ゴムの乳首で補足することのリスクとは?
赤ちゃんにおっぱい以外のものを補足する必要性が発生したとして、看護師さんや一部の助産師は「哺乳瓶であげればいいんでしょう?」と仰います。
(それ以前に補足の手段なんて考えたこともない方もいるようですが。)
私は赤ちゃんのお母さんに「何故、SOLANINの勤務先では哺乳瓶を使用した補足をしないのか?」と一度は抱く素朴な疑問には以下のように答えています。
「ポスターにも書いてあるように、大抵の赤ちゃんにとっては、ゴムの乳首と直母という、全く異なる2つの吸啜の動作をマスターするのは並大抵なことではないんですよ。2つを使い分ることは、とても難しい。そして簡単で力を要しないゴムの乳首での吸啜を先にマスターしたら、直母での吸啜が出来なくなったり、下手っぴな吸啜しか出来なくなるんです。もちろん、是々非々で使い分ける器用な赤ちゃんもおられるのでしょう。けれど、これはいわば英語のマスターのようなもので、帰国子女でもないのに何故か英語に達者な方もおられるけど、それはかなり少数派であって、大半の方にとって英語のマスターは容易ではありませんね。逆に英語を先にマスターして日本語を後に・・・となると、それはそれでひときわ大きな困難を抱え込むことになりますね。だから哺乳瓶での補足は止めているんです。」
・・・というように説明しています。
ここまで説明して、お母さん方には初めてコトの重大性が明確になるのですね。
予防に勝る治療は無いのです。
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