いわゆる陥没乳頭のお手入れについて。
乳頭のお手入れで、特に頑張ってほしい方は、いわゆる陥没乳頭の方です。
一般的に凹んでいるのが陥没乳頭だと思っていらっしゃる方が大半なのでしょうが、広義には、裂状乳頭・ウオノメ状乳頭とか中央陥没乳頭と呼ばれる乳頭も含まれます。
そういった乳頭の持ち主さんは、皮膚と皮膚がくっついた、内側の部分がとにかく強度的に弱いので、鍛えてもらわなくてはなりません。
そうでないと、「吸われ負けして、痛くて直母が出来ません!」なぁ~んてことになりかねないのですね。
痛ければ一時的に搾乳で凌ぐという方法もありますが、直母が出来るお母さんで、搾母がラクという方はあまりいらっしゃいません。
面倒くさいと感じる方が大半です。
だったら、「一時的に乳頭保護器をしようするのはどうか?」というプランもあるのでしょうが、ソフトタイプを使うと、余計に痛い部分を巻き込んでしまいますから、使用自体がNGですし、P社のハードタイプは明らかに従来バーションよりも改悪されています。
しかも、下手をするとハードタイプを使用したら、却って量的に充分に哺乳できないこともありますので、あまり使いたくないのが正直な気持ちです。
陥没乳頭であっても、お手入れ次第で乳頭はよく伸び、やわらかくなり、傷がつきにくくなります。
妊娠中から乳頭を鍛えるには、いい方法があります。
ソフトタイプの歯ブラシをペン持ちにして、凹んでいる部分を含む乳頭頂を擦るのです。
1度につき、左右とも各100回は擦ってください。
24週から1日に1~2回/日は行ってください。
おなかの張りを全く気にしなくていい37週以降の妊婦さんは、青天井で鍛えましょう!
« FGRでも妊娠中のおっぱいケアをすべきですか?(35週) | トップページ | 産後の尿漏れの原因と対策。 »
「☆妊娠中にしておきたい心と体の準備」カテゴリの記事
- 硬いおっぱいでは飲めません。(2015.08.05)
- この場合、授乳は差し控えるべきですか?(妊娠初期)(2015.05.01)
- 出産前に白斑が出来た場合。(2015.03.13)
- 妊娠判明前日に豚レバーをたくさん食べてしまいました。(2015.02.09)
- 何故子宮口全開まで努責したらNGなの?(2014.11.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント