前回1では、イケッチさんの赤ちゃんの乳頭混乱克服が出来たという体験記を記事として書きました。
基本に忠実に、赤ちゃんの乳頭混乱に、じっくりと取り組まれているご様子が伺えました。
また、具体的に何がどうよかったのか?
お道具の調達はいかがなされたのか?
などの詳細な内容を是非知りたいと思い、再度お尋ねしたところ、困っておられるお母さんのために是非役立ててくださいという心温まる返信をいただきました。
なので、今回2では物品活用の驚異的アイデア(イケッチさんの旦那さんの秀逸な工夫と卓越した知恵)を中心にご紹介させていただきます。
文章は基本的にプチメ原文ママですが、一部日時等の表記を月齢に変更したり文意を損なわないように配慮しつつ加筆しているところもありますのでイケッチさんも読者のみなさんご了承くださいね。
①鼻注用栄養チューブ[以下長いのでチューブと略します。]にシリンジを繋ぎ、人差し指を吸啜させる哺乳トレーニングに使用された物品は、チューブは虫ゴム(1mが100円くらいで販売されている。)注射器代りの容れ物は油差し30ml(120円くらいで販売されている。)です。
記事ではチューブのサイズを3Frと記載していましたので、恐らく虫ゴムの内径はもう少し太いのでしょうが、そんなことは言ってられないので、まずはチャレンジしました。
ちなみに哺乳トレーニングは旦那さんが担当されました。
⇒素晴らしい!夫婦連携ですね♪
シリンジの内筒を押す力加減は、油差しの蓋の締め具合で出方の調節が出来ます。
シリンジの内筒を押さなくても中味を吸い出しができるかどうかの目安は、吸啜力が付いてきたら油差しを押さなくても上手に吸い出せるということが分かりました。
哺乳トレーニングの実地指導は受けてはいませんが,過去記事を読んだのと、検索で他の人が指の使い方を記述しておられたので、それらをそのまま実行しました。
哺乳トレーニングは丁度5か月に入ってから開始しましたが、おっぱいに吸いつけたのはトレーニング開始10日目のことでした。
もっと早く開始したらもっと早くできるようになっていたかどうかは、分からないです。
⇒あぁ、でも、在院中の新生児期から★病院ではトレーニングしてますから、きっと出来る可能性は高いと思いますよ。
②お風呂でのカンガルーはホントびっくりしました。なんでなんでしょう?
陸上ではあんなに嫌がり、泣き叫んでいたのに、お風呂ってだけでパック!ですよ。
上手くいかない日もありましたが、生後2カ月くらいから続けていました。
ただ、陥没乳首なので、見つけてくれても上手く吸いつけなくて申し訳なかったです。
以前過去記事のコメント欄に投稿しておられたひなたママさんと同じ5か月半で、直母が出来るようになったわけです。
ひなたママさんのコメントに勇気をもらいました。
お礼を言いたいです。
⇒ひなたママさ~ん、この記事、読んでおられますか?
③ソフトカップの代用は、100円ショップで手に入る、シリコン製のオカズ入れです。
縁がナミナミになっているのではなく、円筒形のものを選びます。
お猪口や小さいコップは赤ちゃんの口にガチガチ当り、上手くいきませんでしたが、柔らかいので上手くいきました。
④ナーシングサプリメンターの代用も、虫ゴムを哺乳瓶のゴムの乳首の穴を広げて通すと出来ます。
⑤参考文献はラ・レーチェ・リーグの「乳頭の混乱」の【必ずおっぱいに戻って来る】と、SOLANINのコメント「赤ちゃんはお母さんを困らせるために生まれてきたのではない。」です。・・・これを信じて直母諦めなくて良かったです。
プチメを読ませていただいて、イケッチさんへの返信にも書きましたが、「必要は発明の母」という言葉が浮かんできました。
旦那さんが代用品を見つけてくるのが得意な方だそうですが、発想が柔軟で素晴らしいです。
私もホームセンターや100円ショップに赴き、確認してきましたが、煮沸もしくはミルトン等の薬液消毒に耐え得る素材で問題ありませんでした。
乳頭混乱で困っておられる読者のみなさん、身近に有るもので代用できます。
悩んでどうにもならないことが続いているならまずはチャレンジではないでしょうか。
次回はこの素晴らしいイケッチさんご夫妻の努力の軌跡を知ったことで、僭越ながらSOLANINが閃いたことを補足文として記事にいたします。