赤ちゃんにベビーパウダーって使わない方が良いと思いますが。
三丁目の夕日時代までは、乳幼児は湯あがりやおむつ交換の際はサラサラするようにとベビーパウダーをフワフワパフでポンポンと叩かれ、羽二重餅みたいになっていたそうです。
そして間違いなく、今の50歳代以上のおばあちゃん世代は「ホントにベビーパウダーって使用しない方が良いのですか?」と尋ねて来られます。
そこで、理由をお話ししたいと思います。
今を去ること昭和の終わりも近い1987年、主原料の滑石にアズベストが混入している事件が起きました。
その反省から現在の製品検査は厳しく、危険な混入物は出荷された製品からは見られなくなったのですが、赤ちゃんにはパウダーを吸いこむリスクや、厚く叩くと毛孔を詰まらせてしまう恐れがあり、お肌のデリケートな赤ちゃんには汗疹や湿疹が却って酷くなることも有ります。
皮膚と皮膚がくっつく部分は洗い残しになりやすいので、サラサラになるように叩いても結局余計にコテコテになりがちです。
尚、主原料はメーカーにより若干異なりますが、滑石とコーンスターチ等の植物性澱粉、昔はキカラスウリの澱粉(=天瓜粉=てんかふん)を使用しているものもあったらしいです。
ただでさえ、【皮膚バリア】のことを考えると、これ以上皮膚の乾燥を助長させても・・・という気がいたします。
大人が付ける分には問題ないそうですが、赤ちゃんにはちょっと・・・です。
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コメント
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しばらくブログを見る時間が無く、久々に検索したら、いつのまにか、こちらにお引っ越しされていたのですね。早速、出産したばかりの友人に紹介させていただきました。
ベビーパウダー!幼稚園時代まで全身はたかれていた記憶が・・・^^;;さすがにいまは乳児健診でもみかけません。
これからも記事、楽しみにしていますね~。ア○○ロ、ショックでしたでしょう。友人も同じ目に。何が悪かったかは不明。未来に向かって、SOLANINさんの今後を応援してます♡
投稿: pinkcat12 | 2013年10月 3日 (木) 08時43分
おはようございます。
ベビーパウダー、懐かしいです。
昭和生まれの私は、よく使ってもらってました。息子や娘も小さい頃はつけてましたね。
娘の肌が弱く湿疹でグジュグジュの所にサラサラになるようパンパンしていましたが、逆効果だったとは・・・驚きです。
子育てって、良いとされていたものが後にダメになったりしますね・・・
180度ものの見方が変わるってスゴイことですよね、、、
それだけ医療が進歩して色々なことが分かってきたということなのですね。
投稿: Cカーブおやすみたまご | 2013年10月 6日 (日) 07時06分
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
投稿: 株の入門 | 2013年10月10日 (木) 10時13分