤ちゃんの頭の横幅や太腿の骨の長さやおなかの断面積等を計測されるのを見たことがあるでしょう?
ああやって計測した数値をコンピューターに入力すると自動計算してくれて、推定体重が出るのですね。
推定体重の誤差範囲は、上下10%前後だそうですから、仮に、その時のおなかの赤ちゃんの推定体重が3000gだったとしたら、2700g~3300gの幅があると見做して正解です。
確か在胎週数から2週間以上小さいとなると、FGR(子宮内胎児発育遅延)ですから、状況によっては産婦人科ドクターから、「入院加療が必要です。」と告げられるかと思います。
下1桁~2桁は誤差範囲ということもあるので、あまり神経質になるのはどうかと思いますが、少なくとも今年度交付の母子健康手帳の「すこやかな妊娠と出産のために」という頁には、“胎児発育曲線”というグラフが掲載されていますから、現在妊娠中の方は、一度照合してみられても良いと思いますよ。
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コメント
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お久しぶりです。お世話になっております。きです。
以前、低体重の息子の完母への道を示してくださり、とても助かりました。
さて、息子は1歳7ヶ月になり体重、身長、共にグラフ内に入るようになりとても安心しております。
今回はご報告でコメントさせていただきました。
この度、第二子を授かることができました。只今、7ヶ月です。タンディムを目指しておりましたが、前回、切迫早産で入院したこと、今回も初期から張りがあることなどから、断乳を勧められました(涙)
そして、1歳5ヶ月のとき断乳をしました。もちろん、言い聞かせもスキンシップもたっぷりして、かなりあっさりとした断乳となりました。
逆に私も寂しかったのですが、今でも胸を触ったり、見たりはしています。そして、「ぱいぱい、痛い痛いねー」と言います。最初、その言葉を聞いたときは涙が出そうでしたが、二人目が生まれて再び、授乳出来るようになって、息子もそれを望んだら、喜んで授乳したいと思っています。
まだまだこのブログのお世話になりたいと思います。
今後もよろしくお願いします。
投稿: き | 2013年9月16日 (月) 22時33分