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2013年12月27日 (金)

胎児機能不全って知っていますか?

そもそも、胎児機能不全とは、一体どういうことを指すのでしょうか?
日本産婦人科学会によれば、2006年に
“胎児機能不全とは,妊娠中あるいは分娩中に胎児の状態を評価する臨床検査において「正常ではない所見」が存在し,胎児の健康に問題がある,あるいは将来問題が生じるかもしれないと判断された場合”を指すと定義しています。
昔は胎児仮死(胎児ジストレス)という言葉が使われていました。
けれども、字ヅラ的に新生児仮死と似ていますが、胎児仮死=新生児仮死ではないので、胎児機能不全という言葉に差し替えられたようです。


う~ん・・・今イチ分かり辛い文章ですね。(汗)
妊娠中に胎児機能不全があるとしたら、予定日超過~過期産の場合、胎盤機能低下したり、子宮内胎児発育遅延とか、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群の場合ですが、やはり大きな問題になるのは、分娩時ですね。

分娩開始の兆候は、規則的な陣痛、破水(水おり)、産徴(おしるし)ですが、それらはいよいよ子宮口が開大し、産道を徐々に下降して生まれてこようとするおなかの赤ちゃんにとって、程度の差はあれストレスであることは事実です。
勿論、そこを乗り切らないと、おなかの赤ちゃんは産声をあげることは出来ません。
ただ、何らかの要因で、通常の範囲を超えた長期に強いストレスがおなかの赤ちゃんに影響し、心拍に変化を示すようになった(≒かなりしんどくなって頑張りきれない)状態が胎児機能不全なのです。

そのままでは、おなかの赤ちゃんはみるみる弱ってしまうので、まずは産婦のカラダの向きを変えたり(臍帯圧迫の場合、これだけで改善することもあります!)、産婦が呼吸器疾患だったり重度の貧血等の理由で低酸素状態が疑われるならば酸素投与をしたり、過強陣痛であれば一旦点滴で陣痛を和らげたりします。(このような処置で、改善することも充分に有り得ることです!)

しかし、産瘤(さんりゅう)という胎児の頭にブヨブヨした瘤がどんどん形成されてきたり、逆子でもないのに羊水がドロドロに混濁してきた場合は、程度はともあれ胎児機能不全の兆候と見做されるので注意が必要です。
状況が改善し難い場合は、吸引分娩を試みることもあります。
また、臍帯下垂・臍帯脱出が見られたり、常位胎盤早期剥離の疑いがあれば、おなかの赤ちゃんの救命が最重要ですから速やかに帝王切開に切り替えることになるでしょう。

胎児機能不全の完璧な予防方法はありませんが、リスクを減らすことは出来るのではないかと思います。
例えば妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群の予防、体重コントロール、貧血の改善は妊婦さんはその気になれば出来ることですよね。
分娩がスムーズに進行すれば、分娩中に胎児機能不全を惹き起すことはまず無いでしょうから、産婦人科ドクターから特別に安静の指示が出ているわけではないならば、体重の過剰増加予防も兼ねて、よく体を動かすこともいいと思います。

いずれにせよ、お産を舐めてかかってはいけません。

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