おっぱいに含まれる糖類=乳糖(ラクトース)の特徴について1
おっぱいに含まれる糖類のうち主になるものは乳糖(ラクトース)です。
乳糖は哺乳類の乳汁にのみ含まれます。
糖類はエネルギー源ですね。
それと同時に、赤ちゃんの脳つまり中枢神経系の発達に関与すると考えられています。
哺乳類の中でも、脳の体積が大きく、発達している動物ほど、乳汁中の乳糖は多く含まれる傾向があります。
例えば牛乳に含まれる乳糖の1.5倍の量の乳糖がおっぱいには含まれます。
粉ミルクに含まれる糖は、乳糖以外にもしょ糖などの他の糖類も含まれます。
正常新生児とは異なり、低出生体重児や早産児は血糖コントロールが上手くいかない時があります。
特に低血糖は怖い兆候ですので、緊急避難としてブドウ糖や粉ミルクを与えることがあります。
それらを投与すれば、血糖値は急上昇します。
しかし、分解されてエネルギーになるのが早いということは、下がるのも早いわけで、補足の仕方をよく考えなくてはなりません。
それに対し、乳糖は分解されてエネルギーになるのがゆっくりです。
血糖値を維持できる時間が長いのですね。
乳糖って凄いんですね。
« 新年のご挨拶♪ | トップページ | 母乳育児支援者の有無がリラクテーション成否に影響する! »
「☆おっぱいの神秘」カテゴリの記事
- 果たしてこれは、質の悪いおっぱいなのか?(2015.04.19)
- おっぱいのHAMLET(ハムレット)って知っていますか?(2014.09.05)
- お母さんと赤ちゃんの一体感。(2014.05.05)
- 通常時と乳腺炎時のおっぱいの味は違います。(2014.02.21)
- 赤ちゃん以外の人がおっぱいを飲むと・・・?(2014.02.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント