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2013年10月 4日 (金)

野生の勘を鈍らせ慢心すると、赤ちゃんが怪我をしますよ。

この記事はおっぱいのケアに関することではないです。
赤ちゃんを転落事故から守るために、気が付いたことを幾つか述べさせていただきます。

1つ目。
母子同室の病産院であれば、赤ちゃんと同床することもあるかと思います。
病産院のベッドですから、当然柵があるのですが、ベッドのサイズがセミダブルであっても、赤ちゃんをお母さんのベッドに寝かせる際は、柵とお母さんの間に寝かせるかと思います。
もちろん入院の際に、病院スタッフから赤ちゃんをお母さんのベッドに寝かせる際はどのようにして寝かせるのかという説明があったり、文書で注意喚起されているのでしょうが・・・万一聞いていなかったとしても、それってお母さんになる方には分かり切っている当り前のことだと思います。
大体、柵の無い部分に赤ちゃんを寝かせたらどうなりますか?
場合によっては赤ちゃんが転落するかもしれませんよね?
お母さんには本能的に赤ちゃんを守りたいと気持ちがあるのですから、お母さんとしての野生の勘が鈍っていなければ、柵の無い部分に赤ちゃんを寝かせたりはしない筈ですが・・・

2つ目。
赤ちゃんと退院する時、或いは赤ちゃんの受診のため病産院に行く時、赤ちゃんをク―ファンに入れて運ぶ方がいらっしゃいます。
どのメーカーのク―ファンも新品であれば、持ち手を結わえる紐が付いていますが、ク―ファンに赤ちゃんを乗せた後、あの紐を結んでいますか?
そして、ク―ファンを持ち上げる前に、しっかり持ち手を握り締めたことを確認してからか、持ち手に腕を通してから持ち上げていますか?
ついつい横着をして、紐を結わえない状態で、サッと持とうとしていませんか?
サッと腕を通そうとしていませんか?
後から通す方の持ち手が握れていなかったり、通っていなかったらどうなりますか?
場合によっては赤ちゃんがク―ファンから転がり出てしまう危険性が高いです。
何度も使っているうちに、慢心して基本に忠実な使いかたをしなくなったら、悔やみきれないことになるやもしれませんね。

3つ目。
初めての寝返りは、いつ何処で起こるか分かりません。
「まだまだ先ね。」と、余裕をかましていたら、いともあっさり・・・なこともあります。
赤ちゃんを柵をしていないベビーベッドやソファに寝かせるのは、無防備過ぎます。
お祝いすべき初寝返りが落下事故では、目も当てられませんね。

4つ目。
赤ちゃんを抱っこする時に、平気でピンヒールやミュールを履く方がいらっしゃいます。
産後のお母さんのおしゃれを否定するわけではありませんが、見ていて危なっかしくて、ハラハラします。
足首を捻ったり、空足を踏んだら、バランスが崩れて赤ちゃんが落っこちてしまいかねません。
それとも、脚を綺麗に見せる方が大事なのですか?
「そんなものを履いて赤ちゃんを抱っこするな!」と、お家の方から注意されませんでしたか?

お母さんとしての野生の勘を鈍らせたり慢心していると、本当に赤ちゃんに怪我をさせることが起こり得るのです。
大袈裟でも何でもなく、日本全国津々浦々、こんな事故が後を絶たないのはなぜなのか?
「自分だけは大丈夫!」だなんて思い込まずに、ちょっと考えてみましょうね。

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