産婦人科で働く助産師と看護師の違いって?
<ご質問内容>
いつも更新楽しみにしてます。
10ヶ月の女の子のママです。
選んだ病院がもろミルク屋サンの病院で殆ど母乳指導なく退院…
どうしていいのか全くわからず3時間授乳間隔を空けないといけないと思っていたのでミルク足して時間稼いでいました…
1ヶ月検診で一日46g増えてるのにも関わらずこれからも飲むだけミルクあげるようにいわれました。
乳腺炎になった時イロイロ調べまくってこのblogに出会いそこから私の考え方が変わりました。
おっぱいで育てたい。
たくさんおっぱいをあげたい!!
離乳食が始まってから母乳だけになりました。
娘は小粒チャンですが今かかってる小児科の先生には「大丈夫!いっぱいおっぱいあげて!おっぱいは自然に終って行くから断乳は必要ない。」って言ってもらってます。
このblogに出会わなかったら…って思うと…恐ろしいです。
私の産んだ産婦人科には助産師がいなかったんですか…
看護師サンと助産師サンではやっぱりおっぱいに関しての指導内容等違うんでしょうか?
もし2人目となった時の参考に教えて頂ければ嬉しいです。
<SOLANINの回答>
良いことに気がつきましたね。
大抵の病産院で助産師と看護師さんではユニフォームに違いもなでしょうから、例えば「助産師」って名札でも付けとかなきゃあ、違いは分からないと思いますよ。
助産師と看護師の職域の違いについては保助看法という法律に詳しく書かれていますが、やはりこれは違うんですね。
昔地域の医師会が助産師不足で困っていた時、「産科看護師」とか「准助産師」とかいうもっともらしい名前で助産師もどきさんを養成してました。
でもそれは国家資格でも何でもない、もちろん分娩介助なんて絶対にしてはいけない人達に看護師さんの資格を持っているからとセミナーを受けさせて体裁を整えただけの代物でした。
助産師は看護師さんの資格を得てから一般的に1年間、それ相応(例えば母性看護領域)の座学と産直を含む分娩介助実習を経て国家試験に合格した人だけに付与される資格なんですね。
もちろん、助産師学校の座学で母乳育児の項目はまだまだお粗末ですが、何もしないよりはマシです。
先輩助産師が定着している病産院であれば、卒後教育で足りないところはフォローして、新米助産師が1人前に働けるようにカリキュラムが組んである筈ですよ。
分娩進行中の看護、異常事態の察知・判断力・対応力、授乳や搾乳の介助、各種指導・・・助産師ならではのものがあると思います。
看護師さんに分娩介助させるような病産院では、産まないで。
そういうトコロに限ってミルク屋さんが跳梁跋扈しているし、やたらと医療介入が多いし、ケーキバイキングなんぞがあったりするから。(そしてそのケーキバイキングを産婦人科のドクターが褥婦さんに勧めてるんだなぁ、これが。)
どんな病産院か、スタッフの母乳育児の知識は真っ当か否かは過去記事にも書いていますから、是非ともご精読くださいね。
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