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2014年1月18日 (土)

おっぱいの分泌維持に努めるべきか否か?(1歳4ヶ月)

<ご相談内容>
「自然に授乳回数が減って、今はお昼寝の前と夜中だけおっぱいを飲んでいる」
「夜だけおっぱい」・・・なんて話をよく耳にするのですが、それって自然卒乳の一過程ですよね。
その場合って、母乳は沢山出ているものなのでしょうか?
(個人差はあると思いますが)

母乳の分泌維持の為に、搾乳や圧抜きをしているのですか?
それとも、卒乳に向かっているので、余程の時以外は触らずに刺激をしないようにしているのですか?
もし良ければ教えてください。


うちの子は、1歳4ヶ月でまだまだ授乳回数は多いのですが、時々、日中の授乳間隔が4~7時間開きます。
あまりにパンパンに張る時は、少し搾っています。
大丈夫そうな時は何もしないのですが、そんな日は分泌が落ちる気がします。
なので、いざ寝る前や夜中の飲みたい時に母乳の出が悪くて、かわいそうです。

授乳回数が減った時、分泌維持に努めるべきか?否か?教えてください。
それとも状況によるもので、一般論を論じるものではないのでしょうか…そうだったら、すみません。

<SOLANINの回答>
おっぱいの回数が自然に減ってくるのは、自然卒乳の過程で見られる現象と捉えて間違いないと思われます。
但し、自然卒乳の時期には個人差がありますから、0歳児なのに何故かおっぱいの回数が減少し、おっぱいに執着しないお子さんもいらっしゃいます。

そして、そういうお子さんの多くはご飯に走っている傾向があります。
反対に2歳3歳であっても、1日に数回おっぱいを欲しがるお子さんも居られます。
どちらかと言うと、そういうお子さんは食の細い傾向があります。


授乳回数が減少するということは、おっぱいの分泌にブレーキがかかることを意味します。
ブレーキのかかり始めこそ乳房はパーンと張ったりしますが、やがて授乳間隔が半日近く空いても、乳房はパーンと張らなくなります。
乳房が張って辛い、若しくは乳房トラブルを再三繰り返した経験があり、またあのようになるのは真っ平ゴメンだというのであれば、適宜搾乳しても良いかと思います。


なお、大丈夫そうな日に何もしないとおっぱいの分泌が低下するような気がするとのことですが、1~2日続くくらいならば、ホントに気のせいだと思います。
しかし、大丈夫そうな日に何もしないことが常態的に1~2週間続けば、おっぱいの分泌は徐々に低下してくると思います。


お子さんが夜寝る前におっぱいを飲みたがり、ある程度の分泌が必要ならば、お風呂に浸かってカラダを温かくしたり、夕食後かお風呂上がりにたんぽぽ珈琲かハーブティ―等を嗜まれては如何でしょうか?
授乳回数が減った時に、分泌維持に努めるべきか否かというご質問の答えですが、それはケースバイケースではないでしょうか?
おっぱいへの依存度というか執着というか、つまり栄養面でも情緒の安定でもお子さんにとっておっぱいの役割がまだまだ大きいならば、ある程度分泌の維持は必要でしょう。(いや、待てよ。それならばそもそも1歳4ヶ月でも授乳回数が減る筈が無いので、普通にしていれば分泌の維持など意識する必要性は無いのです。)
けれども、自然に授乳回数が減少してきているのであれば、恐らく徐々にご飯を食べるようになっておられるのでは?おっぱいよりも楽しいものを見つけつつあるのでは?と、お見受けします。
であれば、何が何でもおっぱいの分泌維持に努める必要性は薄いと思います。
もしかしたら・・・お子さんがおっぱいを欲しがる気持ちよりも、お母さんがおっぱいをあげたい気持ちが勝っているのかな?という気がしました。
違っていたら、ごめんなさいね。

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