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2013年9月17日 (火)

前搾りには意義があるっ!

乳頭・乳輪が硬い状態というのは色々理由がありますがそれはひとまず置いといて、実際問題として、赤ちゃんが吸啜する時に伸展性に欠け、いわゆる“吸い難いおっぱい”“滑るおっぱい”になってしまいがちです。

その改善のために産後お母さんが出来ることは、前搾り(先搾りとか前ほぐしと表現することもある)をしてから直母することです。
そりゃあ、大勢の中には、乳頭・乳輪が相当硬くても浮腫んでいてもブルトーザーが大きな山を切り崩すかのようにガツガツ欲しい分だけのおっぱいを飲める新生児は居るには居ますけれど、そういう新生児は極僅かな・・・僥倖ですな。

大抵の新生児は、乳頭・乳輪が硬い状態ですと、「大きなお口を開けて吸いついても、グリップが利かなくてズルズル後退して浅飲みになる」or「持続して吸いつきとくても直ぐにスタミナ切れしてクッタリする」のが関の山になってしまうのです。

それを乗り越えるにはどうすればいいのか?
それはですねぇ、10~20ml/回程度の前搾りを続けることです。
そうすることで、上記の案件をクリアする下地作りになるわけです。
勿論、搾乳は廃棄せず、シリンジやカップやスプーンで飲ませます。

いつまで前搾りを続けるべきかは、担当助産師に確認する必要がありますが、乳頭・乳輪が柔らかくなり、新生児の哺乳力が向上し、危なげなく直母が出来るようになれば徐々に不要となります。

前搾りをしている間は、「10~20ml/回の前搾りの補足をして、どんな意味があるのか?」「一体いつまで前搾りを続けなくてはならないのか?」と、疑心暗鬼に陥るかもしれませんが、そうすることで、新生児はぐ~んと発育するものです。
前搾り生活を乗り越えられる日(≒直母だけでグイグイ飲んでくれる日)はきっと来ますから、まずはやれるだけのことをやってみましょう!

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