赤ちゃんがゴクゴクとおっぱいを飲まない!
初産のお母さんで最初のうち、長く見て3ヶ月くらいは、授乳間隔が3時間くらい空けばけっこう乳房が張る感じのあった方が多いのではないでしょうか?
この時期は、赤ちゃんもおっぱいを飲む時は、ゴクゴクと喉を鳴らしていることも良く見受けられます。
けれども、4ヶ月くらいからいよいよ乳房は3時間くらいでは張らなくなります。
2時間足らずで飲ませる時は殆んどペチャンコだったりして。
赤ちゃんの飲み方も何だか休み休みで、引っ張り飲みしたりされると、おっぱいが足りなくなったかと不安になることもあるかもしれません。
でも、実はこれって「分泌不足か!?」というわけぢゃないんですよね。
おっぱいを造るホルモンはプロラクチンだということは、みなさんご存知ですよね?
血中プロラクチン濃度は最初のうち、高いレベルを持続しています。
なので、最初のうちは、おっぱいの生産自体が過剰傾向にあります。
ところが、3ヶ月を過ぎると自然に血中プロラクチン濃度はやや低下します。
そうして、赤ちゃんにおっぱいを飲ませると急激に血中濃度が上昇するのです。
赤ちゃんに飲ませるときだけ、プロラクチンがフルスロットルで出るということですな。
決しておっぱいが枯れてしまったのではないのです。
つまり、おっぱいを造る機能が低下したのではなく、おっぱいを造るシステムが変化したということなんですね。
そこを間違えないでくださいね!
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