今になってタンデム授乳が辛くなってきた。(上3歳、下8ヶ月)
<ご相談内容>
タンデム授乳中です。
上の子は3歳で、下の子は8ヶ月で、離乳食はボチボチ食べられるようになってきたので2回食にしようかなと思っているところです。
最近になって特に強く思うようになってきたのは、「上の子に飲ませるのがイヤ」ということです。
基本的に下の子優先ルールは守ってくれるのですが、最近は「(下の子が)ご飯食べるようになったから、一緒でもいいよね?」と聞いてきます。
上の子の言い分は、正論だと頭では分かっています。
分泌量はそこそこあるので、量的な心配は無いのですが、気持ち的にイヤなのです。
なんていうか、上の子が当然の権利みたいにおっぱいを飲むのがずうずうしく思えてくるようになったのです。
下の子が小さかった頃は、上の子への授乳がイヤになったことはありませんでした。
今になってそういう風に思ってしまう自分に嫌悪します。
<SOLANINの回答>
タンデム授乳が始まってまだ赤ちゃんの月齢の若いうちに上の子さんへの授乳の際にイヤな感じがするのは、立場の弱い赤ちゃんを守るための本能のようなもので、恐らく何らかのホルモンが関与しているのではないかと考えられています。
相談者さんの場合はそうではなく、赤ちゃんが8ヶ月にもなった今になって、なぜこういう気持ちになるのか?と、戸惑っていらっしゃるようにお見受けします。
栄養摂取の主体はまだおっぱいであるにしても、2回食になり、おっぱい以外の方法でも栄養摂取が出来つつあるようになっているわけですから、先に述べた状況とは少し違いますね。
誤解を恐れずに申し上げれば、相談者さんは、上の子さんのおっぱいに対する態度や様子、そして、周囲の無理解としか思えない暴言や冷やかな態度などの理由から授乳がイヤになっているのではないでしょうか?
「言葉でハッキリ自己主張する」「我が物顔で当然の権利のように飲み始める」「タンデム授乳に対する周囲の人たち(例:実両親・義両親・保育園や幼稚園の先生・医療関係者など))の心無いひとことに胸を抉られるような心境になり、本来ご自身の心に抱いていた、「赤ちゃんが生まれても、おっぱい星人の上の子さんが僻まないように、等しく愛情表現の一つとしてタンデム授乳をする」という暖かい気持ち(≒精一杯の配慮)を上の子さんを含む周囲の誰もが理解してくれていないため、傷つき、辛くなるからではないでしょうか?
私には相談者さんが孤軍奮闘していらっしゃる様子が目に浮かぶようです。
では、どうしたらいいのか?
相談者さんは、決して上の子さんへの愛情が薄れたわけでは無い筈です。
上の子さんは言葉の通じる相手なのですから、お母さんがどんな想いでおっぱいをあげているかを告白するのが良いと思います。
そして、おっぱい星人として、ひとりの長期授乳を謳歌している幼児として、恩に着せるわけではないですが、「お母さんのおっぱいをこんなに長く、赤ちゃんとシェアしてでも飲ませてもらえるのは実は有り難いことなんだな。」という認識をしてもらうように言い聞かせをしましょう。
最低限、「おっぱい飲んでいいですか?」「いただきます。」「ごちそうさま。」くらいはマナーとして言うのは躾の一環ですからね。
もちろん上の子さんだけさせるのは不自然ですから、赤ちゃんにもベビーサインで「おっぱい」を教えたり、手を合わせてお辞儀するというゼッスチュアをさせたりということで、バランスが取れるかと思います。
また、周囲の無理解に対しては、話が出来る相手であれば、ご自身の気持ちを吐露されても良いかと思います。
話が出来ない相手であれば、華麗にスル―しましょう。
相談者さんが再び明るい気持ちでタンデム授乳できる日が来ますように。
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