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2013年10月16日 (水)

ミルクナースって知っていますか?

ミルクナースって言葉、聞いたことがありますか?
ミルクナースとは、白衣姿のミルク屋さんの営業系社員です。
栄養士さんや看護師の資格を有する方たちが大半ですが、中にはそういう資格を持たない方も居たそうですよ。
一応、日本国内には、そういう名称の職業はありません。(近似値的な職業は有りますが・・・)、海外特にアジア・アフリカ諸国では、スタンダード化された職業でした。

ミルクナースとは、莫大な利益を生むと考えられた育児用粉ミルク市場を更に拡大させるための販売促進業務を担った人達を指します。
具体的な販売促進業務は、ミルクのサンプルの無償配布・調乳指導です。
産後間もないお母さんたちに、「おっぱいよりも、優れていますよ。」「簡単に準備できますよ。」「ミルクは先進国でも普及していて文化的なのですよ。」等の殺し文句を携えて、おっぱいの出方に関係なく、ミルクをどんどん言葉巧みに勧めます。
なにしろ、ミルクナースは貧しい地域の方に無償配布・調乳指導をするのですから、とても親切そうな善意の第三者に見えてしまいます。

ここで思い出してほしいのは、おっぱいはまともに吸わせないことが、1週間も続けば、おっぱいを作る「プロラクチン」の血中濃度は妊娠前のレベルにまで低下するということです。

貧しい地域のお母さんたちを、出産間もない頃から、さんさんミルク浸けにしておきながら、いよいよおっぱいが出なくなってきても、ミルクをそれ以降も無償で配布されることはありません。
そうです、購入せざるを得ない状況に追い込むわけです。

しかし、育児用粉ミルクはあまりに高価なので、貧しい地域のお母さんたちは長持ちさせようと、規定濃度よりも薄めてのませようとしてしまいます。
薄めると過去記事にも書いておりますように、栄養分の吸収率が悪くなりますね。
また、先進国のように上水道・下水道整備されておらず、泥や汚物の混じったようなお水で調乳し、結果乳児がバタバタと下痢で死んでしまうということも日常茶飯事に起こっています。
結果多産に拍車をかけ、さらに貧困化が進む・・・という悪循環があり、これを断ち切るのは母乳育児の推進しかないと、WHO/ユニセフも気が付き、WHOコードや10カ条がつくられるという流れになって行くのです。

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