スパイシーなものを食べるとおっぱいを嫌がる理由について。
大抵の場合、お母さんがスパイシーなもの(例えばカレー・キムチや明太子で激辛のもの・トムヤンクン・タバスコをかけた料理)を食べると赤ちゃんがおっぱいを嫌がって飲まなくなったりしがちです。
乳首を噛んだり、喋れる子はハッキリ「辛い」と意思表示をすることさえあります。
アレルギーみたいに顔や体に発疹が出る子も居ます。
何故なんでしょう?
私はやはり日本独自の食文化から離れたものだからではないかと思います。
もちろん上記の例は、今の日本ではポピュラーなメニューですね。
授乳以前、つまり普段から口にしているものばかりかもしれません。
でも、よ~く考えてみると、どれもここ数十年~百年程度のうちに広まったメニューです。
日本の食文化は時代と共に変化していますが、つい数十年~百年前までは,カレーのスパイスや激辛唐辛子を普段から食することは無かったわけです。
平たく言えば個人的には大好きでも、民族的にまだソウルフードではないということです。
だから赤ちゃんがおっぱいを嫌がるのではないか?と考えるに至りました。
なので、最近は多くの外国籍の方が日本で出産されて、母乳育児をされることもあるわけですが、例えば中国の四川省出身の方が激辛麻婆豆腐を食べても、韓国の方が本場のキムチを食べても、インド・パキスタン・スリランカ・バングラデシュの方がカレーを食べてもタイの方がトムヤンクンを食べても、臨床的に赤ちゃんが嫌がるとか、乳房トラブルになるという話は滅多に聞かないです。
それは彼の国のソウルフードだからと考えればしっくりくるのですね。
基本的にその土地で採れた旬のものが、一番良いのかもしれませんね。
余談ですが、最近私が気になっているのは、ハーフやクォーターの赤ちゃんです。
ソウルフードが最初から複数ありますからね。
どの程度のものを受け入れられるのか…気になりませんか?(笑)
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こんばんは。私の息子達は東南アジアのハーフです。長男は完ミなのでわかりませんが、次男は完母です。比較的気にせず飲む方なのであまり参考にならないかもしれませんが、私が辛いものを食べても全く気にしませんでした。チョコレートをうっかり食べた時はかなり嫌がっていましたが・・・
ちなみに普通の食事だと長男(3歳)は幼児が嫌がりそうな生のピーマン、パセリ、ミント等匂いの強い野菜を好みます。次男(1歳)は料理に肉や油を使わないと顔が肌荒れします(笑)毎食揚げ物、炒め物ばかり食べている国の血を引いたのだと不思議です。肌の調子をみながら調整しています。
投稿: limei | 2013年12月 6日 (金) 17時44分