体重が2500g以上でも早産児は早産児です。
医学的に言うところの、早産児とは37週0日迄に生まれた赤ちゃんを指します。
低出生体重児とは生下時体重が2500g未満の赤ちゃんを指します。
37週0日から41周6日までの赤ちゃんは満期産児とか正期産児と呼びますが、生下時体重が2500g未満だったら、低出生体重児でもあります。
逆に33週なのに2700gとか、週数に対して大きな赤ちゃんが生まれることも有ります。
そのような赤ちゃんは低出生体重児ではないのですが、やはり早産児です。
一見して体重が大きいから、おじいちゃんやおばあちゃんは大喜びです。
「心配するほどでなかったわな。」とのたまう方も、ちらほら居られます。
しかし、コトはそう単純なものではないのですね。
消化吸収機能も腎機能も呼吸機能も体温調節機能も哺乳意欲も睡眠時間も黄疸の程度も何もかも、満期産の赤ちゃんとは異なります。
細胞外液が多いから、生後1日目で体重減少率が10%以上になる赤ちゃんも居られます。
なので、間違っても「ウチの子はカラダは大きかったのにヘタレ。」だなんて言わないでね。
発達や離乳食の開始は修正月齢で判断します。
生まれる時があわてんぼさんだったから、焦りは禁物。
生まれてからはゆっくりのんびり大きくなっていく子なんだなぁと考えてくださいね。
僭越ながら、早産児のお母さんに是非持っていただきたいスタンスです。
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