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2013年11月の記事

2013年11月30日 (土)

とても甘いおっぱい=美味しいおっぱい?

一般的に言われている通り、赤ちゃんは様々な味覚の中で、渋味・塩味・苦味・酸味・辛味などよりも、圧倒的に甘味を好みます。(注:渋味は味覚なのか?という疑問や、辛味は味覚ではなく痛覚だと言われていることは知っていますが、ここでは一応大きな意味での味覚とさせていただきます。また赤ちゃんは旨味にも反応しますが、この記事では、割愛させていただきます。)
赤ちゃんにとっては、甘味以外の味は、カラダに良くない(モノによっては毒だったりすることもある・・・)から、防衛本能が働くのでしょうね。
でも、甘ければ甘いほど喜ぶか?美味しく感じているか?は別問題です。

私は母子ケア研究会の会員でもあるので、柳澤薫先生や故・山西みな子先生のご著書を複数冊読破しています。
母乳育児中のお母さんのお食事に関する基本的な考え方としては、お母さんが甘いモノを食べても赤ちゃんが嫌がらなかったり、子育てする上で何か不都合な事象(例えば、よく泣く・グズグズが激しい・キイキイと甲高い声でわめく・逆毛が立つ・痒がる等々)が無ければ一応善し・・・なのですが、そうではない場合、お食事内容を見直し、甘いものは避けましょうというスタンスです。

確か(←違っていたらごめんなさい!)柳澤薫先生のご著書によれば、赤ちゃんが最も飲みっぷりよく飲んでくれるおっぱいの糖度は9度であり、11度まで上がれば、甘過ぎて嫌がって飲まなくなることもある・・・ということを書かれていたように記憶しています。
おっぱいの甘味は、ほんのりと上品なくらいが丁度いいのでしょうね。
しつこいような甘味では、赤ちゃんは辟易するのかもしれません。
乳房トラブルの誘発は、赤ちゃんが喜んで飲まなくなることも大きな原因ですから、絶対に甘いモノを食べてはいけないとは申しませんが、食べ過ぎるのは、やはり止めた方が無難だとSOLANINは思いますね。

2013年11月29日 (金)

お母さんの歯磨きは何分くらいそればいいの?

歯磨きは時間をかけてすればいいというものではありません。
例えば30分間位じっくり掛けて磨けばそれでいいのかと言えば、そういうものではありません。
恐らく長過ぎるので、かため歯ブラシでグー持ちでゴシゴシ磨きをしたのと同じようなダメージ発生が予測されます。
つまり、歯の表面が削れちゃうってことです。

3分間でいいですから、磨く順番を決めて、出来る限り磨き残しの無いように、丁寧に優しく磨きましょう。
可能であれば一歯ブラシを使ったり、フロスを使うのもいいですね。

お母さんの歯及びお口の中のコンディションが上々ですと、お子さんの虫歯リスクは圧倒的に減りますからね。

毎日忙しいでしょうが、何とかして歯科に受診しましょうね♪
歯科は痛くなってから行くトコロじゃないですよ。
ご自身のためにも、お子さんのためにも、まずは予防が大事ですからね。

タンデム(=上の子と下の子の同時)授乳について。

タンデム授乳と言えば、双子ちゃんの授乳を思い浮かべることが多いですが、兄弟姉妹で、お母さんのおっぱいをシェアし合いながら、授乳することは・・・大有りです。

お母さんとおっぱいが大好きな子だったら、ホントどこでも飲みます。
先日SOLANINの勤務先で出産されたお母さんの第一子は、陣痛が来ていて、呼吸法しているお母さんのおっぱいに吸い付いていました。(もちろん、第一子もお父さんと共に出産に立ち会われました。1歳7ヶ月のお子さんでした。)
お母さんも「(第一子のおかげで)分娩時間は15時間ですが、メッチャ痛かったのは、(LDRを分娩モードにして)最後の20分くらいでした。自分では凄くラクなお産だったと思います。」と仰ってました。

母乳育児に理解のある小児科のドクターも『上の子が新生児の上前を撥ねて、すっからかんに飲みまくるような極端なことがなければ、飲ませてあげたほうが情緒が安定して、赤ちゃんに悪さをしにくくなるし、赤ちゃんが安全だからあげたらいいよ。生産量も増えるからね。』とユーモアたっぷりに仰います。
授乳時間の短縮化も図れるので、タンデム授乳はお勧めです。

2013年11月28日 (木)

おっぱいの栄養部分。

<ご相談内容>
私は2歳5ヶ月の子供がいて、いまでも母乳を飲んでいます。
そこで気になったのが栄養のこと。
とあるコミュで初乳より成乳(出産30日以降)で栄養が上がる成分(乳糖・カゼイン・脂肪)もあると書かれていました。
また、子どもの年齢から考えても、栄養分はお食事で摂取できると思うのですが、粉ミルクのサイトを見ると「DHAを強化!」等と、謳っています。
おっぱいのためにDHAをたくさん摂取した方が良いのかと思ったり、2歳児の母乳育児にそこまで積極的に摂取してまで飲ませるべきか、実際子どもへの影響はどうなのかと考えてしまいました。

2歳児も母乳で栄養面を考える必要があるのでしょうか?
それとも、あくまでも子の癒しや安らぎを重点に置いた方が良いのでしょうか?
ちょっと考えすぎてわからなくなってきました・・・。(ほぼ原文ママ)

<SOLANINの回答>
私は月齢や季節別のおっぱいのサンプルから各栄養成分の含有量の書いてある一覧表を見たことがあります。
確かにご指摘の通り、おっぱいの成分は月齢によって徐々に変化してきます。
各栄養成分には月齢により増えるものも減るものもありますが、その月齢に応じたおっぱいが出てきていると解釈していただいて差し支えないと思います。
また、お母さんが栄養バランスを考えてお食事を摂られることは大変良いことです。

粉ミルクのキャッチコピーの「●●を配合。」「○○を強化。」というのは従来品と比較してですが、元をただせば、おっぱいが基準なんですね。
つまり「おっぱいに多く含まれる●●を配合。」「おっぱいに含まれる○○を強化。」という意味なんです。
粉ミルクの原材料である牛乳にはあまり含まれていないから、あんな風にご大層に宣伝しているのです。(だって、キャッチコピーだもんね。)

それから、私は耳にタコが出来るくらい、過去記事で「栄養成分というものはどのくらい含まれるかというよりも、どのくらい吸収するかという着眼点が大事。」ということを書いているのですが・・・もしかして忘れちゃってませんか?
おっぱいよりも粉ミルクの方に多く含まれる栄養成分はDHAに限らず沢山ありますよ。
「だったら、おっぱいよりも粉ミルクの方が栄養成分的に優れているのか?」と言えば違いますよね?
現在までの研究等で特定の栄養成分をおっぱいを通して赤ちゃんに多く摂取させるということは、どのくらいまで可能なのかという確かな結果はまだ出ていないと思います。
さらにこれを突き詰めると、お母さんのお食事のバランスが偏る危険性をはらんでいます。
それは健康的ではないですね。

1歳でも2歳でも3歳でも、お食事をしっかり3回食べているお子さんの栄養成分摂取はやはりお食事中心で賄っていくものです。
ココロの安定剤、安らぎ、癒やし・・・がメインになって来ると考えてくださいね。

2013年11月27日 (水)

BFHで出産したのに退院時ミルクの補足を指示されたら。

BFHで出産されたにもかかわらず、退院時ミルクの補足をしてくださいと指導されてしまったお母さん、ごく少数派ですが・・・いらっしゃいます。
入院期間中、何とかして母乳だけで行けないものかと母子&助産師で奮闘するも、退院時までにはその段階に到達しないからなのですね。

完母で退院したいお母さんにとってミルクの補足というのは、不本意な指導とお察ししますが、ミルクの補足は授乳中ずっと続くとは限りませんので、決して悲観的にならないでください。
時期には個人差があるものの、リラクテーション出来る日は、おっぱいをあげることを止めさえしなければ、きっとやって来ます。

但し退院時の段階では、ミルクの補足をしないと、赤ちゃんにとって最低限必要な発育が叶わないからそのような指導をされた事実は真摯に受け止めてください。
ミルク屋さんと結託していないBFHで出産したのにミルクの補足を指導されるということは、とても大きな意味があるのです。
小児科ドクターや助産師は、伊達や酔狂でミルクの補足を指導しているんじゃないですから。
何が起ころうとも、どうしてもあげてほしい(≒譲れない)量や回数しか言いませんから。

だから、お母さんの自分勝手な思い込みで、指導に背いて減らさないでください。
赤ちゃんを危険に晒す権利は、おなかを痛めたお母さんであっても絶対に許されません!

「入院中よりもしっかり飲めるようになってきたみたいなので減らしました。」
「飲んだ後は満足して(?)良く眠るんです。だから補足を減らしました。」
これらは、小児科ドクターや助産師の指導を無視して、無茶苦茶やらかしたお母さんの言い訳フレーズです。

・・・厳しいことを敢えて申しますが、それって何の根拠があるのでしょうか?
確かに結果オーライだった方もいらっしゃいますが、それはあくまで運が良かっただけです。
根拠なんてありません!

そもそも正しいラッチオンが出来ていれば、おのずと飲める量は増えるでしょうし、乳首の傷も治る筈でしょう?
でも、乳首の傷がちっとも治らないとしたら、飲める量は増えていないと思います。
しっかり飲めていたら、良く眠るの?
ん~、それは何とも言えないなぁ。
そもそも新生児はですね、ゴリゴリの硬いおっぱいの場合、深く咥えられません。
クチュクチュするのが精一杯です。
速攻でくたびれ果ててしまいます。
量的に飲めていなくても、エネルギーの消費を最小限に食い止めるために、泣きもせず眠りこけてしまうことだってあるのです。

けれども、無茶苦茶やらかす方って、そういうことをご存知ないんですよね。
恐らく、赤ちゃんを危険に晒した自覚すら無いかもしれません。
赤ちゃんのためにもう少し真面目に、小児科ドクターや助産師の指導内容に耳を傾けてほしいなと切に願う今日此頃です。



1歳5ヶ月の双子たちに授乳中、妊娠発覚!

<ご相談内容>
私は現在も1歳5ヶ月の双子に授乳中です。
先日、3人目を妊娠した事が分かりました。
今8週目です。

つわり中で少々きついですが、双子への授乳は続けています。
(一日3~5回くらい)
出血や腹痛もなく、今のところ順調です。
おっぱいの出も良いです。

私としては、双子がおっぱい要ると言うなら将来的に3人タンデムになってもいいかなと思っているのですが・・・
ちなみに3人目が産まれるのは、双子が2歳0ヶ月の頃です。
3人以上の子にタンデムされているお母さんって、SOLANINさんの勤務先の病院には居られますか?

私の行っている産科では、母乳推進と掲げてはいるものの中身はどちらかというとミルク推進ぽい感じです。
双子を産んだ時も「双子に母乳育児は無理」と言われてしまい、こちらのブログを参考に自力でやってきました。
まだ病院には双子に授乳中だと伝えていないのですが、伝えるのが怖いです。
断乳しろと言われてしまうのかな?と。

ちなみに、まさか授乳中だとは思われていないのか、授乳してますか?とは病院側からは聞かれていません。
双子さんは元気ですか?とは聞かれましたが・・・。
やはり授乳している事を病院に言うべきですよね・・・。
とても気が重いです。

<SOLANINの回答>
まずはご懐妊おめでとうございます。
現在8週と、初期のため、おっぱいの分泌にはあまり変化が見られないのだと思います。
(妊娠の経過とともに、分泌量が低下してくるようなことがあっても、それは想定内として心つもりしておいてくださいね。)

さて、私の勤務先ですが、タンデム授乳中のお母さんは、結構いらっしゃいますが、双子ちゃん自体、年に10組くらいしか生まれておられませんから、3人に授乳しておられる方は人数的には少ないです。
パターンとしては、相談者さんとは逆で下の子が双子ちゃんということになりますが。

現時点で私が把握しているのは、5歳の上の子さんと10ヶ月の双子ちゃんに授乳中のMさんと、2歳8ヶ月の真ん中のo子さんと新生児の双子ちゃんに授乳中のKさんです。
MさんもKさんも、上の子さんたちも、双子ちゃんも完母です。(Mさんは一時双子ちゃんにミルク補足をしておられましたが、双子ちゃんたちが嫌がり、そうこうしているうちに、離乳食も始まりました。案の定おっぱい星人ゆえ、あまり食は進まないものの、体重が普通以上のペースで増えているから、補足は中止しました。)
MさんもKさんも,直ぐ上の授乳中のお子さんは、双子ということで管理入院の期間がありました。
なので、おかあさんにべったりくっついて、おっぱい三昧という訳にはいかない時期もありましたが、お母さんの外泊許可の出た週末とかは、授乳しておられたようです。
MさんもKさんも37週以降に自然分娩されました。

授乳中であることは、一応伝えた方が良いとは思いますが、問題はいつドクターに伝えるか?ですね。
個人的には、切迫症状が無いうちは、敢えて言う必要性はないように思いますが。
余り考えたくないことですから、仮の話として聞いていただきたいのですが、おなかの赤ちゃんそのものに、なにか育つことのできない理由があって、流産することは、授乳の有無は関与しませんし、そもそも、オキシトシンのレセプターが出ていない時期は、過去記事にも書きましたように、上の子への授乳が子宮収縮を引き起こすことはない筈ですからね。

おなかの張りや出血等の自覚できる切迫症状の自己チェックは言うまでも無いですが、頸管長の短縮化や子宮口の開大は、妊婦さんの自己チェックでは分からない間に進行することもありますから、念のため妊婦検診のたびに内診や経膣エコーで、診ていただくことをドクターにお願いしては如何でしょうか?

それと、普段から切迫にならないように腹圧を掛ける動作(双子ちゃんたちを抱っこしまくるとか、重いものを持ち続けるとか、お通じの際いきみ倒すとか)を避けることは、上の子への授乳の有無を問わず、重要なことですね。

また、どうしても心配ならば、双子ちゃんたちに、おっぱいの回数を1回でも少なくするか、短めの時間で終わらせてもらうようにお願いしてみるのも一案です。

2013年11月26日 (火)

上の子に吸われると、おっぱいが痛い。(妊娠中)

<ご相談内容>
近い将来、タンデム授乳になるであろう妊婦です。
タンデムになること自体は、夫も理解があり、私も意欲はあるのですが、妊娠の初期から乳頭が敏感になっているのか、ちょっと荒い吸い方をされると痛く感じます。
また、妊娠のいつからだったか、上の子に長く吸われると、乳房の奥の方から痛く感じます。
最近は分泌低下しているのか、「(おっぱいが出)ない!」と言ったりしています。
確かに以前よりはおっぱいが出ないようです。
ちなみに、妊娠経過に異常はなく、頸管長も短縮していません。
張り止めも飲む必要はないです。
どうしていけばいいでしょうか?

<SOLANINの回答>
妊娠中は程度の差はあれ、おっぱいの分泌自体が低下するようです。
妊娠初期に乳頭が痛くなるのは、ホルモンの影響で敏感になるからで母乳育児を継続していなくても、多くの妊婦さんが感じることです。
それ自体は異常ではありませんのでご安心ください。

吸わせている時の乳頭痛の原因は、恐らくおっぱいの分泌減少に対し、年齢と共に強くなる吸啜力とのギャップによるものです。
やはり、週数によっては頻回直母や1回に長時間ぶら下がられると、おなかの赤ちゃんも辛く感じたりするせいかもしれません。
それでも、相談者さんにおかれましては、現段階では頸管長も短縮化せず、おなかも張らず、切迫流早産の症状もなくてご無事でなによりですが、今後の妊娠経過で余計なリスクを減らすためにも、おっぱいの訪問販売は止めておきましょう。

妊娠中の母乳育児については、医学的な報告がとても少ない分野ですが、乳房の奥から痛く感じるのは、おなかの赤ちゃんからの「お母さん、僕(私)にも意識を向けてね。」のサインだと思い、おっぱい以外の方法で上の子の気が紛れる方法を考えたりしても良いと思います。
乳頭痛を必死に我慢してまで、常に上の子の要求に応えなくてはならないものではありません。
「お母さんは、おっぱいが痛くなっちゃったから、ちょっと今はおっぱいお休みさせてね。ごめんね。」と、ありのままに伝えることがあってもいいのです。

2013年11月25日 (月)

後頭部は触っちゃダメ!

新生児に授乳する時、無意識のうちに後頭部を把持しようとする方はちょくちょくいらっしゃいますが、あれはホントに良くないですから止めましょうね!

当ブログの読者さんであれば、新生児~頸の据わっていない月齢の赤ちゃんの授乳の際は、後頸部をしっかり把持して行うことは、よ~くご存知ですよね?
それは、あたかも「気道の確保」か、美容室で仰向けに寝そべってシャンプーしてもらう時、後頭部が洗髪ボウルの方に落ちた感じになるか、はたまた、ご年配の方がお薬を服用される時、ちょっと上の方を見て前頸をスッと伸ばすようにしてゴックンされるかのようにしなくてはなりません。
つまり、新生児の下口唇から、すぐ下の顎の丸い膨らみがお母さんの乳房の下縁に密着するようになれば、深いラッチオンが可能になってきます。

それともうひとつ、大事な理由があります。
それはですねぇ、単純なことですが、赤ちゃんは生理的に頭に触られるのを好まないということです。
(あっ、勿論、授乳以外の時に優しく上から下に撫でてもらうのはいいのですよ。)
そうではなくて、赤ちゃんの後頭部をそうっと包み込むようにして手掌に乗せるのでは、肝腎の頸がグラグラですから、全然だめです。
逆に、頸が据わっていない赤ちゃんの頭がブレ無いようにと思うばかりに、指先に力を込めソフトボールかハンドボールを、片手でガシッと掴むような支え方をされる方がいらっしゃるのです。

そういうことをしていると、直母しようと頑張れば頑張るほど逆効果で、赤ちゃんは仰け反って嫌がって泣いたり、怒って手がつけられなくなったりします。
無理やりラッチオンさせても、量が飲めていなかったり。
上口唇全体に吸い胼胝(だこ)が出来てたり。
お母さんは乳頭頂が発赤して、痛痒くて堪らなかったり。

まぁ、碌なことがありませんので、くれぐれもご注意願います。

今になってタンデム授乳が辛くなってきた。(上3歳、下8ヶ月)

<ご相談内容>
タンデム授乳中です。
上の子は3歳で、下の子は8ヶ月で、離乳食はボチボチ食べられるようになってきたので2回食にしようかなと思っているところです。
最近になって特に強く思うようになってきたのは、「上の子に飲ませるのがイヤ」ということです。
基本的に下の子優先ルールは守ってくれるのですが、最近は「(下の子が)ご飯食べるようになったから、一緒でもいいよね?」と聞いてきます。
上の子の言い分は、正論だと頭では分かっています。
分泌量はそこそこあるので、量的な心配は無いのですが、気持ち的にイヤなのです。
なんていうか、上の子が当然の権利みたいにおっぱいを飲むのがずうずうしく思えてくるようになったのです。
下の子が小さかった頃は、上の子への授乳がイヤになったことはありませんでした。
今になってそういう風に思ってしまう自分に嫌悪します。

<SOLANINの回答>
タンデム授乳が始まってまだ赤ちゃんの月齢の若いうちに上の子さんへの授乳の際にイヤな感じがするのは、立場の弱い赤ちゃんを守るための本能のようなもので、恐らく何らかのホルモンが関与しているのではないかと考えられています。
相談者さんの場合はそうではなく、赤ちゃんが8ヶ月にもなった今になって、なぜこういう気持ちになるのか?と、戸惑っていらっしゃるようにお見受けします。
栄養摂取の主体はまだおっぱいであるにしても、2回食になり、おっぱい以外の方法でも栄養摂取が出来つつあるようになっているわけですから、先に述べた状況とは少し違いますね。

誤解を恐れずに申し上げれば、相談者さんは、上の子さんのおっぱいに対する態度や様子、そして、周囲の無理解としか思えない暴言や冷やかな態度などの理由から授乳がイヤになっているのではないでしょうか?
「言葉でハッキリ自己主張する」「我が物顔で当然の権利のように飲み始める」「タンデム授乳に対する周囲の人たち(例:実両親・義両親・保育園や幼稚園の先生・医療関係者など))の心無いひとことに胸を抉られるような心境になり、本来ご自身の心に抱いていた、「赤ちゃんが生まれても、おっぱい星人の上の子さんが僻まないように、等しく愛情表現の一つとしてタンデム授乳をする」という暖かい気持ち(≒精一杯の配慮)を上の子さんを含む周囲の誰もが理解してくれていないため、傷つき、辛くなるからではないでしょうか?
私には相談者さんが孤軍奮闘していらっしゃる様子が目に浮かぶようです。

では、どうしたらいいのか?
相談者さんは、決して上の子さんへの愛情が薄れたわけでは無い筈です。
上の子さんは言葉の通じる相手なのですから、お母さんがどんな想いでおっぱいをあげているかを告白するのが良いと思います。
そして、おっぱい星人として、ひとりの長期授乳を謳歌している幼児として、恩に着せるわけではないですが、「お母さんのおっぱいをこんなに長く、赤ちゃんとシェアしてでも飲ませてもらえるのは実は有り難いことなんだな。」という認識をしてもらうように言い聞かせをしましょう。
最低限、「おっぱい飲んでいいですか?」「いただきます。」「ごちそうさま。」くらいはマナーとして言うのは躾の一環ですからね。
もちろん上の子さんだけさせるのは不自然ですから、赤ちゃんにもベビーサインで「おっぱい」を教えたり、手を合わせてお辞儀するというゼッスチュアをさせたりということで、バランスが取れるかと思います。
また、周囲の無理解に対しては、話が出来る相手であれば、ご自身の気持ちを吐露されても良いかと思います。
話が出来ない相手であれば、華麗にスル―しましょう。
相談者さんが再び明るい気持ちでタンデム授乳できる日が来ますように。

2013年11月24日 (日)

タンデム授乳でも清浄綿は使わなくて良いの?

<ご相談内容>
2歳4ヶ月と2ヶ月のふたりにタンデム授乳をしています。
タンデム授乳のとき、上の子の後に赤ちゃんにあげるときは、おっぱいを拭いた方がいいのでしょうか?
もし過去記事にあったら読みおとしです、スイマセン。
いつだったかのコメント欄で、上の子が虫歯だから拭いているという方がいたので気になって・・・。幸い上の子は、虫歯もないのですが。
よろしければ教えてください。

<SOLANINの回答>
過去記事にあったかどうかですが、あまりにも膨大な記事数なので書いている本人があやふやです。(爆)
さて、これは勤務先でもタンデム授乳している褥婦さんから質問があったことなのですが、そうですね~、基本的に不要です。

虫歯菌は新生児のように歯が生えていない場合(魔歯というレアケースもありますが、ここでは一般的な場合で話を進めさせていただきます。)赤ちゃんの口腔内では生存・繁殖できませんから、上の子さんに虫歯があって、下の子さんが歯の生えない段階での清浄綿は不要かと存じます。
っていうか、そもそも清浄綿の消毒薬成分が虫歯菌を退治出来るのかどうかが、甚だ疑問ですが。
例外があるとしたら、上の子さんが鵞口瘡(がこうそう)のように口腔内の真菌による感染性疾患の場合は要注意なので、拭いた方が良いような気がしますが、多分鵞口瘡になると、痛くてまともにおっぱいが飲めなくなるので、自動的に完治までお休みしてくれるなら、これも不要です。

風邪の場合はどうなんでしょうね。
風邪のウィルスは200種類くらいあるとのことです。
風邪の主な感染ルートは(接触や)飛沫ですが、同じ家で暮らしていたら、タンデム授乳をしていなくても、やがてウィルスが家庭内を周回して感染してしまいますよね?
なので、清浄綿で拭いて果たしてどの程度感染予防の効果があるのか?と訊かれても、何ともはやですねぇ。

※SOLANINの知る範囲では、国内はもとより海外でもタンデム授乳時のおっぱいの清拭に関する文献や報告はありません。
無いということは、要らないのではないでしょうか?

2013年11月23日 (土)

先日の小児科医会の提言ですが。

SOLANINは、乳幼児を日常的に遊ばせるツールとして、スマホやタブレットを使うことは基本的には反対です。
なので、11月16日だったかの某新聞夕刊の1面記事を読んで、「そりゃあそうだよなぁ。」とつぶやきました。

勿論、グズられたら困る場所なのに、そこから即座に退席できない状況の場合(例:公共交通機関で移動中とか、子連れで待ち合わせた場所が意外と改まった場所で、相手がなかなか来てくれないとか)、子どもを宥めるため、騒いで周囲に迷惑をかけないために・・・というそれなりの節度を持って活用するのはアリだと思います。

そうではなくて、リアルな体験遊び無しに、スマホやタブレットのアプリでの疑似体験(例:積木やブロックを使った遊び)で済ませるとか、お母さんたちはおしゃべりに夢中なのに子どもは放し飼い状態で、取り敢えず目の届く場所に居させるために、好き勝手にアプリを使わせているというのは、どうなんだろうと思ってしまいます。(地域を問わず、こういう方、ちょくちょく見かけるんですよね。)

確かに知育教材的な使い方としてスマホやタブレットのアプリを推奨される方もいらっしゃいますが、それってホントにスマホやタブレットじゃないと出来ないものなのでしょうかねぇ?

ブルーライトの及ぼす影響から乳幼児の目を守るということも鑑みて、小児科医会の提言を、「んなもん、大きなお世話だ!」「ウチの子育てにケチをつけるな!」と、バッサリ斬って捨てないでほしいなと切に思います。

こういう場合はタンデムを止めるべき?(1歳4ヶ月&生後11日目)

<ご相談内容>
現在、1歳4ヶ月の長女と生後11日目の長男がいます。
上の子の時は、退院時に体重が生誕時よりプラスになるくらい分泌も多く、全く寝ない子だったため生後2日目から完母、下の子が生まれるまで寝る時におっぱいを吸っていました。
なので、当たり前に完母でいけると思っていましたが、下の子は、全く正反対によく眠りおっぱいを咥えてもすぐ眠ってしまいます。
母乳の出に自信があったので戸惑っています。
只でさえ起きている時間が少ないのに母乳だけでは体重が増えないのでは?と不安になっておっぱいを吸わせた後にミルクを足しています。
生誕時3490g。生後3日目の退院時、3380g。生後6日目3470gでした。
直母は、一日10回ほど。
貴重な起きている時間はなるべく吸わせ、3時間毎にミルクをあげています。
20~60mlのミルクを母乳のあとに飲んでいます。

現在、里帰り中なのですが、長女がまだ赤ちゃんにおっぱいをあげたり、抱っこしたりしていると泣くことがあります。
夜中もおきて大泣き、そんな長女に疲れている時は、嫌悪感すら抱いてしまいます。
夜中に長々とおっぱいを吸われると、突き放したい衝動にかられ自分でも戸惑っています。
それに加えて、実母から、「おっぱいを飲んでるから、下痢がいつまでも治らないし、ごはんもほとんど食べなくなったから断乳しなさい。」と言われ、辛いです。
少しでも多く、赤ちゃん優先でおっぱいをあげたくても、夜中に何度も大泣きして起きる長女をいち早く鎮めようと、長女優先にしてしまうこともしばしば。
このままでは、自宅に帰ってから大変さに根負けして完母をあきらめてしまいそうです。
私は、長女にとってきっと精神安定剤のような存在のおっぱいを取り上げたくはないのですが、すっぱい臭いの下痢や食欲不振がつづくのはやはり、断乳すべきなのでしょうか?
言い聞かせ卒乳もまだ時期尚早なのかなと思うのですが。

<SOLANINの回答>
今長女ちゃんからおっぱいを取りあげたら、もっと可哀想なことになるかと思います。
相談者さんが私の身内だったら、「まだ1歳4ヶ月の幼児に向かって、いい大人が寄ってたかって何を言うか!」と一喝したいくらいです。
言い方悪いですが、長女ちゃんは1歳4ヶ月なのにお姉ちゃんにならされたのですよ。
そこに想いを馳せることがスパッと抜けているから、そういう風に思っちゃうのではないかな?

1歳4ヶ月っていえば・・・
言葉だって単語が幾つか言えるくらいでしょう?
アンヨだって覚束ないのでは?
まだまだ抱っこをねだるでしょう?
ご飯だってひとりでは食べられませんよ。
服だって脱げない。
大きなボタンだって止められない。
おしっこもうんちもWCで用足し不可能です。
お風呂だってひとりで入れないです。
ひとりで勝手にネンネなんかできないです。
ひとりで遊びなさいって言っても直ぐに寂しくなるお年頃です。

勿論、おっぱいをあげていて耐えられないくらいに嫌悪感が込み上げてくる時は、ゴメンね~もあるかと思いますが、そうでなければどんどんあげてほしいくらいです。
長男くんの体重増加については、退院が3日目と早いから心配もあるでしょうが、10~14日で生下時に戻っていれば充分です。
ホントにミルク補足の必要性があるのかな?と疑問です。
単にお母さんの不安(≒母乳不足感)解消のためだったりして。
だって、長男くんは眠り王子でしょ?
ハッキリ言って長女ちゃんあったればこそ、分泌維持できているんです。
功労者なのに、可哀想。(涙)

私としては、「お母さんの愛情が無くなったんじゃないか?」「祖父母たちの関心が性別の異なる長男くんに向けられているんじゃないか?」と不安で堪らなくて荒れ狂っている1歳4ヶ月の長女ちゃんの情緒を、一日でも早く落着けてあげることにもっと配慮してやってほしいです。
おっぱいを飲んでいてもいなくても、2歳でも3歳でも4歳でも、弟妹が生まれて平常心で居られるお子さんなんて居ませんよ。
精神年齢は暦年齢の半分に退行しているとみて間違いないんですよ。
夜泣きしたら、「分かった、おっぱい飲もうね。」で落ち着けてあげるのは、寧ろいいことですよ。
残念なのは、折角里帰りしているのに、肝腎のご両親が産後の娘さんの苦境を支え切れていないように思えることです。(違っていたらごめんなさい。)
なので、相談者さんは余計にイライラするし、悩むのでしょうね。

第一、断乳したら夜泣きしない保障ってないですよ。
そうなったらどう対処しますか?
長男くんの口に哺乳瓶突っ込んで、長女ちゃんを抱っこしてあやすのですか?
それとも、長男くんに直母しながら、「いつまで泣いてるの!」と長女ちゃんを叱りつけますか?
どっちもイヤ~な対応ではありませんか?

ニワトリが先か?卵が先か?になるかもしれませんが、まずは荒れ狂う長女ちゃんの情緒を落ち着けてあげることが、食欲不振や夜泣きの改善に繋がるのではないでしょうか?
お母さんの愛情や祖父母たちの関心が決して薄れてきたわけではないと実感出来たら、ご飯も食べるようになるし、下痢も治ると思います。
断乳なんかしなくても。

2013年11月22日 (金)

おばあちゃんが母乳育児実践者だと・・・

今のおばあちゃん世代が若かりし頃は、日本の国はミルク育児全盛期だったことは、このブログでも何度も申しておりますので、既にみなさん、ご存知かと思います。
この世代で、母子同室制の病産院は殆んど存在していませんでした。
そう、つまり、母子異室制・規則授乳という悪条件の中で、母乳育児を貫いた偉大な”猛者”なのですね。

”猛者”・・・笑っちゃいけませんよ。
3時間以内におっぱいをあげることは母乳不足という誤った定義を、保健指導という名の下に真っ白なアタマに注入されて、授乳回数を制限した中でやり抜いてこられたのですから、”猛者”なのです。

”猛者”の乳房の特徴は、「やたらとパンパンに張りやすい」「片方飲ませてたら、反対側からポタポタおっぱいが垂れてくる」「カラダを休めると、すぐに乳房に熱感が出てくる」「眠っている間に、母乳パッドがドボドボになり、漏れることもある」「おっぱいはピューっと飛んで出るものという自説を持ち、自分がまさにそうだったと言う」「赤ちゃんが溺れそうになって飲んでいる」「赤ちゃんの体重増加度が、退院時~1ヶ月健診時におおむね50g/日以上ある」・・・といったトコロでしょうか。

実は私は母乳育児経験者のおばあちゃんこそ、貴重な体験をしておられるので、母乳育児の強力なサポーターになれる人だと信じていました。
でも、よくよく話を聞いてみると、そうとは言い切れないことを感じるようになりました。
と言うのも、母子同室の病産院は頻回直母が基本なので、万一授乳間隔が3時間以上空いていたら、助産師から突込みが入ります。
つまり、私たちは授乳間隔を空けて乳房を張らせることをしないのですね。
実際、パンパンに張ってしまうのは、ざっと見て10~15%くらいですかね。
だから、自分のしてきたこととは、まるで違うので、結構な暴言を言われます。
言われた新米お母さんはメッチャ凹みます。
やはり、産後の2週間健診の際、おばあちゃんもご一緒に学んでもらう機会を持つ必要があることに気が付きました。

2013年11月21日 (木)

卵アレルギーの方、市販の総合感冒薬にご用心!

この記事は、知っていらっしゃる方にとっては当然のことでしょうが、もしかしたら知らない方も相当数いらっしゃるかと思いますので、その方たち向けの記事です。

市販の総合感冒薬には多くの成分が含まれますね!
パッケージの後ろ側をチェックすればすぐに分かると思います。

その中で、「塩化リゾチーム」という成分が表示されていませんか?
結構ポピュラーな成分なので、「あぁ、あるある!」だと思います。
もしかしたら点鼻薬や点眼薬にも含まれているかもしれません。

「塩化リゾチーム」は、炎症を抑える酵素の一種ですが、卵アレルギーの方が服用されると、アレルギー反応を惹き起こす恐れがあります。
主治医だったら、絶対に処方されませんね。

でも、市販薬だったら、主治医の処方無しに購入できますからね。
そこが怖いところ。
「風邪引いちゃったけれど、生憎いつものお薬がないのよね。取り敢えず市販の総合感冒薬があるから、それを服用してみるか?」的な軽いノリで、卵アレルギーのある方に服用させてはいけませんぞ!

生命にかかわる大事件に発展するやもしれませんからね。
充分にご注意願います。

母乳育児をするかどうかは誰が決める?

生まれてきた赤ちゃんに「いつまでおっぱいをあげるか?」ということについて、周囲の方と話し合いをして決めていくものでしょうか?
子育てのあれこれを旦那さんに頼っていたとしても、それは赤ちゃんのお父さんですからある意味当然のことでしょう。
どうしていいかわからないことに対して、意見を貰うことはあっても、「いつまでおっぱいをあげるか?」ということに関しては、赤ちゃんとお母さんが決めることではないでしょうか?

ブログの相談でも勤務先の母乳外来でも、SOLANINがちらほら耳にすることで違和感を感じるのは
「旦那さんがおっぱい止めろと言ったから。」
「旦那さんがミルクとの混合にしろと言ったから。」
「旦那さんが離乳食を進めるべきと言ったから。」
などの、“旦那さんの意見尊重し過ぎ症候群”とでもいうような、発言のオンパレードなんですね。
一見話し合いのできる、仲の良い夫婦のように見えますが、お母さんと赤ちゃんが決めてしかるべきことに、旦那さんが決定権を振りかざしているような気がしてなりません。

だってね、おっぱいをあげるのはお母さんで、飲むのは赤ちゃんなんですよ。
旦那さんの意見を聞くのは良いと思います。
でも、旦那さんの意見に同調(尊重?)し過ぎるのはおかしい。
例えば、「私はもっと長くおっぱいをあげたいのですが。」
「私はまだまだおっぱいが良く出るんです。でも旦那さんが・・・」
というような想いを抱いているならば、ご自分の想いに素直になられてはいかがでしょうか?
赤ちゃんだって、自分の一番大切なモノであるおっぱいがお父さんによって取り上げられることは望んでいないと思います。
ある日突然に貰えなくなったおっぱいの原因がお父さんというのでは、事情はどうあれ、ある意味父親不信につながりかねません。

お母さんがしっかりとしてほしいと私は想います。
旦那さんも大事ですが、我が子の声無き想いを汲み取ってあげることができるのは、やはりお母さんだと思います。

2013年11月20日 (水)

義父母同居時こそおっぱいを長くあげてね!

義父母さんと同居もしくは母屋と離れなど傍居と表現するのが相応なカタチで生活しておられるお母さん!完母・混合の栄養方法を問わず、長くおっぱいをあげてくださいね。

若夫婦の子育てに対し義父母が、「頼まれないことには口出しをせず」「孫可愛さに周りが見えなくなることはなく」「昔のやり方を強要するようなことがない」くらいクールならばいいのですが、その真逆ですと、お母さんにとって子育てにとどまらず、暮らし全体が物凄いストレスになります。

あなたのお子さんにお母さんであるあなたの悪口を本人のいないところで孫に吹き込むような義父母なら、孫を篭絡するためには、手段を選びません。
お母さんよりも自分たちに懐かせるためにやたらとモノを買い与えたり、食べさせてはいけないものを悪魔のように与えたりする実例をSOLANINは仕事柄嫌というほど見聞しています。

大袈裟かもしれませんが、あなたのお子さんが、正気を失わないようにするためにもおっぱいは有るのではないかと思います。
1歳を過ぎると、「おっぱい止めろコール」のボリュームが大きくなりますが、適当にのらりくらりとかわしつつ、簡単にはおっぱいを手放さないように注意してくださいね。

2013年11月19日 (火)

ジクジクアトピーだから断乳せねばならないの?

アトピー性皮膚炎の病変にはシロウト的な表現で恐縮ですが、ガサガサとジクジクがありますよね。

その中で、ジクジクに対する治療法として、一部の小児皮膚科のドクターが推奨される断乳療法には強い違和感を憶えます。
さすがに離乳食開始までの月齢の若い乳児には指導されないようですが、離乳食開始以降の乳児には、とにもかくにも離乳食をどんどん進め、おっぱい(ミルクの場合もある)の回数をずんずん減らしていくのです。

1歳以降の長期授乳のお子さんのお母さんには、「離乳食よりもおっぱいが好きな子は水分摂取量が多いからジクジクが酷くなるのです。だから、おっぱいを止めて、固形物をしっかり食べさせるようにしていけば、お宅のお子さんのアトピー性皮膚炎はよくなるのですよ。」と強く断乳を勧められます。
次回再診時までに断乳が出来ていないと、「そんな調子だから治療効果が出ないのですよ。」と、叱られます。

内服薬は特に処方されないようですし、外用薬はあるようですが、これまでSOLANINは痒みに耐えられなくて無意識のうちに掻き壊して浸出液だけではなく流血しているお子さんに何度か遭遇したことがあります。

言っちゃ悪いですが、断乳されても以前に比較して劇的に軽快された風にはお見受けしませんでしたね。
いや、正直に申して、断乳前後で皮膚のどの部位に変化があるのか、さっぱり判別できませんでした。(汗)
まぁ、SOLANINがお会いするのは断乳後せいぜい2~3ヶ月までですが。
(もしかしたら、それ以降に劇的に軽快されているのかもしれませんが、私には確認する術が有りません。だた、断乳後何ヶ月も経過してから軽快されたのであれば、本当に断乳効果なのかor別の要因なのか怪しくなりますよね?)

でも、何故かそういう標準的ではない治療指針を示されるドクターって、なかなか予約が取れないくらい人気があるそうなのだとか。
あぁ、やれやれ。

おっぱいをあげる姿が野蛮だから2人目は完ミ?(1歳3ヶ月)

<ご相談内容>
私の主人は、「人間がおっぱいを飲ませるという行為を動物的、野性的で野蛮だ。」と言うのです。
生理的に受け付けないらしくて…。

2人目を考えるなら完ミにしてくれ!!と言われました。
私はそんなの納得できなくて…。
2人目ができたとしたら母乳をあげたいです。
でもこういう考えは変わらないものなんでしょうか。
授乳している姿を野蛮だといわれとてもショックでした…。
何かアドバイスがあればよろしくお願いします。

<SOLANINの回答>
これまで、「妻のバストが垂れると嫌だから(!)おっぱいは早めに断乳してくれ!」と言われたという事例は、しばしば耳にしたことがありますが、おっぱいをあげること事態がが野蛮だから嫌だと言われたのですか!
それは大変ショックだったと思います。
お気持ちはいかばかりかとお察しします。

念のため野蛮という言葉の意味を辞書で調べましたが、?文化が開けていないこと。?無教育で荒々しいこと。・・・とありました。
何だか旦那さんが仰りたい意味とは、ちょっとニュアンスが違うかな?
もしかして、野卑でしょうか?
野卑という言葉の意味は、下品で賤しいこと。・・・だそうです。
まぁ、どっちも嫌な言葉ですが。
で、旦那さん的には、完ミで赤ちゃんを育てることが、文化的で教育的でお上品なのですかね?
もしくは全部搾乳してボトルであげれば善しということなのでしょうか?

個人の価値観に及ぶことですから、いっぺんにひっくり返すことは難しいかもしれません。
でも、受け入れ難い価値観の違いがあるということは、夫婦として困ったことですね。
(もちろん、旦那さんのために完ミにするなんて考えは持たないでね。それは今までの相談者さんの育児の歴史を全否定することだから、相談者さんのアイデンティティに関わることですからね。)

最初にしていただきたいのは、旦那さんが何故そんな風に思うようになられたのかをリサーチしてください。
まずは旦那さんのお母さんに、このことをさりげなく相談してください。
もしかして義母さんは旦那さんを完ミで育てられたのか?
今までお母さんを独占してきたのに、弟妹を生み育てることで、横取りされた気がして寂しい想いをしていたのか?
(特に旦那さんの弟妹さんは完母だったのか?という点について。)

次に旦那さんの言動を観察してほしいのですが、相談者さんに子育てに専念されるよりも、妻として自分のことを構ってほしいのか?(つまり旦那さんのヤキモチ。)
しかし、オトナの理性がそうは言わせず、完ミだったらさっさと授乳が終わるから、赤ちゃんに自分の妻を奪われた感じがしないからか?
若しくはお子さんがイマイチ旦那さんに懐いてくれないからか?(子煩悩なのに何をやってもおっぱいに負けるので、悔しいから?)
それとも、性格的に自然なモノを嫌い、人工的なモノを好む傾向が強いのでしょうか?

相談者さんが母乳育児をすることは、旦那さんの遺伝子を伝承する子どもを健康に育ててもらうという崇高な行為なのに、それを野蛮と認識する思考回路がどうにも私にはよく分かりません。(汗)
・・・いずれも違うかもしれませんが、旦那さんの深層心理を知らないと、適切な対処は出来ないような気がします。

古い記事にも書きましたが、赤ちゃんにはおっぱいを飲む権利があります。
これは母乳権といいます。
そしてご両親には、赤ちゃんを健やかに育てる義務があります。
母乳を長くあげることは、壮年期以降のお母さんの健康状態をも左右することも判明しています。
自分の奥さんが年を重ねても健やかに過ごしてくれることは、旦那さんとしてはとてもありがたいことだと思うのですが。

基本的にミルクはお薬のようなもので、飲まなくては発達や健康面で支障をきたす場合とか、お母さんのご病気や事情があってどうしても母乳をあげられない場合に与えるものであって、並列で選択するもの(=どっちでもいモノ)ではありません。
もしも仮に母乳育児=野蛮な行為だったら、例えば陣痛に苦しむ姿や血を見る分娩はどうなのでしょうかねぇ?
それはOKなのでしょうか?
ちなみに欧米では、野蛮から程遠い知的水準の高い方や、経済的にゆとりのある方は、おしなべて母乳育児を長く継続する傾向があるそうですけど。
ただ単に妻の乳房に赤ちゃんが吸いつく姿を見るのが嫌なら、露出の少ない授乳服を着用したり、旦那さんはシャットアウトして別室で授乳して、母と子のハネムーンを満喫したっていいのではないでしょうか?

完ミにしないと二人目はNGとまで言い放たれるなら、母乳をあげられないくらいなら一人で結構!と反論するくらいはしても良いのではないでしょうか?
そして、義両親に二人目待望コールをかけられたら、夫婦の価値観にズレがあることを率直に説明してあげてください。
「・・・だから私は私のおっぱいで、私の赤ちゃんを育てたい!」ということをしっかり伝えられたら、義両親は理解してくれると思います。
反対に息子である旦那さんに意見してくれたらラッキーじゃないですか。

2013年11月18日 (月)

え~っと、それは逆ですね!(汗)

仕事中に育児相談のお電話をいただくことがあります。
分からないことは相談してもらっていいのです。
今回は「聞いてくれたから善しとしましょうか?」とも思います。
でも、「え~っと、それは逆ですね(汗)」と言ってしまうことがありました。

生後1ヶ月の赤ちゃんのお母さんDさんからです。
今回の赤ちゃんが3人目さんで、毎回私の勤務先でご出産いただき、毎回完母でいけている方です。
先日上の子さん達の具合が悪くなったそうです。
それで、「上の子さんの看病は(娘である)Dさんがして、赤ちゃんは(Dさんの実母さんである)おばあちゃん自らがお世話してあげるから、1回にどのくらい搾乳なりミルクなりを飲ませればいいのか、病院に電話して聞いてみなさい。」と指示されたそうです。
確かに「赤ちゃんが生まれたら上の子が僻まないように、気を付けましょう!」と、育児書に書いてあります。
上の子さんも病気の時だから、グズグズ言うかもしれないし、Dさんもお母さんとして看病してあげなくては!という気持ちになるのもよく分かります。
でも、上の子さんも年長さんなので、言い聞かせれば分かってくれます。
上の子さん達は、Dさんのおばあちゃん家としょっちゅう往来しているので、とても懐いておられ、人間関係の面でも特に問題はなさそうです。
まして、産褥期は病気に対する抵抗力が低下していますから、看病していたら今度は赤ちゃんのお母さんであるDさんがが病気をもらってしまう危険性がアリアリです。
だいたい、搾乳は想像以上に大変な作業ですし、3人とも何の問題も無く今まで完母で来られたのに、それをいともあっさりと投げ出してしまうことに何の躊躇もないのか?と私は驚きました。(「Dさんにとって、おっぱいってその程度のモノだったのか?」と、衝撃を受けました。)
ボチボチ離乳食でも食べられるような月齢ならともかく、生後1ヶ月なんて新生児同然ですやん!
安易に哺乳瓶であげれば、それがきっかけで乳頭混乱になる赤ちゃんだって居られるのです。
万一ミルクアレルギーだったとしたら、安易にミルクをあげたら赤ちゃんを死ぬほど辛い目に遭わせることになります。
Dさんのトコロは仲良し母娘のようですが、実母さんの仰ることが、「何か変だなと思わなかったのかな?」とか「母乳育児中の赤ちゃんとお母さんが離れることに対して抵抗感は無いのかな?」と、心配になりました。
なので、思わず、「え~っと、それは逆ですね。(汗)」と言い放ってしまいました。

追記:Dさんの相談内容が分かり辛いというご指摘を受けて、何度か読み返してみて、「はっ!」と気が付きました。
太字の文字の部分が追加の補足部分です。
大変失礼いたしました。(滝汗)

2013年11月17日 (日)

ハンズオフとハンズオンについて。

最近の母乳育児支援のトレンドとして、ハンズオフが推奨されています。

例えば、授乳が上手くいっているかどうかの目安をお母さんに説明する際、写真や絵図などの視覚的教材を見てもらう、DVDを視聴してもらう等のやり方で、学習していただくやり方です。
その方が、母乳育児が上手くいく方が多いというデータがちょくちょく出てきているらしいです。

ふ~ん。
そういうものですかね?
私はあまり昔気質ではないですし、どちらこというと進取の気風に富んでるというか、母乳育児が上手くいけば流派やしきたりには拘らない性分ですが、特に初産婦さんにとって、直母された時の感覚は、まさに未知との遭遇だと思います。

それを、ささっと見たり聞いたりしただけで、(あっ、いや、繰り返し見たり聞いたりしたとしても)それで果たしてスムーズに会得出来るのか、甚だ疑問です。
真っ当にラッチオンが出来ているかどうかは、お母さんたちが乳首に受ける感覚で憶えるのが一番です。
ハンズオフでどこまで自分の乳首に受けた感覚を正しく評価できるのか?

やはり、産褥日齢の若いうちに助産師が傍に居て見守りつつ、「今のこの感じがきちんと吸った感覚よ。」「これはちょっと浅いかな?」と、助言しながらハンズオンで介助する方が、乳頭の傷を減らし、苦痛が少なく母乳育児がスタートできるのではないかと思いますが、むしろベターだと思います。
授乳介助する側の助産師には、手間暇かかりますが、そこは端折っちゃだめなのでは?
私って古いのかな?(汗)

どうする?認可保育園が搾乳受け入れ拒否る!(3ヶ月)

<ご相談内容>
生後3ヶ月の来月から仕事復帰します。
認可保育園に預けるのですが、搾乳を拒否されて困っています。
SOLANINさんのブログのおかげで、NICU入院になるも完母で育ててきたので、何とかならないかなぁと思って、悩み考えています。

<SOLANINの回答>
何処のまちの認可保育園かは存じませんが、酷い話です。
一般的に栄養の主体がおっぱい以外になる1歳代以降というならまだしも、3ヶ月っていえば、まだ満腹中枢が形成するかどうか、頸が据わるのもこれからという発達段階です。

相談者さんの赤ちゃんは、詳しい病名は存じませんが、NICU卒業生ということで、ある意味、満期産で出生&2500g以上の赤ちゃんよりも、より一層、おっぱいを飲ませてあげたい事情があります。
折角完母でイケるくらいの分泌があるのなら、出来るだけミルクは与えずに済むといいですね。

さて、どうしたものか?
福祉事務所には相談しましたか?
行政を通じて、指導してもらうことは出来ませんか?
それでも通らないですか?

NICU時代の主治医に急ぎお願いして、「この赤ちゃんは、NICU卒業生です。特段の事情があるので、搾乳・冷凍母乳を飲ませてあげてください。保育園の都合で、ミルクを与えるのは止めてください。」というお願い文書を書いていただき持参するのが良いと思いますよ。
腸の発達がどうとか、気管がどうとか、ミルクアレルギーの疑いとかナントカ、主治医の判断で理由づけしてもらったらいいと思います。

搾乳受け入れ拒否ってねぇ・・・酷い話ですよ。
だってね、仮にですがその認可保育園は、ミルクアレルギーの赤ちゃんは受け入れ拒否するのでしょうか?
認可保育園というトコロは、弱者である赤ちゃんを、そういう差別的な扱いをしても許されるのでしょうか?

いくら乳児の保育枠が激戦だとしても、そんな筈ないですよね?
入園前に保育園と争うのは出来れば避けたいことだけど、どうしても譲れないことがあるなら、赤ちゃんを守るためだったら、やるしかない場合もあると思います。
頭の硬い園長先生(?)や面倒臭がりの担任(?)を落とすには、お母さんはタフなネゴシエーターになってください。
簡単に泣き寝入りしちゃダメですぞ!

2013年11月16日 (土)

冷蔵したのに搾乳が変質?

搾乳の取り扱い(保存や運搬等)については過去記事をご参照いただきます。
今回お話しするのは、搾乳を速やかに冷蔵保存してさて飲ませようかという時に、ヘンな臭いがしたり、味が悪くなってるような気がするということを見聞きし、心配ですというお母さんの声があったから記事でお知らせしようと思いました。

ちなみに搾乳は24時間以内のモノです。

搾乳が変質してたら赤ちゃんには飲ませられないですね。
かといって「折角搾って冷蔵したのに変質したのかな?」
「捨てるのは勿体ないけど、捨てざるを得ないのかな?」って思いませんか?

それはですね、たまたま脂肪分解酵素のリパーゼが多く含まれると、搾乳中の脂肪を先に分解してしまうという現象が起こってしまったということです。
決して冷蔵中に腐ってしまった訳ではありませんからね。
なので、もちろん赤ちゃんに飲ませてあげて大丈夫です。

2013年11月15日 (金)

もしも分娩前日に、妊婦が水痘を発症してしまったら?

水痘の抗体が無い妊婦さんが、分娩前日に水痘罹患が発覚したら、エラいことになります。
厳密には、分娩の4日前~産褥2日目に水痘発症してしまったら、最悪の場合、取り返しのつかないこと(=赤ちゃんが死亡してしまう危険性が超高い)になります。

対策は病産院のドクターが立てられますので、それにお任せして従うことになります。
とにかく、赤ちゃんの感染を防御することが第一ですから、予防的治療として、妊婦さんに免疫グロブリンの注射がされるでしょうし、『ゾビラックス®』の投与がなされるかと思います。
『バルトレックス®』の投与も有り得るのですが、恐らく現時点では、『ゾビラックス®』の方が、安全性に関するデータが豊富なので、『ゾビラックス®』を選択されることが多いのではないかと思われます。

赤ちゃんは感染の有無が確認されるまでは、“感染源“扱いになりますので、他の赤ちゃんからは厳重に隔離されます。
感覚的には、「ウチの赤ちゃんを汚いモノ扱いして!」と思われるかもしれませんが、それくらい徹底してやらないと、他の赤ちゃんに感染させてしまう危険性が高いので、ご了承願います。
ホント、こういう状況って怖いことなのですよ。

当り前のことですが、水痘の抗体が無い赤ちゃんのお母さんで、今後挙児希望の方(仮に希望されていなくても万一授かれば産む意思のある方も)は、次回出産時に大騒動にならないように、非妊娠時に水痘のワクチン接種を受けてくださいね。

昨年~今年は、大流行の風疹の抗体が無いお母さんが風疹のワクチンを求めて品切れになるという事態が発生しています。
くれぐれも、「風疹じゃないから(水痘だから)抗体が無くても大丈夫!」とか、「別に水痘なら、ワクチン接種はしなくていいよね!」とか、安易に考えないように!
そんなもんじゃありませんからね。

少し前に記事を書きましたが、初めての妊娠なのに、感染症の抗体価測定検査のお金を惜しんで、調べるのを拒否する(≒何を調べてもらうかを自分で選ぼうとする!)妊婦さんがいらっしゃるとか。(憤)
SOLANINに言わせれば、そんな妊婦さんは問題外&言語道断です。
お話になりませんな。(怒)
感染症の抗体価測定検査を受けて、(もしそれがワクチンのある感染症であれば)抗体無しと発覚したら、出産後~次回妊娠までに、必ずワクチン接種をするのが、お母さんになる人の流儀ですぞ!
抗体無しの放置プレイは厳禁ですからね!

1か月の母子分離中、おっぱいを維持出来るか?2(10ヶ月)

<その後の様子>
こんばんは。
1ヶ月ほど前に、10ヶ月の娘が足を骨折してしまい入院することになったのですが、入院中に私の母乳が出なくなってしまわないか…とご相談させていただいた者です。
当時は気持ちに余裕がなく、わかりにくい内容だったにも関わらず親身なアドバイスありがとうございました。

あの後、無事にメ○ラ社のの搾乳器を購入し、毎日冷凍母乳を病院へ持って行くことができました。
母乳も400ml/日ぐらいはキープすることができました。
娘は7日に退院が決まり、先立って昨日から明日までの2泊3日外泊許可が出て自宅に帰ることができました。

入院中はずっと哺乳瓶を使用していたので、最初はオッパイを拒否されましたが、徐々に思い出して飲んでくれるようになり今は一安心です。
(飲みっぷりは入院前の方が良かった気がしますが、入院食をモリモリ食べててごはんの量が入院前よりもかなり増えたので仕方ないのかもしれません)
また明日…病院に帰るのが寂しいですが、あと少しの辛抱なので頑張りたいと思います。
本当に、『最強母乳外来に』…SOLANINさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!


<SOLANINのお返事>
その後どうしておられるかと案じておりました。
そうでしたか!
退院前の外泊。
そこまで漕ぎ着けられたのですね。
良かった~♪

おっぱいを続けていてある日突然アクシデントが・・・ということは、どなたにも有り得ることです。
母子分離と聞けば、NICU入院中の赤ちゃんのお母さんが先ず第一に浮かびます。が、お母さんの早期の仕事復帰やお母さんの入院手術やこの相談者さんのように付き添い不可能・直母不可能な赤ちゃんの入院ということも時にはあるのです。

アドバイスを受け入れてくださりこの1ヶ月、必死に頑張られたことが功を奏して無事おっぱいの分泌維持ができたことは今後の育児の自信にもなるかと思います。

分からない時は調べる。
調べても判らない時は知ってる人に聞く。
教えてもらったことを実行する。
それだけのことで、お母さんにも赤ちゃんにも大切なおっぱいを手放さずに済みます。

離乳食が進めばおっぱいが徐々に脇役になります。
それでも、いぶし銀の脇役があったればこそ、主役は輝きます。
自然卒乳ができるまで、楽しみながらおっぱいをあげて行けるといいですね。

2013年11月14日 (木)

1か月の母子分離中、おっぱいを維持できるか?1(10ヶ月)(若干改訂版)

<ご相談内容>
いつもこちらで勉強させていただいてます。
わからないことがあって、過去の記事も拝見させていただきましたが、記事に載せておられないようでしたので、質問させていただきたく、いきなりで失礼だとはおもいましたがメールさせていただきました。
(私の見過ごしならすみません)
私にはあさって10ヶ月になる娘がいます。
母乳7割離乳食3割のおっぱい大好きっ子です。
私も母乳の出が良く、時間があくと張って痛みます。
そんな娘が足を骨折してしまい、入院することになりました。
幸いオペはしない方向になりましたが、両足を吊り上げて重りを付けて牽引する治療法になりました。
そのため、抱っこやおっぱいができなくなってしまいました。

入院期間は約1ヶ月。
今はまだおっぱいが出るので搾乳し、冷凍保存して病院へ持って行ってますが、『おっぱいは赤ちゃんが吸うから出る』とこちらでも書かれておられるので、これからもおっぱいが出続けてくれるのかが心配です。
そこでお伺いしたいのですが…1ヶ月間、搾乳だけでもおっぱいは出続けてくれるのでしょうか?
哺乳瓶は、最初は嫌がりますが、すぐに慣れて飲んでくれるので助かっています。
ただ、今までは特に時間等にとらわれず『欲しい時にあげる』だったので、1回で決められた量を飲み切ることができずに残してしまい、しばらく経って「おっぱいちょうだい」と泣いてきます。
特に寝ぐずりの時なんかは余計にです。
すぐ側にいてるのに、思うように抱っこやおっぱいをしてあげられないのはすごく辛いです。
なので、せめて娘が大好きなおっぱいは退院してから思う存分飲ませてあげられるように分泌維持していきたいと思います!

わかりにくい文章で申し訳ありません。
ご回答頂けたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。

<SOLANINの回答>
まず、お嬢ちゃんの骨折入院お見舞い申し上げます。
病状から察するに、病室での授乳は困難とのこと、理解できました。
(少し前の相談でベッド上で覆いかぶさって授乳出来ないか?とアドバイスしていました。)
また、10ヶ月でありながら、予想外に哺乳瓶を受け入れてくれたことも理解できました。
(少し前の相談で10ヶ月で完母だったら、哺乳瓶受け入れが困難だと思われるので、コップかストローマグ等で飲ませてあげては?とアドバイスしていました。)

さて、喫緊の課題はお嬢ちゃんの1ヶ月の入院期間、おっぱいの分泌をいかに維持するか?ですね。離乳食が3回は食べれるとして、分泌の維持としては、最低400ml/日の搾乳が必要です。
出来るだけ、お家で過ごしていた頃と同じペース(=回数)で搾乳してほしいです。
時間を空けて乳房を張るだけ張らせて、まとめて搾乳してたら多分おっぱいは直ぐに枯れてしまいます。
想像以上におっぱいの分泌維持には搾乳回数は重要な要素なのです。

また、分泌維持には吸啜刺激に代わるこまめな乳頭への刺激が大事です。
手搾りでもいいのですが、1ヶ月という長期間となれば、手首が悲鳴を上げるでしょう。
ここはひとつ、約8000円投資していただき、メ○ラ社の「ハ○モ○ー®」をご購入していただき、フル活用していかれることをお勧めします。(昔よりも価格が上昇したのは、メ○ラ社の方針として、カ○マ®だかカ○ム®だかいうゴム乳首のような吸い口が付いて来るからです。)
「ハ○モ○ー®」の特徴は過去記事にも書いています。
痛みが無く、確実に搾乳出来ますし、分泌維持に有効な機能を備えていますから、絶対にお勧めです。
大変ですがお嬢ちゃんのために、1ヶ月頑張りましょう。
陰ながら応援しています。

2013年11月13日 (水)

ビッグマミーであっても。

少子化のご時世ですが、4人5人6人・・・と、次々にご出産されて、その街ではちょっとしたビッグマミーになっていらっしゃる方、いらっしゃいますよね。

大抵のビッグマミーは、自分の育児スタイルに自信を持ちつつも、謙虚で、赤ちゃんにとって必要なことは何か、どうすればいいのかと考え、医療者のアドバイスにも耳を傾けてくださいます。

しかしながら、ビッグマミーの中にはほんの一握りではありますが、度を越したマイペースというか、我が道を行き過ぎる方もいらっしゃり、それなりの経験者であるSOLANINのような立場の者が接しても、しばしば困惑することがあります。
一般的に考えて、ビッグマミーにしてみたら、特に自分より若い助産師や出産経験のない助産師からのアドバイスに全く聞く耳を持たない態度になってしまうのは、これまでの経験とプライドがそうさせるのかもしれませんね。

ですが、ビッグマミーより若い助産師や出産経験のない助産師は、自分の経験の少なさを補うために、プライベートの時間と自腹を費やして人一倍勉強したり、壁にぶち当たれば経験者の先輩スタッフに相談してアドバイスを受けたりしています。
単に思いつきや当てずっぽうで、その場限りのアドバイスをしているわけじゃないのです。
そして、ビッグマミーといえども、我が子に対しては主観が入り、客観的に物事が見られないことは否定できません。

第一、赤ちゃんはひとりづつ違いがあり、個性があります。
兄弟姉妹、似てるところはあっても、上の子さんの完コピではありませんぞ!
それに対し、真摯な態度でアドバイスをするビッグマミーよりも若い助産師や出産経験の無い助産師は、多くの母子に接していますから、客観的な視点を持っています。

ですので、「今、貴女の赤ちゃんは○○なので、暫く◎◎して頂きたいのでお願いします。」と筋を通して説明&依頼しているのに、「◎◎するなんて嫌!いちいちそんなことするなんて面倒臭いし。」「あなたごときに何が分かるの?○○なんて大したことないでしょ?◎◎する必要性なんて感じないわね。」といった減らず口を叩かないで頂きたく存じます。

SOLANINとしましては、そういう言動は、赤ちゃんへの虐待であり、若い助産師や出産経験の無い助産師へのハラスメントだと思います。
到底許せないですね。

搾乳の保管と運搬について。(7ヶ月半)

<ご相談内容>
いつも勉強させて頂いています。
現在、7ヶ月半の娘がいて、来週から保育園の馴らし保育。
再来週からフルタイムの仕事復帰をひかえています。

母乳を維持する為の仕事中の搾乳の仕方や保管は冷凍の方が好ましい…等、過去記事を拝読しました。

職場には冷蔵庫が無く、通勤は車で1時間かかる環境の為、以前市の保健師さんにご相談した際、保冷バックに保冷剤をいれて保管したら大丈夫とアドバイス頂きましたが、これから夏を迎え、品質的に、本当に大丈夫かと不安になってきました。
ちなみに、保育園は冷凍母乳受け入れなので、帰宅後に冷凍になります。
お忙しいとは存じますが、どうかご助言をお願いいたします。

<SOLANINの回答>
お仕事復帰でおっぱいの分泌維持のため過去記事を参考にしていただき有難うございます。
さて、お問い合わせの件ですが、冷凍が不可能であれば搾乳は冷蔵で保管・運搬するしかありませんね。
その場合、小型で断熱性能の良さそうなクーラーバッグ(この場合、ビールの景品に付いてくるような簡易型ではなく・・・)を一つ調達しましょう。
で、そのクーラーバッグの庫内温を把握するために、100均でいいですから、温度計を一つ調達して、庫内に設置します。
この時、直接に保冷剤が当らないように、両面テープ等で貼り付けてもいいでしょう。
お家でキンキンに凍らせた保冷剤を入れて庫内温を測りましょう。
ご家庭用の普通の冷蔵庫の庫内温が5℃前後です。
その環境で搾乳は24時間は品質維持できます。
搾乳を入れてから自宅に戻るまでの時間を計算しましょう。
クーラーバッグ調達時に店員さんにご自身が希望される性能があるかどうか確認してから購入すればバッチリです。

2013年11月12日 (火)

搾乳にまつわる、諸々の知識!

「そもそも、搾乳ってどういう時にするものなんでしょうか?」

よくある質問です。
出生間もなくからの搾乳は、未熟児さんで直母が不可能で鼻注する時や新生児搬送されて、母子分離状態になった時。
乳首のカタチのせいで直母が出来ない時や、赤ちゃんが飲み下手で乳首が傷だらけになったり、吸うには吸うが哺乳量にならない時。

月齢が進んでからは、お母さんの職場復帰や研修参加の時。
遠方のお葬式などで、赤ちゃんを連れていけない時。
お母さんが病気や手術で同伴入院が出来ない時。
・・・などなどでしょうか。

Q.搾乳はどうやってするのか?
A.基本的にはコツさえ憶えれば、手で行うのが道具も消毒も要らないので手軽です。
20分程度で搾れる量でOKです。
おっぱいの分泌量は個人差がありますし、日内変動もあるし、○○mlとノルマを決めてしまうと搾乳がしんどくなります。
1日2~3回程度or期間が1ヶ月程度であれば、搾乳器を使うとしたら、メ○ラ社の「ハ○モ○ー®」が個人的にはお勧めです。

Q.搾乳する時間的間隔はどれくらいがいいのか?
A.その時期に直母している間隔がベストですが、2時間までの頻回ですと、そうもいかないでしょうから、せめて3〜4時間毎にしてもらうと良いです。
授乳間隔が4〜6時間くらい空く場合は、それくらいの間隔が望ましいです。

Q.搾乳間隔を空け過ぎるデメリットとは何か?
A.授乳間隔同様、お母さんは乳腺炎リスクが高まることと、長期的にみて、おっぱいの分泌が低下しやすくなること。
赤ちゃんは大量で少数回の授乳では体重増加不良に陥りやすいこと。

Q.搾乳の保存期間はどのくらいか?
A,月齢にもよるが、24時間は冷蔵庫で保管は可能。

Q.出先で搾ったおっぱいはどうやって保管・運搬すればいいか?
A.24時間以内に飲ませてあげるなら、冷蔵庫に保管します。
消毒さえしてあれば、哺乳瓶でも、密封できる蓋付きコップでもなんでもOK。
24時間以降に飲ませる予定ならば、専用バッグに入れ替えて冷凍します。
冷蔵・冷凍を問わず、運搬時はクーラーバッグ(内張りが銀色の簡易タイプでも可。)に凍らせた保冷剤をたくさん詰めて、キンキンに冷やして運びます。
特に、冷凍母乳の運搬時は溶けてしまわないように、真っ直ぐお家に帰りましょう。
冷凍母乳はお家の冷凍庫で1か月は品質保持が可能です。
1ヶ月以内ならば、日付けの違うものを混ぜても大丈夫です。

Q.解凍・飲ませ方は?
A.母乳バッグに書いてあります。読んでください。

2013年11月11日 (月)

白斑?でも、ちっとも痛くないのですが・・・

助産師は職業柄、乳頭頂に白い点を見つけてしまうとぎょっとします。
いわゆる白斑(←あっ、もちろん、病態としてカ○ボ○の美白化粧品によるものとは何の関係もありませんよ。)、つまりは乳口炎ではないか?という疑いが生じるからです。

経験者の方は分かると思いますが、あの吸啜時のビリビリ&チクチクしたいやらしい痛みは本当に辛いですよね。

しかも、そこに連なる乳腺組織は硬結が形成され、ガンガン飲ませてもちょっとやそっとじゃスッキリしませんし。(泣)

対処法については、過去記事をご参照頂くとして、稀にですが,何故か痛みを伴わない、つまりは乳管の閉塞を伴わない、硬結を伴わない場合は、本来脱落すべき皮膚の角質が付着しているだけの場合が多いです。
だからと言って、安全ピンや爪楊枝や竹串等で無理に引っ剥がしたりしないように!

そういう場合は、何もせず、ひたすらラッキーだったと喜んでください。

搾乳の活用方法!

完母、直母で育てているお母さんからしばしば受ける苦情に「ミルクを受けつけないから、美容院にも行けない」とか「哺乳瓶が嫌いだから、搾乳をあげようにも方法がないので困るんです」というものがあります。
しかし、曲がりなりにもおっぱいが出ているお母さんなら搾乳はできると思います。
そりゃ、がぶ飲みの直後に100mlは搾れませんよ。
でも、たまたま授乳間隔が空けば次のおっぱいの前に10〜20mlくらいなら搾れるのではありませんか?
「10〜20mlでは到底、量として足りない」って?
もちろん、そんなこと分かってますよ。
じゃあ、どうするのか?
★搾乳は冷蔵庫に入れたら24時間品質保持できます。
そこで、1日のうち何度か前搾りしたおっぱいをストックするのです。
それを冷凍母乳の専用バッグに入れて冷凍庫で保管します。
お家の冷凍庫でも冷凍母乳はゆうに1ヶ月は品質保持できます。
1ヶ月以内なら時間やひにちの違うおっぱいを合体させても大丈夫なんです。
★哺乳瓶に拘らなくても、赤ちゃんは新生児のうちから小さいカップやスプーンからでも搾乳を飲んでくれます。
カップやスプーンは乳頭混乱を引き起こしません。
直母ならば1回の授乳にフツーで20〜30分はかかるのですから、そもそも哺乳瓶でチャッチャと早飲みさせようって発想に無理があるんです。
かったるいくらいで丁度なんです。

注意事項その1・・・赤ちゃんの味覚の特性として、温かいものを美味しく感じます。逆に冷たいもの=不味いものなんです。
ですから、「今日は暑いから《ひや》で飲んでみようね」と言っても飲んでくれないと思います。必ず、湯煎してから飲ませてあげてね。
また、おっぱいの免疫物質が壊れるから、電子レンジで解凍温めするのだけはお止めくださいませ。

注意事項その2・・・探せば赤ちゃん連れ、途中授乳OKの美容院はあります。
普段の美容院と違っても、おっぱいに配慮してくれる、お母さんと赤ちゃんにやさしい美容院はありますから、口コミ情報・アンテナを高くして、有益な情報をキャッチしてね。SOLANINの住むまちは田舎ですが、そういう美容院は複数ありますよ♪

2013年11月10日 (日)

搾乳併用で完母の場合の搾乳の減らし方の注意点その1

おっぱいの分泌量は問題ないけれど、ラッチオンが上手くいかなかったり、哺乳力が不安定な場合、定期的に搾乳を補足しなくては赤ちゃんの体重増加が図れないことがあります。

勿論、日齢の進みと共に、徐々にラッチオンも上手になり、1回あたりの哺乳量もムラが少なくなり確実性が高くなってきます。
そうなると、搾乳の量を減らして直母のみに移行したいのが人情で、それは当然だと思いますが、極端な振る舞いはしないでいただきたいです。

来院時、「体重増加度も申し分なく、抜き打ちで1回哺乳量を測定してもずっと直母で完母の赤ちゃんと遜色ないね。」という状況で、仮に直母のみに移行しても100%イケるのでは?」という印象を抱いても、初回の減量は最大で半分に留めておいてください。
例えば、搾乳を50ml×8回(400ml)/日補足しているのであれば、50ml×4回(200ml)/日以上減らさないことです。
どんなに劇的に直母が飲めるようになり、傍目には大丈夫そうでも、半分の回数は補足を続けましょう。
それで1週間様子見して再診した上で、減量し過ぎではなかったか、更に減量しても差支えないか等の評価をします。

そもそも、直母が上手くいかないのには何らかの理由があると思います。
特にお母さんの乳頭・乳輪に問題が無いのに上手くいかない場合は、赤ちゃんが下手っぴちゃんである可能性が高いです。
下手っぴちゃんは、特にお口の中が繊細というか頑固一徹で融通か利かないトコロがあるので、些細なことで折角上手く行きかけていたことが急にダメになっちゃうことがありがちだからです。
真の意味で直母が安定化する迄、時間が掛かる傾向が強いのです。
「よしっ、イケる!」と思って一気に突っ走ると、直ぐに転ぶことが少なからずあるので、搾乳の減量はくれぐれも慎重に進めなくてはなりませんよ。

2013年11月 9日 (土)

高ビリルビン血症はいつまで治療の対象なのか?

新生児は、生後2~3日目頃から生理的な黄疸を呈します。
黄疸が生理的な範囲を逸脱していないかどうかを観察することは、新生児のwell beingを考えるととても重要です。
皮膚や白眼の黄染・筋緊張・哺乳力・活気等を観察しつつ、日齢別・生下時体重別のグラフを参照し、生理的範囲を逸脱している(つまり、高ビリルビン血症)と判断されたら小児科ドクターが治療開始の指示を出されます。

母乳性黄疸や遷延性黄疸についての過去記事を併せてご参照頂けると助かりますが、一般的にビリルビンが脳関門を越えるかどうかの時期として、2週間程度とされています。
ということは、「2週間を過ぎれば黄疸が出ていても治療の必要性はないのか?」と解釈できそうですが、こればかりは新生児の頭の中を覗いて見るわけにはいきません。

なので、念には念を入れてとなると、少なくとも1ヶ月程度は油断ならないというか、要観察期間であるようです。

時々、退院後に高ビリルビン血症が発覚し、再入院のうえ光線療法を施行される新生児がいらっしゃいます。
再入院というのは、お母さんやご家族にとってショックではありますが、大事な治療ですから小児科ドクターの指示に従ってくださいね。

この場合、ミルクを補足した方がいいの?(2ヶ月・完母)

<ご相談内容>
現在、2ヶ月の赤ちゃんがいます。
1人目は、早産で体重も2000g未満だったため、うまく授乳できずミルクで育ってました。
今回も、切迫で入院してどうにか正期産までいき、2400gで産まれました。
おちょぼ口と私の乳首が少し扁平&おっぱいが張ってパンパンだったも入院中は助産師さんに手伝ってもらいながら頑張ってどうにか直母ができるようになって退院できました。
頻回直母で頑張っていたのですが、生後27日でRSウイルスにかかっておっぱいの飲みが悪くなり、1ヶ月健診では、3000gしかありませんでした。
RSウイルスは、咳と鼻水が1ヶ月ほど続き、なかなかスッキリとは治りませんでした。
2ヶ月と1週間では体重が4010gにまで育ちました。

今は咳、鼻水はなくなり完治してますが、姉の子どもが同じ2ヶ月でおっぱいを飲んだ後にミルク120ml補足してペロッと飲んでいます。
姉の子どもの体重は、生まれた頃は2700gでしたが、今では5300gに増えているため、両親からミルクを足しなさいと言われてしまいます。

今回は、どうにかおっぱいを頑張りたいんですが、体重の事を考えミルクを足したほうがいいのでしょうか。
今は、1日10回以上直母してます。
吸いつく時間や間隔はまちまちです。
私のおっぱいは、赤ちゃんが1分ほど吸って射乳になるため、赤ちゃんがむせる時もあります。

<SOLANINの回答>
今回は切迫を乗り越えて正期産までもってくれて良かったですね。
若干の低体重ではありましたが、上の子さんよりも吸啜力があることは、入院中から実感していらっしゃったと思います。

そして、今回は幸いにも直母が出来て、今のところ完母で、それを続けて行きたいのですね。
RSウィルスに感染したのはアンラッキーでしたが、今更罹ってしまったことを悔やんでもどうにもならないですからね。
でも、今はよくなってきたのだし、大きな山を越えたトコロと前向きに考えたらいいと思いますよ。
体重増加度の評価については、過去記事にも書いている通り、きちんとした日齢を書いてもらわないと、正確には出せません。
ドンブリ勘定は本来すべきではないので、ご自分で計算していただきたいのですが、1日当り何gペースで増えていますか?
RSウィルスに感染して酷い状態の時は、恐らく現状維持が精一杯で、減らなきゃ良かったと思うしかないでしょう。

現在は満2ヶ月を過ぎていらっしゃるので、そうですねぇ~、体重増加度的には25g/日はあると発育のペースとしては安心ですね。
(小粒ちゃんだったし、RSウィルスでヤラレた分の挽回を優先しようという考えの小児科ドクターだったら30g/日と言われるかもしれません。)
基本的に小児科入院の赤ちゃんの場合、ミルクの補足は、主治医に確認していただくのがスジですが、産科入院中の新生児同様で、特別何か処置をされたり、指示を受けたりしたわけではないというのであれば、この2週間~1ヶ月の体重増加度をみてからミルク補足した方がいいかどうかの評価をしたらいいのではないでしょうか?

尚、お姉さんのお子さんは、現時点で完ミの方と同じくらいの量のミルクを補足されています。
決して、対抗意識を燃やして沢山補足しようとは思わないでください。
もしも今後一時的にせよ補足が必要になったとしても、こんなに多く補足する必要性は無いと思います。
お姉さんのお子さんのように2ヶ月チョイで、完母でないのに生下時の2倍ペースというのは、どう考えてもミルクの補足が多過ぎます。
こんな補足をしていたら、早晩、「ミルクの量や回数を減らしましょう!」というダイエット的な指示が出されるかと思います。(汗)

2013年11月 8日 (金)

搾乳で母乳育児をしてきた際の搾乳の止め時止め方とは?(1歳1ヶ月)

<ご相談内容>
出生時から今まで搾乳を母〇相〇室®で与えていました。
出生時から直母がうまくいかず、直母をしようとするといやがってギャン泣きし、2ヶ月になるまで一度も直接吸うことができませんでした。(乳頭大、乳輪がほとんどない、陥没乳頭のためと思われます)。
2ヶ月に入り、初めておっぱいをくわえて吸うことができ、これで楽しいおっぱいライフと思ったものの、うまく吸啜ができていないようで、射乳でできてきたものだけを飲んでいる感じ(直母量測定しても最大で40ml:8ヶ月頃)でした。(ちなみに、入院中病院での指導は忙しいと避けられ、母乳相談所では何故飲めないのかわからないと言われました・・・) SOLANINさんの記事や言葉に励まされ、せっかく吸いついてくれるのだからと、搾乳をしつつ、くわえるのはスキンシップと思ってここまで頑張ってきました。
離乳食を始めるまでは、生後20日目から搾乳で完母、搾乳量は最大で900ml/日(6~7回)、現在は離乳食3回+マグマグでの授乳2回(朝食後+午後3時頃)+母〇相〇室®での授乳1回(寝る前)で搾乳量は300~400ml/日です。
現在、食後は特におっぱいを欲しがる風でもなく、眠い時、甘えたいときに抱っこすると服をめくってのませてほしいとアピールします。で、おっぱいをくわえ、最初の射乳が出てきてごくごくと飲み、出てこなくなったら止めるという感じです。
今ようやく本人が飲みたいと服をめくってくれるなどかわいい姿がみれることが出来、本当の母乳育児ではないにしろ、母乳育児の醍醐味はこういうことなんだろうなと搾乳はしんどいながらも日々幸せをかみしめています。
本人がくわえてくれる間はこの状態を続けたいと思っていますが、特に欲しがる風でもないのでそろそろ飲むための搾乳は不要になるかなと思っています。とはいえ、ここで搾乳をやめると、おそらく母乳はほとんど出なくなり、出なくなると、くわえることもなくなってしまうのかなとも思い、悩んでいるところです。
また、卒乳時のケアもどのようにしたらよいものかと・・・ 直母のお子さんの卒乳については、色々な記事があるのですが、搾乳で母乳育児を続けておられる方は少ないようで他を探してもどのようにされているのかよく分かりませんでもせっかくここまできたのだから、悔いのないようにしたいなと思っています。

<SOLANINの回答>
メッセージを拝読して、胸が痛くなりました。
本当の母乳育児じゃないですって?
何を仰いますやら・・・
紛うことなく、本当の母乳育児をされていますとも!
そして、胸が熱くなりました。
相談者さんとは少し事情は異なりますが、お子さんの先天的な口腔の病気や遠方の病院で循環器や消化器の手術のため母子分離となり、短期間しか直母が出来なかったり、お子さんが哺乳ストライキと乳頭混乱の合わせ技を繰り出すため、殆ど直母が出来なくて、止むを得ず数ヶ月~1年数ヶ月にわたり、搾乳生活を続けて来られたお母さん達を思い出したからです。
特に問題なく、母子分離にもならず、普通に直母が出来る方の何倍も苦労され、それでもお子さんのためにおっぱいを大切にされてきたお母さん達の存在をSOLANINは忘れることはありません。
相談者さんのお子さんは1歳1ヶ月なのですね。
離乳食も進み、搾乳も哺乳瓶だけではなく、マグマグも使って飲めるのですね。
これからは栄養の主体はお食事で、おっぱいは傍役に変わりつつあります。
しかし、おっぱいの免疫はまだまだ捨てたもんじゃありませんし、それを手放すのは惜しいです。
また、一気に搾乳を止めると、おっぱいのコンディションが悪くなってしまう恐れがあります。
今になって乳腺炎は避けたいですよね?
そこで、幼児期の乳製品推奨摂取量を調べてみたのですが、答えは200ml/日だそうです。現在の搾乳量の半分くらいでしょうか。
なので、ひとまずは搾乳量を1~2週間毎に100mlずつ減量していき、暫くは200ml/日で様子を見ましょう。
搾乳量が減るので、お母さんのお食事は、ほんの少し減らしてください。その結果、お子さんのお食事の食べっぷりは変わりないか、少し増えると想定されますが、直母の回数も少し増えても善しとしてください。
できれば、内臓負担を考えると、おっぱい以外の乳製品を摂取することになるとしたら、1歳3~6ヶ月頃以降がいいと思います。
もしもその頃に、以前よりも徐々に搾乳に時間が掛かるようになれば、分泌も低下してきて、搾乳減量による乳腺炎リスクも減ってきますから、搾乳もボチボチ止めて、自然な流れの中で、お食事と直母に切り替えて行き、フィナーレを迎えられたらいいと思います。

2013年11月 7日 (木)

お風呂上がりに保湿剤を塗ってますか?

赤ちゃんの皮膚バリア(角質+皮脂)は脆弱です。
なので、1にも2にも保湿が重要であることは、当ブログの読者さんであれば、よ~くご存知かと思います。

当然ですが、保湿剤は毎日のお風呂上がりに、お顔から足のつま先まで、表も裏も全身に塗りたくっていらっしゃいますよね?

で、タイミング的にはどうでしょうか?
赤ちゃんのカラダを拭いて、出来るだけ早く塗っている方は?
・・・はい、それでしたら桶ですよん♪

えっ?
カラダの火照りが取れてから塗ってる?
それって、カラダを拭いて15分以上経っていませんか?
だとしたら、ハッキリ言って、そのタイミングじゃあ遅いです!
お風呂に入り、皮膚に補給されてイイ感じにしっとりしたお肌に塗るのが保湿剤の有効性を高めるタイミングだそうです。

そうそう、お風呂の入り方にも作法があるのですよ。
毎日ぬるいめのお風呂に時間をかけてゆっくり入りましょう。
「今日は何処にもお出かけしていないし、汗も掻いていないし、パパも居ないからお風呂沸かすのが面倒臭いし、お休みしちゃおうかな?」は駄目ですぞ!

乾燥しきったお肌に保湿剤を塗っても、全く効果が無い・・・とは申しませんが、折角手間をかけるのですから、最大限の効果が発揮出来た方がよろしいと思いませんか?
でしょでしょ?
だったら、是非この記事をご参考いただき、よりよいスキンケアに取り組んでくださいませ。

2013年11月 6日 (水)

自己判断でミルクを減らすのはホントにNGなのですか?

<ご相談内容>
ウチの子は、生まれた時の体重は2780gでした。
BFHを目指している母乳推進の病院で出産しましたが、直ぐにクタクタになる子だったこともあり、頻回直母の甲斐無く、生後3日目まで母乳が全く出ず、11%の体重減少となりました。(涙)
しかも、生後3日目なのに、おしっこが半日以上出ないため、これ以上は直母だけで頑張るのは難しいということで、160ml/ 日ミルクの補足をすることになりました。
結局6日目退院時の体重は2600gで、直母量はもうひとつ伸びず、何度測定しても10~16g/.回なので、助産師さんから「2週間健診までは、最低8回/日の直母の他にミルクの補足は240ml/日してください。」と指導されました。

指導通りに直母8回/日とミルクの補足をして、2週間健診の日を迎えました。
嬉しいことに、生後14日目の体重は2960gに、退院時からの体重増加度は45g/日に、1回哺乳量は2時間半授乳間隔を空けて、52gでした。
助産師さんからは褒められ、ミルクの減量を指導されました。
「1週間後の再診までは、ミルクの補足は160ml/日で、直母回数はあと2回/日は増やしましょう。」とのことでした。

しかし、自信を得た私は、直母回数はそのままで、ミルクの補足を120ml/日にセーブしてしまいました。
何とかなるだろうと、タカを括っていたのです。
そして、再診の生後21日目の体重は3156g,に、前回からの体重増加度は28g/日に、1回哺乳量は4時間以上授乳間隔を空けたものの、前回同様52gでした。

私としては早くミルクを減らしたかったし、自己判断でミルクを減らしても、結果的には28g/日で増えていたので、まずますかな?と思たのですが、
「あなたは何を考えているんですか?」と、メッチャ叱りつけられました。
何故、私はメッチャ叱りつけられたのでしょうか?
今イチ納得がいきません。

<SOLANINの回答>
ううむ。
SOLANINはその場に居なかったので、何故?と尋ねられても、その助産師の想いとは少し違うかもしれませんが、やはり叱る方に1票ですな。
混合栄養の赤ちゃんのミルクを減量していいのかどうかの見極めは、勘でやってはいけませんな。
それは、慎重かつ綿密な計算の元にしていくべきものです。
指示量よりも勝手にミルクを減らすことは、赤ちゃんに最低限必要な栄養補給ができなくなる危険性が高いからです。
何処まで減量していくかは、お気楽な雰囲気や勢いで決めてはいけないのです。
指導をした助産師は、相談者さんの母乳育児を真剣に応援しているわけですし、その期間の赤ちゃんの発育ペースに責任があるからです。
くれぐれも、赤ちゃんのカラダに無理を強いるようなことをしてははいけませんな。

しかも、指示量よりもミルクの減量を自己判断でしておきながら、直母回数を2回/日は増やすように言われたのに、増やさないなんて、SOLANINも、「相談者さんはどうかしてる。」としか思えませんな。
確かに2週間健診時の1回哺乳量は目覚ましく増えているとは思いますが、再診時の1回哺乳量は、授乳間隔を空け過ぎくらい空けているのに、前回と同じだったでしょう?
恐らく、おっぱいの分泌アップに繋がる効果的な乳頭刺激が増えてこなかったから、今イチ伸びて来なかったのかもしれませんよ。
だってね、新生児は久しぶりに病院に来たからって、「頑張ろう。」とか「助産師にイイトコロ見せよう。」とか、そういう演技力は無いですから。(汗)
新生児は、素(す)の状態で哺乳量測定しているわけですよ。
だから、それが現実なのだと思いますよ。

指導の場で感情的になるのは、如何なものかと思いますが、相談者さんが我が子に対し、危険行為に走ったことは間違いないので、とてもじゃないけれど、結果オーライとはいかなかったのでしょうな。
SOLANINの読みでは、再診時はミルクの減量は指導されなかったと思いますが、どうですか?
恐らく助産師の指導は、直母回数を2回/日は増やして、ミルクの補足は120ml/日をキープするように厳命されたのではないですかな?
厳しいことを言うようですが、再々診の結果を見てからでないと、怖くて次の段階に進めないと思います。

2013年11月 5日 (火)

長期授乳の子だから甘えが酷い?(1歳・保育園児)

とかく長期授乳のお子さんは、保育園児になられると、肩身の狭い想いをさせられがちです。

なかなか泣き止まなかったり、一人でお昼寝が出来なかったり、保育士さんから離れるのを強く嫌がったりすると、「あぁ、この子はおっぱいちゃんだから困っちゃうわね。早くおっぱいを止めてもらわないと・・・(汗)」的な評価をされがちです。

そうなのです。
どういうわけか、保育士さん達は、長期授乳をしている子は、泣き虫で甘えん坊で、手が掛かって大変なのよねぇ~という視線で見ていらっしゃる方がまだまだ多いです。

でもね、それは違いますよ。
長期授乳をしているからこそ情緒は安定するのですよ。
お母さんのお仕事がオフの日や自宅に居る時間充分なスキンシップ、例えば抱っこしたり、おっぱいを飲ませてあげること(≒しっかり甘えを受け止めてあげること)で、お子さんの心のタンクは迅速に満タンになるのです。
そうすると、保育園でお友達とぶつかり合って悔しい想いをしても、保育士さんに叱られちゃったりして凹んだりしても、モヤモヤは消し飛ぶのですよ。

えっ?心のタンクには何が入っているのかですって?
それはですね、勇気や優しさや頑張る意欲・・・つまり気力です。

お食事に例を取るとこんな感じです。
心のタンクが空っぽに近いと、自分でご飯が食べられるお子さんであっても、保育士さんに食べさせてもらいたがります。
心のタンクが満タンに近いと、下手くそでも自分でご飯を食べようとします。
手伝おうとすると、却って嫌がることもあるくらい。

何か気になる様子が見えてきたら、安易におっぱいのせいにしないで、「今日、この子の心のタンクは満タンに近いのかな?それとも空っぽに近いのかな?」という視線で見てやっていただけませんでしょうか?

言い聞かせ卒乳(?)後のミルクは、欲しがるだけあげればいいの?(1歳2ヶ月)

<ご相談内容>
はじめまして。私は卒乳の知識がなく、まわりが断乳してたので、1歳2ヶ月で断乳しました。
特に調べることもせず、人から聞いた話を頼り、カレンダーをみせてこの日おっぱいバイバイね~なんて言い聞かせてやめました。
断乳はわりとすんなり出来たのですが、私自身寂しい気持ちでいっぱいになり色々調べてこちらを見つけました。
記事を読むたび涙がとまりません。
今断乳してしまった自分を責めています。
可愛い我が子を傷つけてしまったかと思うとやりきれません。
完母でしたが、今はミルクをストローで飲みます。
欲しがるだけあげていいのでしょうか?
それとも母乳再開すべきですか?

<SOLANINの回答>
おっぱいをあげなくなってから、どのくらい経ちますか?
まだ2~3日ですか?それとも1週間以上ですか?
乳房のコンディションは如何でしょうか?
パンパンに張ってますか?それとも乳房のボリュームも落ち着いて来るくらい収束してきていますか?
お子さん自身の、おっぱいに対する執着はどんな感じですか?
まだまだ強いですか?それともほぼ皆無ですか?

その辺りが詳しく分からないのでナンですが、お話しを聞いた限りでは、100%断乳という印象ではないですね。
相談者さんは曲がりなりにもカレンダーを見せたり、言い聞かせ的なことをしていらっしゃいました。
それも相まって、お子さんはすんなりおっぱいを止めることを受諾されたのではないでしょうか?

1歳2ヶ月だったとのことですが、順調に離乳食が進んでいる場合、離乳食>おっぱいという傾向が強いので、お子さんの心境として「お母さんがもうおっぱいはナシだって言うけれど、まぁ仕方ないか。」ということなのでしょう。
ですので、お母さんとしては寂しいでしょうが、今更おっぱいを復旧させてもどうなのか?と思います。
また、おっぱいの代替えでミルクをあげることについては異論はありませんし、手段としてストローやコップであげるのはOKですが、量として欲しがるだけというのは、NGですね。
1歳児のミルクの摂取量については、授乳・離乳の支援ガイドや保健センターで配布される資料を参考にされたらいいですね。
また、既にご存知かと思いますが、フォローアップミルクはあげる必要性はないですからね。

2013年11月 4日 (月)

重症化した乳腺炎になると,赤ちゃんも困ります。

経験者の方は分かるかと思いますが、乳腺炎になると頭痛が酷くなったり、高熱でしんどくなったり、乳房がズキズキと疼いて堪りませんよね。
乳腺炎に至る原因は様々ですが、堪らないのはお母さんだけではないことをご存知でしょうか?
「あっ、おっぱいが不味くなるから、赤ちゃんが困るからでしょう?」と答えられた読者さん、半分だけ正解です。
残り半分の答えはですね、「おっぱいの分泌量が激減する」です。

実は軽症であっても、普段の分泌量の3/4~1/2強になることも稀ではありません。
それまで完母で体重増加が順調なペ-スでだった赤ちゃんでも、微増ペースになってしまうことだってあるのです。
お母さんにしてみたらショッキングな話でしょう。
ですが、入院しなきゃならないくらい重症化すると、そんなレベルでは済みませんよ。
下手すると、普段の分泌量の1/3~1/4にまで減少します。
直母1回量が平均で100g以上の方であっても、何回測定しても20~40g程度に下落することだってあるのです。

そのため、軽症のうちは頻回直母を励行することでどうにか凌げても、入院しなきゃならないくらい重症化すると、頻回直母のみでは追い付かず、赤ちゃんの体重が乳腺炎になる以前と比較して、発症7~10日間くらいのうちで、甚だしい場合は300gくらい減少することだって有り得るのです。
当然、赤ちゃんのおしっこの量や回数は減りますし、それまで快腸だったのに、いきなり便秘になることさえあります。
おっぱいが不味くても健気に飲んでくれる赤ちゃんには頭が下がりますが、分泌量が激減したら、相当ひもじいのではないかと察します。
離乳食を開始している赤ちゃんであれば、離乳食を進めることも一案ですが、離乳食開始前の赤ちゃんの場合、乳腺炎が改善しておっぱいの分泌量が復活するまでは、一時的とはいえ、ミルクの補足も止むを得ないでしょう。

但し、乳腺炎はひたすら頑張っておっぱいを飲んでもらうことで治りがスムーズになるわけですから、闇雲にミルクの補足をすると、今度は肝腎のおっぱいを飲んでくれなくなるので、匙加減が難しいトコロです。
なので、決してミルクの補足は自己流ではなく、担当の助産師に相談され、必要最小限に留めてくださいね。

それから、それまで完母の赤ちゃんの場合、ミルクの補足は回復するまでの、あくまで一時的なモノだと思われますので、哺乳瓶を買い込んで慣らさないようにしてね。
手間がかかるけど、用心してスプーンやソフトカップで飲ませてあげてください。
乳腺炎が治り、赤ちゃんの体重が持ち直しても、乳頭混乱を来たしたら大変ですからね。

2013年11月 3日 (日)

歯磨きをすると歯茎から出血します。(妊娠中)

妊娠中は大幅に増加する女性ホルモンの影響で、歯茎が腫れやすかったり出血しやすかったりします。

それ自体が即異常というわけではありませんが、歯ブラシの圧が適正かどうか、振り返ってくださいね。

もしも、コンロの焦げ付きを剥がすくらいの勢いで、歯ブラシをグー持ちにして力強くゴシゴシ磨いた結果であれば、歯茎からの出血はある意味当然の結果であって、不思議でも何でもありません。
そういう場合は、歯ブラシの持ち方をペン持ちに変更して、優しく細かく微振動のように磨いてみましょう。

そうではなく、ペン持ちで優しく細かく微振動磨きをしているにもかかわらず、歯茎から出血するのであれば、それは患部の治療に一役買っている状態なので、恐れることはありません。
程度にもよりますが、凡そ1週間くらいで歯茎の腫れや出血が軽減してくる筈ですから、無闇に心配しないでくださいね♪

ビッグベビーちゃんでも退院後補足不要の目安は同じですか?

<ご相談内容>
私の赤ちゃんは、生まれたときの体重が4100gでした。
以前の記事で、「6日目退院で1回の直母量を測定し、30g程度直母ができていればミルクの補足しなくてもやっていけますよ。」と書いてあったと記憶していますが、このようなビッグベビーであっても、同様の条件で1回の直母量があれば、退院後のミルクの補足はせずとも大丈夫なのでしょうか?

<SOLANINの回答>
大きな赤ちゃんをご出産されたのですね。
お疲れ様でした。
さて、厳密に言えば、ご指摘のように、生下時体重が4000gを超える赤ちゃんは「巨大児」と呼ばれます。
巨大児ちゃんは、生下時から暫くは、血糖のコントロールが上手く出来ないこともあります。
また、体重に対して、お母さんのおっぱいの分泌が間に合わないこともありますから、入院中ブドウ糖やミルクの補足を余儀なくされることも想定内です。

退院時の1回の直母量につきましては、正直言って、「2~3時間程度の授乳間隔」で、「抜き打ち」でという、過去記事と同じ条件で哺乳量測定したと仮定して、1回の直母量が30g程度では・・・う~ん、ちょっと厳しいことが多いですね。
恐らく、赤ちゃんの体重が適切に増えてこない可能性があります。
また、退院前の巨大児ちゃんは、信じられないくらいパワフルですから、ガツガツしていて、しょっちゅうギャン泣き攻撃を仕掛けてくることが予想されます。
お母さんがへこたれてしまわないか、心配でもあります。

ここからは、SOLANINの出会った巨大児ちゃんの話ですが、(退院前日⇒退院日の体重増加のペースにもよりますが)2週間健診でフォローしてもらえるとしても、1回の直母量は、40~50g台はあってほしいし、それで1回2クールで1日10~12回以上の頻回直母が出来るのであれば、おっぱいの分泌はバージョンアップしてくる見通しですので、ミルクの補足はしなくてもやっていけるかと思います。
巨大児ちゃんだから完母は無理とか、そんなことはないですよ。

いずれにせよ、退院後~1ヶ月健診までに母乳外来や助産院でのフォローは必要ですよ。
くれぐれも、自己流にならないようにしてください。
どうしても、母乳外来や助産院に受診出来ない時は、退院時には保健センターに電話連絡され、新生児家庭訪問をしていただけるようにお願いしてみてください。
母子健康手帳に付いている葉書に必要事項を記入して切手を貼って出していたのではタイミング的に遅くなるから、生後2週間くらいで家庭訪問して頂きたい場合は、タイムラクを少なくするため、電話の方が早いと思います。

2013年11月 2日 (土)

1ヶ月健診で体重増加度が少ないと指摘されたら?

1ヶ月健診で、赤ちゃんの体重増加度の評価は、「起点となる体重を何処に置くか?」で天と地ほどの開きがある(=場合によっては真逆の展開になる)ことを憶えておいてください。
お母さん自身も、ドクター任せ(?)ではなく、我が子なのですから、体重増加度の計算をするにあたり、どこが起点となるのかをしっかり確認してくださいね。

しばしば(!)居られるのが、生下時からの計算をしたがるドクターです。
もしかしたら、生理的体重減少が全くみられないくらい初っ端からミルクを大量にガンガン飲ませる病産院に勤務されているのかもしれませんね。(汗)
どう考えても、生理的体重減少というモノを全くカウントしないのは、理不尽ですな。
故・山内逸郎ドクターも仰ったように、「赤ちゃんはお弁当と水筒を持って生れてくる。」のですからね。
お母さんのおっぱいが立ち上がるまで、赤ちゃんは持参したお弁当と水筒を飲食して待つのです。
そもそも、生下時体重はある意味、嵩(かさ)増しされた体重ですから、赤ちゃんの体重増加度の評価の起点にはふさわしくないのですね。

もしも、ドクター的に、健診で診察された赤ちゃんの体重増加に懸念(≒ギリギリではないか?という心配)があるなら、最初にミルク補足ありきではなく、授乳回数やポジショニングやラッチオンの様子をチェックしたり、改善点を指示して1~2週間後に体重チェックに再診していただくのがスジでしょうね。(百歩譲ってミルク補足の指示をされたとして、指示量に過不足が無いかという評価は必要ですから、どのみち再診していただくことになりますからね。手間は同じです。)

万一、当ブログの読者さんで、ご自身の赤ちゃんの1ヶ月健診に於ける体重増加度の評価が適正かどうかを確認したければ、入院中の最低体重(大抵は早期新生児期の頁の記録に書いてある生後2日目とか3日目(=赤ちゃんが一番縮んだ日)の体重か、それが不明であるならば、退院日の体重のどちらかと、1ヶ月健診日の体重の差を日齢で割れば簡単に計算が出来ますよ。(母子健康手帳にも書いてあるけれど、生れた日は0日目とカウントしますから、日にちの数え方を間違えないようにね。)

2013年11月 1日 (金)

搾乳を減量していいかどうかの判断とは?

正常新生児であっても、退院時に、お母さんのおっぱいの出方は良いのに、直母に加え搾乳補足をしなければ、発育に必要な哺乳量を確保出来ない赤ちゃんがいらっしゃいます。
その主な理由は、乳頭形態と赤ちゃんの哺乳技術との兼ね合いで、まだ直母が難しかったり、赤ちゃんが直ぐにスタミナ尽きてまともに吸啜できないとか、眠りがちで起こすのに大変で、頻回直母をしても追い付かないためです。
赤ちゃんの発育のために、止むを得ず搾乳の補足をするわけです。

このような場合、授乳表を正確に記入していただくことで、搾乳補足量と赤ちゃんの体重増加度で直母量の推定がかなり正確に出来ます。

そして、搾乳を減量しても差支えないのかどうかは、体重増加度に対する搾乳の比率が低くなる⇒推定直母量の増加が確定的である⇒直母のみに切り替えたとしても月齢相当の体重増加度が得られる場合のみです。

例えば、日齢20で3300gの正常新生児で、搾乳補足が200ml/日で、退院時からの体重増加度が30g/日であれば、搾乳補足によって順調な発育がなされていることが明らかです。
勝手に搾乳補足の減量をしてしまったら、とてもじゃないですが順調に発育することが見込めなくなります。
赤ちゃんの体重が増えるには増えても、増加度的にカツカツになる危険性が高いです。
また、お母さんの乳房がうつ乳状態になりかねません。
母子共に、かなり無理をすることになるので、このような段階で自己判断で搾乳の減量はしないでください。

しかし、赤ちゃんの体重と日齢と補足が同じ条件であっても、退院時からの体重増加度が45g/日であれば、搾乳の減量は充分可能です。
その場合も、搾乳を一気に止めるのではなく、搾乳の回数を徐々に減らしても、赤ちゃんの体重増加度がガタガタに急降下しないかどうかを、短いスパンで助産師に確認してもらいながら進めて行きましょう。

くれぐれも無理をしたり、焦ったりしてはいけませんよ。

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