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2013年10月26日 (土)

ミルクをあげないと成長ホルモンが出なくなる?

世の中には赤ちゃんのお母さんを医学的な根拠など全く無いのに、脅かすセンセイがおられます。
ブログタイトルにもあるようなことを平気で仰るのですね。
明らかな発育不良ならばともかく、ほぼミルクの補足なしで、新生児期の体重増加度が30g台~40g台/日と大変順調に育っておられるにもかかわらず、「これ(ほとんどおっぱい)では足りないね。成長ホルモンが出なくなるからミルクをあげなさい。」とミルク育児を勧められるのです。
赤ちゃんのお母さんにとって、小児科のセンセイのひとことは重いです。
どういう意図があったのかは不明ですが、そんな脅し文句?を真に受けて、要らないものを敢えて赤ちゃんの体内に入れてしまうのはおかしいですね。

ユニセフの規準は生後半年までの赤ちゃんの体重増加度は18~30g/日とのことです。
ミルク育児全盛期の育児本などの記載でも、「1日当り30~33g程度の増え方で、1か月に1kg増えれば充分です。」と書いてあります。
昔のミルクはカロリーもハイパーでしたし、そんな時代の育児本でもそういうレベルの増え方をしていれば、問題なしなんです。

ということは、アフリカの難民キャンプの赤ちゃんのように無茶苦茶低栄養状態とか、ドンドン体重が減少するとかならまだしも、30g台~40g台/日というご立派な体重の増え方をしているのに、「成長ホルモンが出なくなる」何て、論理的におかしいではないかということが、冷静な読者のみなさんにはご理解いただけると思います。

脅し文句?には色々なパターンがありますが、最近聞いたのは「赤ちゃんの脳が委縮する。」というのもありましたっけ。(某集団検診会場にて。)
念のためCTまで撮ってもらわれましたが、赤ちゃんの脳は委縮なんてしていませんでした。
あんまりな脅し文句?を聞かされたらお母さんとしてはテンパってしまいがちですが、今一度深呼吸をしていただいて、「本当だろうか?」と考えてください。
ご自分では判断付きかねることについては、最近はなんでもセカンドオピニオンの時代ですから、赤ちゃんについての疑問も納得できないならば、別の専門職の方にお尋ねするのも一手です。

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☆事情があっても倫理的に許せない」カテゴリの記事

コメント

検診でも問題なく、保健師さんにも順調と言われていた我が息子も、完ミで太りすぎな姪っ子と比較され、3ヶ月頃姑にミルク足さないと脳が萎縮すると言われていました。このblogを読んでいなかったら従ってしまっていたかもしれません。2才になった今、息子は身長体重ともに標準より若干大きくなり。胸を張って完母で良かったでしょ?と思ってます。

私も、出産した大学病院の助産師とミルク屋さんに、ミルク足さないと育たないし母乳では栄養が足りないと脅され、
6ヶ月検診では小児科医に、母乳は危険だから今すぐやめるように。夜中授乳すると成長を妨げる。泣かれても無視すればそのうち諦める。と脅されました…
当時それらの脅しにとらわれ、母乳外来で、何度も、大丈夫よ、と言われても、脅しを信じてしまい混乱し参っていました。

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