おっぱいセールスをしてもあげるべきか?(1歳2ヶ月)
<ご相談内容>
我が子は1歳2ヶ月になり、昼間は外出先や家族がいる時などにセールスしても拒否して飲まなくなりました。
夕方から夜間、朝方と朝食前は、静かな環境で、いつもの授乳クッションをセットし、さぁ飲むよと話しかけてセールスすると飲むのですが。
欲しがって泣くようなことはほとんどなく、帰宅後に水分補給と思って、例えば先にお水をマグマグストローで飲ませて喉の乾きがおさまると、おっぱいは飲みません。
食事は三回プラスおやつにバナナ等の果物を食べています。
周りが驚くほどの食べっぷりです。
1歳7ヶ月で保育園に行く予定なため、心の拠り所としておっぱいは残したいと思い、飲みたいだけ飲んだらいいよと思ってセールスしてあげてますが、徐々にセールスは控えたほうがいいのでしょうか?
<SOLANINの回答>
母乳育児のスタートに、頻回直母は欠かせません。
また、満腹中枢が未形成な時期なのに、眠り王子・眠り姫であれば、発育不良への道をまっしぐらに進むことになりかねないというリスクが付きまといます。
お母さん側からみても、授乳間隔の空け過ぎは、乳腺炎発症リスクを高めるだけですから、百害あって一利無しです。
栄養の主体がおっぱいの時期は、授乳回数に制限をかける必要性はありません。
離乳食を開始しても、授乳・離乳の支援ガイドには、(ミルクとは異なり)「離乳食とは別に母乳は子どもの欲するままに与える」と記載されています。
しかし、相談者さんのお子さんは1歳を過ぎて順調に離乳食が進み、徐々におっぱいとは距離感が出てきているようですね。
また、おっぱいを飲むシチュエーションにもこだわりが出てきているようで、自分が決めたスタイルでなければ嫌だと言う意思表示も見え隠れしています。
確かに保育園に入園した後のことを思えば、おっぱいはあった方が良いのでは?とは思いますが、0歳児ではないですし、状況から察するに、何が何でもというような積極的なセールスは必要ないと思います。
取り敢えず暫くはいつものシチュエーションで誘ってあげることを続けて、お子さんの授乳の様子を見守ってください。
美味しそうに飲んだり、一生懸命飲んでいるなら現状続行で良いと思います。
さほど欲しそうでもなければ、「今はもう要らないのかな?」とあっさりと
引き下がる。(もっと飲みなさいよとは言わない。)
でも、もしもお子さんからおっぱいをせがむのであれば、断らない・・・というスタンスでいいのではないでしょうか。
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