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2013年11月 2日 (土)

1ヶ月健診で体重増加度が少ないと指摘されたら?

1ヶ月健診で、赤ちゃんの体重増加度の評価は、「起点となる体重を何処に置くか?」で天と地ほどの開きがある(=場合によっては真逆の展開になる)ことを憶えておいてください。
お母さん自身も、ドクター任せ(?)ではなく、我が子なのですから、体重増加度の計算をするにあたり、どこが起点となるのかをしっかり確認してくださいね。

しばしば(!)居られるのが、生下時からの計算をしたがるドクターです。
もしかしたら、生理的体重減少が全くみられないくらい初っ端からミルクを大量にガンガン飲ませる病産院に勤務されているのかもしれませんね。(汗)
どう考えても、生理的体重減少というモノを全くカウントしないのは、理不尽ですな。
故・山内逸郎ドクターも仰ったように、「赤ちゃんはお弁当と水筒を持って生れてくる。」のですからね。
お母さんのおっぱいが立ち上がるまで、赤ちゃんは持参したお弁当と水筒を飲食して待つのです。
そもそも、生下時体重はある意味、嵩(かさ)増しされた体重ですから、赤ちゃんの体重増加度の評価の起点にはふさわしくないのですね。

もしも、ドクター的に、健診で診察された赤ちゃんの体重増加に懸念(≒ギリギリではないか?という心配)があるなら、最初にミルク補足ありきではなく、授乳回数やポジショニングやラッチオンの様子をチェックしたり、改善点を指示して1~2週間後に体重チェックに再診していただくのがスジでしょうね。(百歩譲ってミルク補足の指示をされたとして、指示量に過不足が無いかという評価は必要ですから、どのみち再診していただくことになりますからね。手間は同じです。)

万一、当ブログの読者さんで、ご自身の赤ちゃんの1ヶ月健診に於ける体重増加度の評価が適正かどうかを確認したければ、入院中の最低体重(大抵は早期新生児期の頁の記録に書いてある生後2日目とか3日目(=赤ちゃんが一番縮んだ日)の体重か、それが不明であるならば、退院日の体重のどちらかと、1ヶ月健診日の体重の差を日齢で割れば簡単に計算が出来ますよ。(母子健康手帳にも書いてあるけれど、生れた日は0日目とカウントしますから、日にちの数え方を間違えないようにね。)

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