搾乳にまつわる、諸々の知識!
「そもそも、搾乳ってどういう時にするものなんでしょうか?」
よくある質問です。
出生間もなくからの搾乳は、未熟児さんで直母が不可能で鼻注する時や新生児搬送されて、母子分離状態になった時。
乳首のカタチのせいで直母が出来ない時や、赤ちゃんが飲み下手で乳首が傷だらけになったり、吸うには吸うが哺乳量にならない時。
月齢が進んでからは、お母さんの職場復帰や研修参加の時。
遠方のお葬式などで、赤ちゃんを連れていけない時。
お母さんが病気や手術で同伴入院が出来ない時。
・・・などなどでしょうか。
Q.搾乳はどうやってするのか?
A.基本的にはコツさえ憶えれば、手で行うのが道具も消毒も要らないので手軽です。
20分程度で搾れる量でOKです。
おっぱいの分泌量は個人差がありますし、日内変動もあるし、○○mlとノルマを決めてしまうと搾乳がしんどくなります。
1日2~3回程度or期間が1ヶ月程度であれば、搾乳器を使うとしたら、メ○ラ社の「ハ○モ○ー®」が個人的にはお勧めです。
Q.搾乳する時間的間隔はどれくらいがいいのか?
A.その時期に直母している間隔がベストですが、2時間までの頻回ですと、そうもいかないでしょうから、せめて3〜4時間毎にしてもらうと良いです。
授乳間隔が4〜6時間くらい空く場合は、それくらいの間隔が望ましいです。
Q.搾乳間隔を空け過ぎるデメリットとは何か?
A.授乳間隔同様、お母さんは乳腺炎リスクが高まることと、長期的にみて、おっぱいの分泌が低下しやすくなること。
赤ちゃんは大量で少数回の授乳では体重増加不良に陥りやすいこと。
Q.搾乳の保存期間はどのくらいか?
A,月齢にもよるが、24時間は冷蔵庫で保管は可能。
Q.出先で搾ったおっぱいはどうやって保管・運搬すればいいか?
A.24時間以内に飲ませてあげるなら、冷蔵庫に保管します。
消毒さえしてあれば、哺乳瓶でも、密封できる蓋付きコップでもなんでもOK。
24時間以降に飲ませる予定ならば、専用バッグに入れ替えて冷凍します。
冷蔵・冷凍を問わず、運搬時はクーラーバッグ(内張りが銀色の簡易タイプでも可。)に凍らせた保冷剤をたくさん詰めて、キンキンに冷やして運びます。
特に、冷凍母乳の運搬時は溶けてしまわないように、真っ直ぐお家に帰りましょう。
冷凍母乳はお家の冷凍庫で1か月は品質保持が可能です。
1ヶ月以内ならば、日付けの違うものを混ぜても大丈夫です。
Q.解凍・飲ませ方は?
A.母乳バッグに書いてあります。読んでください。
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