後乳の脂肪の量が増えるのは知っているけれど。
国際認定ラクテーションコンサルタントの先生方のご著書を読んでいると、前乳・後乳という表記が出てきます。
いわく、後乳は飲ませ始めの前乳よりも脂肪分が多く、体重増加や赤ちゃんの満足感を考えると、3分とか5分とかの短時間で左右交代して飲ませるのではなく、後乳までしっかり飲ませてあげるのが良いです・・・とのことです。
~前乳はさっぱりしてい前菜のような感じで、吸わせる時間の経過とともに徐々に脂肪分が増えてきて、最後はデザートのアイスクリームのようになってくる、お食事のフルコースのような変化があるのです。~というような比喩をしていらっしゃいます。
そして、ご著書には、参考資料として、30秒毎に搾乳して試験管に入れたものがズラリと並び、脂肪分が増える様子が一目瞭然の写真が掲載されています。
直母であっても、ほぼ同様に変化していくということなのでしょうね。
説得力ありますねぇ。
なるほどねぇ。
しかし、その写真を穴が空くほど見つめ続けているうちに、SOLANINは「あっ!」と気が付いたのです。
何が「あっ!」なのか?
あまり重箱の隅を突くようなセコいことは言いたくないのですが、搾乳の入った試験管、全部で15本並んでいたのですね。
それって、トータルで7分半ってことだと思われます。
別に何十分間も延々と搾乳を採取していたわけではなさそうです。
勿論、搾乳を続けていた可能性も否定できませんよ。
でも、そうであれば、敢えて掲載していない理由は何だろう?って、SOLANINは思うのです。
順当に考えれば、恐らく「7分半以上搾乳を続けても、脂肪の量はさほど変化が無かったからではないか?」という推理が成り立ちます。
だって、もしも搾乳を続けることで、脂肪の量が青天井に増え続けるのであれば、試験管を15本なんかで終わらせる理由が無いからです。
試験管はもっと多くズラリと並べて撮影した方が迫力があるし、読み手に与えるインパクトも大きくなります。
なのに、15本で終わらせている理由があるとしたら、それ以降の搾乳の脂肪の量は、さほど変化が無かったからと見做すのが妥当ではないかと思ってしまうのです。
単なる深読みのし過ぎでしょうかねぇ?
仮にの話ですが、片方7分半吸啜させるのって、SOLANINには若干長く感じますが、べらぼうに長いとは言えない時間です。
この写真を見るたびに、何とも言えないモヤモヤした感じが払拭できないでいます。
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